キノフィルムズ

ゆきてかへらぬ

純情なのか 純愛なのか
3つの愛の、行き着くそこ。

女と男。男と女。男と男。
まだ何者でもない若者たちの、
二度と戻れない、愛と青い春を描く―

イントロダクション

脚本家・田中陽造が40年前に執筆した”幻の脚本”を、根岸吉太郎監督が映画化。天才詩人・中原中也を日本を代表する文芸評論家・小林秀雄。そして2人の非凡な青年たちに愛された女優・長谷川泰子。まだ何者でもなかった実在の若者たちの決して戻れない愛と、青い春を描く。

ストーリー

京都。まだ芽の出ない女優、長谷川泰子(広瀬すず)は、まだ学生だった中原中也(木戸大聖)と出逢った。20歳の泰子と17歳の中也。どこか虚勢を張るふたりは、互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめる。価値観は違う。けれども、相手を尊重できる気っ風のよさが共通していた。
東京。泰子と中也が引っ越した家を、小林秀雄(岡田将生)がふいに訪れる。中也の詩人としての才能を誰よりも知る男。そして、中也も批評の達人である小林に一目置かれることを誇りに思っていた。男たちの仲睦まじい様子を目の当たりにして、泰子は複雑な気持ちになる。才気あふれるクリエイターたちにどこか置いてけぼりにされたようなさみしさ。
しかし、泰子と出逢ってしまった小林もまた彼女の魅力に気づく。本物を求める評論家は新進女優にも本物を見出した。そうして、複雑でシンプルな関係がはじまる。重ならないベクトル、刹那のすれ違い。ひとりの女が、ふたりの男に愛されること。それはアーティストたちの青春でもあった。

©︎2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会
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劇場公開日
2025年2月21日(金)
時間
128
スタッフ
監督:根岸吉太郎
キャスト
広瀬すず
岡田将生
木戸大聖