キノフィルムズ

胸騒ぎのシチリア
公開終了
2016年11月19日(土)公開

胸騒ぎのシチリア

年下の恋人とヴァカンスを楽しむ、トップスターのマリアン。
そこへ、美しい娘を連れた昔の男が現れ、誘惑と嫉妬が交錯する―。

イントロダクション

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オスカー女優ティルダ・スウィントン×ノミネート俳優レイフ・ファインズ
圧倒的な存在感を放つ個性派俳優の豪華共演!
マリアンには、『フィクサー』でアカデミー賞®に輝いたティルダ・スウィントン。『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』などアート系の作品の個性的なキャラクターから、『ナルニア国物語』などハリウッドの超大作まで、どんな役柄でも圧倒的な存在感を放ってきた。本作ではセリフが極端に少ない役柄であるにも関わらず、一緒にいると振り回されてばかりだが奔放さが魅力的な昔の恋人と、誠実だが少し退屈な今の恋人の間で揺れる女心を、眼差しと表情、身のこなしで演じきった。
マリアンの元恋人のハリーには、『シンドラーのリスト』と『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞®にノミネートされ、『ハリー・ポッター』シリーズで世界的にその名を知られるレイフ・ファインズ。最近では、『グランド・ブダペスト・ホテル』で演じたトボケたホテルマン役も高く評価された。揺るぎなき名優の域に達した彼が、果敢にも新境地を開拓、破天荒な音楽プロデューサーを大胆に演じ、強烈な印象を残した。
ハリーの娘だと名乗るペンには、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のダコタ・ジョンソン。若さゆえの切なさと残酷さを鮮烈に体現した。マリアンの今の恋人のポールには、『君と歩く世界』でセザール賞有望若手男優賞を受賞し、『リリーのすべて』でも注目されたマティアス・スーナールツ。名優二人と期待の次世代俳優たちが、不穏かつ魅惑的なアンサンブルを奏でることに成功した。

『ミラノ、愛に生きる』で絶賛されたイタリアの奇才が、胸高鳴るストーリー、旅・音楽・ファッションを融合させ、あなたを刺激的な非日常へと誘う
監督は、ヴェネチア、トロント、ベルリン国際映画祭に出品された『ミラノ、愛に生きる』で、ヴィスコンティを彷彿させると絶賛されたルカ・グァダニーノ。カルティエ、ルイヴィトンなどのハイブランドの広告を手掛けたことでも知られている。原案となったアラン・ドロン主演の『太陽が知っている』を、モダンなセンスと斬新なアイデアで鮮やかに生まれ変わらせた。
撮影は、舞台となるシチリアのパンテッレリーア島で行われた。ジョルジョ・アルマーニを始めセレブが休暇に訪れることでも有名な島だ。冒頭でマリアンとポールが横たわるのは天然ファンゴで、身体に塗り合う泥はパックとしてヨーロッパで大人気を呼んでいる。豊かな自然を余すところなく捉えた撮影監督は、『スイミング・プール』『しあわせの雨傘』などフランソワ・オゾン監督作品を手掛けるヨリック・ル・ソー。
眩しすぎる太陽が、理性と禁断の境界線を溶かしていく──欲望に抗えないと告白するかのように、ローリング・ストーンズの「エモーショナル・レスキュー」にあわせて、レイフ・ファインズが踊り狂う姿は必見。また、マリアンが着ている、ため息の出るような、Diorの衣装も見逃せない。退屈な毎日に飽きたあなたに贈る、危うくて華麗な、ひと夏のヴァカンスの物語。

ストーリー

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世界的な人気を誇るロック歌手のマリアン(ティルダ・スウィントン)は、痛めた声帯と心を癒す為、年下の恋人のポール(マティアス・スーナールツ)とシチリアのパンテッレリーア島で優雅な時間を過ごしていた。ところが、マリアンの元彼でカリスマ音楽プロデューサーのハリー(レイフ・ファインズ)が、セクシーな娘ペン(ダコタ・ジョンソン)を連れて押しかけてくる。歌って踊り続けるエネルギーの塊のようなハリーは、実はマリアンとの復縁を狙っていた。一方で、若さを持て余したペンはポールへの好奇心を募らせていく。マリアンの焦りが最高潮に達した時、思いもよらない事件が待ち受けていた―。本編を彩るのは、ローリング・ストーンズの名曲と、Diorの衣装の数々。退屈な毎日に飽きたあなたに贈る、危うくて華麗な、ひと夏のヴァカンスの物語。

ティルダ・スウィントン

(マリアン)
1960年、イギリス、ロンドン生まれ。1986年、デレク・ジャーマン監督の『カラヴァッジオ』でスクリーンデビューを果たす。その後、1994年にジャーマンが亡くなるまで、『ラスト・オブ・イングランド』(87)、『ザ・ガーデン』(90)、ヴェネチア国際映画祭女優賞を獲得した『エドワード II』(91)などに出演する。トニー・ギルロイ監督の『フィクサー』(07)で、アカデミー賞®、英国アカデミー賞を獲得、演技派女優としての地位を確立する。ルカ・グァダニーノ監督作品は、『ミラノ、愛に生きる』に続く出演で、同監督の新作『Suspiria』(17)にも出演する。
その他の主な出演作は、『ナルニア国物語』シリーズ(05/08/10)、ジム・ジャームッシュ監督の『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ』(13)、テリー・ギリアム監督の『ゼロの未来』(13)、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督の『ヘイル、シーザー!』(16)、『ドクター・ストレンジ』(16)など。最新作は、ブラッド・ピット共演の『War Machine』(17)。

