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2021年2月17日(水)発売
心も体も疲れ果て諦めの人生を送る世界的映画監督、サルバドール(アントニオ・バンデラス)の元に32年前に撮った作品の上映依頼が届く。これをきっかけに思わぬ再会から心を閉ざしていた彼を過去へと翻らせる。そして記憶のたどり着いた先には……。
2019年のカンヌ国際映画祭でのワールドプレミアで喝采を浴びて、アントニオ・バンデラスが主演男優賞に輝いて以来、本年度の賞レースの一角に鮮やかな足跡を残し続ける注目作。
アルモドバルが70歳という円熟期を迎え、人生の深みに分け入るテーマと、独自の感性による美しい映像で全盛期を想起させると共に、奥行きのある味わい深い作品と各国のメディアからも手放しの絶賛を受ける最高級の逸品が、ついに日本にも披露される。
脊椎の痛みから生きがいを見出せなくなった世界的映画監督サルバドール(アントニオ・バンデラス)は、心身ともに疲れ、引退同然の生活を余儀なくされていた。そんななか、昔の自分をよく回想するようになる。子供時代と母親、その頃移り住んだバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局。その痛みは今も消えることなく残っていた。そんなとき32年前に撮った作品の上映依頼が届く。思わぬ再会が心を閉ざしていた彼を過去へと翻らせる。そして記憶のたどり着いた先には・・・。
|サルバドール|
1960年、スペイン・マラガ出身。1982年、ペドロ・アルモドバル監督作『セクシリア』で映画デビュー、スペインではトップスターとなる。その後、『マンボ・キングス わが心のマリア』(92)でハリウッドデビュー。『フィラデルフィア』(93)、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)、『デスペラード』(95)など話題作に出演し、一躍世界的なスターへと飛躍した。近年の主な出演作に、『マスク・オブ・ソロ』(98)、『スパイキッズ』(01)、『ファム・ファタール』(02)、『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』(04)、『レジェンド・オブ・ゾロ』(06)、『ルビー・スパークス』(12)、『オートマタ』(16)、『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』(19)、『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』(19)、『ドクター・ドリトル』(20)など。
出演したアルモドバル作品:『マタドール<闘牛士>・炎のレクイエム』(86)、『神経衰弱ぎりぎりの女たち』(87)、『欲望の法則』(87)、『アタメ』(89)、『私が、生きる肌』(11)、『アイム・ソー・エキサイテッド』(13)。
|若いころのハシンタ|
1974年、スペイン・マドリード出身。1992年、『ハモンハモン』で映画デビューを果たす。『美しき虜』(98)でスペイン映画芸術科学アカデミーによるゴヤ賞にて初の主演女優賞を受賞。続いてペドロ・アルモドバル監督の『オール・アバウト・マイ・マザー』(98)に出演、国内外で高く評価されたこの作品をきっかけにハリウッドへ進出し、『それでも恋するバルセロナ』(09)でアカデミー賞助演女優賞を受賞し一躍人気女優となる。実生活では、ハビエル・バルデムと結婚し、2児をもうけている。近年の主な出演作に、『エレジー』(08)、『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』(11)、『ローマでアモーレ』(12)、『悪の法則』(13)、『オリエント急行殺人事件』(17)、『誰もがそれを知っている』(18)など。
出演したアルモドバル作品:『ライブ・フレッシュ』(97)、『オール・アバウト・マイ・マザー』(98)、『ボルベール〈帰郷〉』(06)、『抱擁のかけら』(09)、『アイム・ソー・エキサイテッド!』(13)
|アルベルト|
1975年、スペイン・ビルバオ出身。テレビ、舞台、映画を中心に活躍している。主な出演作に、『ネスト』(14)、『ラ・ノビア』(15)、『あなたのママになるために』(15)など。
|フェデリコ|
1970年、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身。アルゼンチンでは絶大な人気を誇る。『逃走のレクイエム』(00)からスペイン映画にも出演するようになる。主な出演作に、『10億分の1の男』(01)、『carmen.カルメン』(03)、『ユートピア』(03)、『サルバドールの朝』(06)、『人生スイッチ』(14)、『エンド・オブ・トンネル』(16)など。
|ノラ・ナバス|
1975年、スペイン・バルセロナ出身。映画やテレビドラマなどスペインでは多くの作品に出演。主な出演作に、『ブラック・ブレッド』(10)、『フリア よみがえり少女』(12)、『笑う故郷』(16)など。
|年老いたハシンタ|
1933年、スペイン・バルセロナ出身。主に映画や舞台を中心にスペインでは活躍。主な出演作に、『バチ当たり修道院の最期』(83)、『マタドール<闘牛士>炎のレクイエム』(86)、『神経衰弱ぎりぎりの女たち』(87)、『アタメ』(89)など。
1951年、スペイン・ラ・マンチャ出身。小説、音楽、演劇などさまざまな分野の芸術活動を繰り広げ、独学で映画作りを学んだ。『セクシリア』(82)、『バチ当たり修道院の最期』(83)、『欲望の法則』(87)、『神経衰弱ぎりぎりの女たち』(87)、『ハイヒール』(91)などで世界的に注目される。“女性賛歌3部作”の1作目にあたる『オール・アバウト・マイ・マザー』(98)でアカデミー賞外国語映画賞、カンヌ国際映画祭監督賞など数多くの賞を獲得した。続く『トーク・トゥ・ハー』(02)もアカデミー脚本賞に輝くなど絶賛される。近年はプロデューサー業などで若い才能を見出している。
2021年2月17日(水)発売
2021年2月17日(水)より各種プラットフォームにて配信開始
2019年/スペイン/原題:Dolory Gloria/スペイン語/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/113分/R15
配給:キノフィルムズ・木下グループ
©EL Deseo.
※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。