キノフィルムズ

公開終了
2023年2月3日(金)公開

すべてうまくいきますように

誰にでも訪れる家族との別れ──それが安楽死だとしたら?
涙とユーモアあふれる感動の物語

イントロダクション

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芸術や美食を楽しみ、ユーモアと好奇心にあふれ、何より人生を愛していた父が突然、安楽死を願う。脳卒中で倒れたことがきっかけだが、治療の甲斐あって順調に回復しているにもかかわらず意思を曲げない父に、二人の娘たちは戸惑い葛藤しながらも、真正面から向き合おうとする──。
『まぼろし』や『8人の女たち』で恐るべき才能と讃えられ、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』で名匠の地位を確立したフランソワ・オゾンが、すべての人に訪れる死を巡りながら、家族の愛とは何かを問いかける。
 娘を演じるのは、『ラ・ブーム』の世界的大ヒットでスーパーアイドルとなりハリウッド大作にも出演、フランスの国民的俳優として愛され続けるソフィー・マルソー。オゾン作品に深みを与えてきたシャーロット・ランプリングと共演を果たす。
 最期の日を決めた父と娘たちの前に、様々な人々が立ちはだかる。サスペンスフルなストーリーテリングを得意とするオゾンが、緊迫感に満ちた展開の先に用意した、想像を裏切る結末とは──?

ストーリー

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小説家のエマニュエルは、85歳の父アンドレが脳卒中で倒れたという報せを受け病院へと駆けつける。意識を取り戻した父は、身体の自由がきかないという現実が受け入れられず、人生を終わらせるのを手伝ってほしいとエマニュエルに頼む。一方で、リハビリが功を奏し日に日に回復する父は、孫の発表会やお気に入りのレストランへ出かけ、生きる喜びを取り戻したかのように見えた。だが、父はまるで楽しい旅行の日を決めるかのように、娘たちにその日を告げる──。

ソフィー・マルソー

1966年、フランス、パリ生まれ。13歳の時、オーディションで700人の中から選ばれ主演を務めた映画デビュー作『ラ・ブーム』(80)の世界的大ヒットでスーパーアイドルとなる。続編『ラ・ブーム2』(82)で、セザール賞有望若手女優賞を受賞する。その後、『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(99)などのハリウッド超大作にも出演、今ではフランスの国民的俳優として敬愛されている。主な出演作は、『フォート・サガン』(84)、『狂気の愛』(85)、『ブレイブハート』(95)、『愛のめぐりあい』(95)、『アンナ・カレーニナ』(97)、『ルーヴルの怪人』(01)など。本作で、リュミエール賞にノミネートされる。監督業にも進出、『ソフィー・マルソーの 過去から来た女』(07)など5作を監督している。2003年には芸術文化勲章を受章する。

アンドレ・デュソリエ

1946年、フランス、アヌシー生まれ。パリのコンセルヴァトワールを首席で卒業し、コメディ・フランセーズの研究生となる。『私のように美しい娘』(72)で映画デビュー。アカデミー賞🄬外国語映画賞にノミネートされた『赤ちゃんに乾杯!』(85)で注目される。さらに、『愛を弾く女』(92)、『恋するシャンソン』(97)、『将校たちの部屋』(01)でセザール賞を3度受賞、フランス映画界を代表する名優として知られる。その他の主な出演作は、『あるいは裏切りという名の犬』(04)、『風にそよぐ草』(09)、『パリよ、永遠に』(14)、『美女と野獣』(14)、『あの頃エッフェル塔の下で』(15)、『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』(16)、『ブラックボックス:音声分析捜査』(21)など。

ジェラルディーヌ・ペラス

1971年、フランス、マルセイユ生まれ。『想い出のマルセイユ』(88)で映画デビュー。フランソワ・オゾン監督の『17歳』(13)でセザール賞にノミネートされる。オゾン監督とは、『ふたりの5つの分かれ路』(04)でもタッグを組む。その他の主な出演作は、『IP5/愛を探す旅人たち』(92)、『ドンファン』(95)、『パリの確率』(99)、『ナイト・オブ・ザ・スカイ』(05)、『輝ける女たち』(06)など。

シャーロット・ランプリング

1946年、イギリス、エセックス州生まれ。1965年、『ナック』で映画デビュー。その後、ロンドンのロイヤル・コート・シアターで演技を学びイタリアへ。ルキノ・ヴィスコンティ監督の『地獄に堕ちた勇者ども』(69)に出演、世界中から注目される。アンドリュー・ヘイ監督の『さざなみ』(15)で、アカデミー賞🄬にノミネートされ、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝く。さらに、『ともしび』(17)でヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞する。フランソワ・オゾン監督作品では、『まぼろし』(01)、『スイミング・プール』(03)、『17歳』(13)に出演する。その他の近年の出演作は、『リスボンに誘われて』(13)、『レッド・スパロー』(18)、『DUNE/デューン 砂の惑星』(20)、『ベネデッタ』(21)など。

スタッフ

  • 監督/脚本:フランソワ・オゾン

    1967年、フランス、パリ生まれ。1993年に国立の映画学校を卒業。長編映画デビュー作『ホームドラマ』(98)で注目され、『焼け石に水』(00)でベルリン国際映画祭テディ賞を受賞。以降、ベルリン、カンヌ、ヴェネチアの世界三大映画祭の常連となる。『まぼろし』(01)、『8人の女たち』(02)、『危険なプロット』(12)、『婚約者の友人』(16)でセザール賞監督賞、『しあわせの雨傘』(10)で同賞脚色賞にノミネートされる。また、『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』(19)が絶賛され、ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプ)を受賞。さらに、リュミエール賞で最多5部門、セザール賞で7部門8ノミネートされ、フランス映画界の名匠として世界からも認められる。
    その他の主な作品は、『海をみる』(97)、『クリミナル・ラヴァーズ』(99)、『スイミング・プール』(03)、『ふたりの5つの分かれ路』(04)、『ぼくを葬る』(05)、『エンジェル』(07)、『Ricky リッキー』(09)、『ムースの隠遁』(09)、『17歳』(13)、『彼は秘密の女ともだち』(14)、『2重螺旋の恋人』(17)、『Summer of 85』(20)など。

すべてうまくいきますように

2021年/フランス・ベルギー/原題:Tout s'est bien passé/フランス語・ドイツ語・英語/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/113分/G
提供:木下グループ/配給:キノフィルムズ
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