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2021年11月19日(金)発売
『search/サーチ』の成功によって一躍、新世代スリラーの旗手となったアニーシュ・チャガンティ監督の最新作は、スリラーの原点に回帰した意欲作でもある。ヒッチコック作品のスタイルに新鮮な視点と独特なひねりを加え、ジャンル映画の王道をゆく醍醐味を追求している。
今作の主人公は、前作とは真逆のインターネットに一切接続できない環境。歪んだ母性愛が狂気へと変貌していく母親と、知識をフル稼働し逃げようとする車椅子の娘が展開する、濃密な心理戦。怒涛のクライマックスと衝撃のラストまで、一瞬たりとも目が離せない。
郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。しかし常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学進学を望み自立しようとしていた。そんなある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに不信感を抱き始める。ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑のカプセル。クロエの懸命の調査により、それは決して人間が服用してはならない薬だった。なぜ最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませるのか。そこには恐ろしい真実が隠されていた。ついにクロエは母親から逃れようと脱出を試みるが……。
|ダイアン|
1974年12月17日、アメリカ合衆国フロリダ州生まれ。映画、テレビ及び舞台で活躍をしている。2006年から放映されたNBCのテレビドラマ「Studio 60 on the Sunset Strip」に出演し、初めてゴールデングローブ賞にノミネートされる。その後、高い評価を得たFXのミニシリーズ「アメリカン・クライム・ストーリー/O.J.シンプソン事件」でのマーシャ・クラーク検察官役では、エミー賞の主演女優賞(リミテッド・シリーズまたは映画部門)(16)に輝いたほか、ゴールデングローブ賞、映画俳優組合賞、クリティックスチョイス賞、テレビ批評家協会賞を受賞。さらにFXの大ヒットシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」(11〜21)のシーズン8に主演。同シーズンでは複数の役どころを演じたことに加え、78分のクロスオーバー・エピソード"Return to Murder House"で監督デビューを果たした。このシリーズでは、「カルト」のアリー・メイフェア・リチャーズ役、「ホテル」のサリー役、「怪奇劇場」の総合体双生児ベットとドット・タイラー役、「魔女団」のコーデリア・フォックス役、「精神科病棟」のラナ・ウィンターズ役で、5度エミー賞にノミネートされ、クリティックスチョイス賞も二度受賞。最近は、主演、製作総指揮も務めたNetflixシリーズ「ラチェッド」(20)。「カッコーの巣の上で」のミルドレッド・ラチェッドの若き日々を描いたこのシリーズは、配信開始と同時に世界50カ国で1位を獲得し、Netflixのシリーズのうち、配信1週目に最も観られた作品になった。さらにゴールデングローブ賞で主演女優賞にノミネートされた。
映画では、『カーラの結婚宣言』(99)、『恋は邪魔者』(03)、『ベティ・ペイジ』(05)、『ハート・オブ・ウーマン』(00)、『ザ・スピリット』(08)、『MUDマッド』(12)、『それでも夜は明ける』(13)、『キャロル』(15)、『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』(17)、『オーシャンズ8』(18)、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(18)、『ミスター・ガラス』(19)などに出演している。
|クロエ|
ニューヨークを拠点に活動する役者兼脚本家。2017年、19歳でオフブロードウェイ・デビューを飾り、それ以降、ケイプ・コッド・シアター・プロジェクト、プレミア・ステージ、シアター・ブレイキング・スルー・バリアーズ、ロイヤル・コート・シアターと共に舞台を踏む。クロエ役は、オーディションに応募し抜擢される。実生活でも車椅子で生活をしている。マギー・フラニガン・スタジオに入学しマイズナー・テクニック演技を学び、現在コロンビア大学のクリエイティブ・ライティング・プログラムで学んでいる。
29歳の脚本家・監督。Google GlassのCM用に手掛けた2分間のショートフィルム「Seeds」は、YouTubeの再生数が24時間で100万回を超え、インターネット上でセンセーションを巻き起こした。その成功をうけ、ニューヨークのグーグル・クリエイティブ・ラボに招聘され、2年にわたってグーグルのCMの企画開発、脚本、監督を手掛けた。作品は、スーパーボウルや夏季オリンピック中に放映され、ネット上でも4500万回以上視聴された。初監督作『search/サーチ』は、2018年サンダンス映画祭でプレミア上映されて、カテゴリー別での観客賞を受賞。世界興収は7500万ドルを超える成功を収めた。
ロサンゼルス出身の脚本家兼プロデューサー。共同脚本と製作を兼務した最近作『search/サーチ』は、2018年夏に公開された。また、ライアン・クーグラー本人から請われて、彼が立ち上げた制作会社の経営に携わり、「Space Jam: A New Legacy」と「Judas and the Black Messiah」(ともにワーナー・ブラザース作品)で製作総指揮を務めた。2018年に、アルフレッド・P・スローン・フィーチャー・フィルム・アワードとサンダンス・インスティチュート/アマゾン・スタジオ・ナラティブ・プロデューサー・アワードを受賞した。
ロサンゼルスを拠点とする独立系の映画プロデューサー。2018年に『search/サーチ』を製作。『search/サーチ』以前には、デュプラス兄弟のために、ミゲル・アルテタ監督作『24時間ずっとLOVE』をはじめ3作品で製作を務め、サンダンス、SXSW、そしてトライベッカの各映画祭でプレミア上映されてきた。現在は、ソニー・スクリーン・ジェムズ作品“search/サーチ2”を製作中。南カリフォルニア大学映画芸術学部で学び、最近ペッパーダイン大学で修士号を取得した。
2021年11月19日(金)発売
2021年11月19日(金)より各種プラットフォームにて配信開始
2020年/アメリカ/原題:RUN/カラー/スコープ/5.1ch/90分/G
配給:キノフィルムズ/提供:木下グループ
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※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。