レイフ・ファインズ

(ハリー)
1962年、イギリス、サフォーク生まれ。1992年、『嵐が丘』のヒースクリフ役でスクリーンデビュー。スティーヴン・スビルバーグ監督の『シンドラーのリスト』(93)でアカデミー賞®にノミネートされ、英国アカデミー賞を獲得する。続いてアンソニー・ミンゲラ監督の『イングリッシュ・ペイシェント』(96)でもアカデミー賞®と英国アカデミー賞にノミネートされ、名優と称えられる。
『ハリー・ポッター』シリーズ(05/07/10/11)ではヴォルデモート役を、『007 スカイフォール』(12)『007 スペクター』(15)ではM役を演じ、世界的にその名を知られる。
その他の主な出演作は、『レッド・ドラゴン』(02)、『スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする』(02)、『ナイロビの蜂』(05)、『上海の伯爵夫人』(05)、『ある侯爵夫人の生涯』(08)、『愛を読むひと』(08)、『ハート・ロッカー』(08)、監督も務めた『英雄の証明』(11)、『タイタンの逆襲』(12)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)、『ヘイル、シーザー!』(16)など。

ダコタ・ジョンソン

(ペン)
1989年、アメリカ、テキサス州生まれ。父はドン・ジョンソン、母はメラニー・グリフィス。E・L・ジェイムズの世界的ベストセラー小説を映画化した大ヒット作『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(15)のヒロイン、アナスタシア・スティール役を射止めてハリウッドで絶大なる人気を獲得し、続編の『Fifty Shades Darker』(17)、『Fifty Shades Freed』(18)にも出演する。また、スコット・クーパー監督の『ブラック・スキャンダル』(15)では、ジョニー・デップの愛人役を演じた。
その他の主な出演作は、『ビーストリー』(11)、『憧れのウェディング・ベル』(12・未)、TVシリーズ「Ben & Kate」(12~13)、デヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』(10)、『ニード・フォー・スピード』(14)、イーサン・ホーク共演の『アナーキー』(14)など。

マティアス・スーナールツ

(ポール)
1977年、ベルギー生まれ。父親のジュリアン・スーナールツ出演の舞台「星の王子さま」で子役としてキャリアをスタート。ポール・ヴァーホーヴェン監督の『ブラックブック』(06)をきっかけに、ヨーロッパで脚光を浴びる。その後、『闇を生きる男』(11)で世界中の注目を集めるようになり、様々な賞を受賞する。続くマリオン・コティヤールと共演した『君と歩く世界』(12)では、セザール賞を獲得した。
また、トム・フーパー監督の『リリーのすべて』(15)では、主人公たちを献身的に見守る幼馴染の役を熱演。その他の主な出演作は、ケイト・ウィンスレット共演、アラン・リックマン監督の『ヴェルサイユの宮廷庭師』(14)、ミシェル・ウィリアムズ 、クリスティン・スコット・トーマス共演の『フランス組曲』(14)、ダイアン・クルーガー共演の『ラスト・ボディガード』(15・未)など。

スタッフ

  • 監督・製作:ルカ・グァダニーノ

    1971年、イタリア、シチリア生まれ。ティルダ・スウィントンが主演した長編映画デビュー作『The Protagonists』(99)はヴェネチア国際映画祭、『Mundo Civilizado』(03)はロカルノ国際映画祭、『Cuoco Contadino』(04)はヴェネチア国際映画祭に出品される。続く『メリッサ・P ~青い蕾~』(05)も高く評価される。国際的な名声を得たのは、監督、脚本、製作を手掛けた『ミラノ、愛に生きる』(09)。ティルダ・スウィントンが主演を務め、ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、ベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭、サンダンス映画祭に出品され、観客にも批評家にも受け入れられて大成功を収める。2011年には、ヴェルディ作の「ファルスタッフ」でオペラの演出にも進出する。最新作は、再びティルダ・スウィントン、ダコタ・ジョンソンが出演する『Suspiria』(17)、アーミー・ハマー出演の『Call Me by Your Name』(17)。

  • 脚本・製作総指揮:デヴィッド・カイガニック

    1969年、アメリカ、オハイオ州生まれ。脚本家デビュー作は、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ出演のサスペンス『インベーション』(07)。続いて、ジョエル・シューマカー監督の『ブラッド・クリーク』(09・未)を手掛ける。さらに、ジョナ・ヒル、フェリシティ・ジョーンズ、ジェームズ・フランコ出演の『True Story』(15)を担当する。

胸騒ぎのシチリア

2015年/イタリア・フランス/原題:A Bigger Splash/英語/125分/ビスタ/カラー/5.1ch/PG12
配給:キノフィルムズ
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