キノフィルムズ

公開終了
2015年9月4日(金)公開

ヴィンセントが教えてくれたこと

第72回ゴールデン・グローブ賞〈作品賞〉&〈主演男優賞〉ノミネート!
男同士の友情に、年齢は関係ない?! ひねくれジジイといじめられっ子の少年との、異色の友情物語。

イントロダクション

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2014年の秋、北米でわずか4館の限定公開でスタートしながらも、幅広い観客層の共感を誘ってみるみるうちに2500スクリーンに拡大。ボックスオフィスの4位まで駆け上がり、興収4400万ドルのスマッシュ・ヒットを記録した1本の映画があった。加えて批評家筋の絶賛も相次ぎ、ゴールデン・グローブ賞では作品賞と男優賞にWノミネートされるという快挙を果たした『ヴィンセントが教えてくれたこと』。日本でも多くの映画ファンが公開を待ち望んでいたハートウォーミングな感動作が、いよいよお目見えする。
新進気鋭の監督セオドア・メルフィが書き下ろしたオリジナル脚本は、素行のよろしくない独居老人ヴィンセントといじめられっ子の少年オリバーが織りなす風変りな友情物語。最悪の出会いから始まったふたりのささやかな冒険の日々は、憂鬱な日常にどっぷり浸かっていたヴィンセントにバイタリティーを取り戻させ、子供らしいワンパクさが欠落したオリバーに喜びと勇気を与えていく。ふたりの絆を通して描かれるのは、友情や家族愛といった普遍的なテーマと、どんな人間も生き方も無意味ではないというポジティブなメッセージ。そこには人生をより豊かに輝かせるヒントがちりばめられ、あらゆる観客の胸を弾ませる珠玉作に仕上がっている。

ストーリー

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アルコールとギャンブルに溺れるちょい悪オヤジのヴィンセントは、ひょんなことからお隣に引っ越して来た、いじめられっ子オリバーの面倒を見ることになる。小学生相手に容赦なく毒舌を連発し、行きつけのバーや競馬場にも連れ歩き、ヴィンセントはオリバーに注文の仕方、オッズの計算方法、いじめっ子の鼻のへし折り方など、一見ろくでもないことを教え込んでいく。最初は最悪だと思っていたオリバーだが、ある日ヴィンセントが介護施設に立ち寄り、認知症の妻に愛おしげに接する様子を目の当たりにする。気難しい老人と気弱な少年の間にはいつしか奇妙な友情が芽生え、2人のささやかな冒険の日々が始まった―――。

ビル・マーレイ

ヴィンセント役
シカゴ生まれのマーレイは即興劇団セカンドシティで俳優のキャリアをスタートさせた。NBC『サタデー・ナイト・ライブ』に第二シーズンから加わり、ほどなくして同番組の作家の1人としてエミー賞を獲得。後年、『Cinderella Story: My Life in Golf』という本を上梓している。
アイヴァン・ライトマンの『ミートボール』でスクリーンデビューを飾ったマーレイは、その後、『パラダイス・アーミー』や『ゴーストバスターズ』シリーズでも同監督とタッグを組んでいる。その他の主な出演作品には、ハロルド・ライミスの『ボールズ・ボールズ』と『恋はデジャ・ブ』、シドニー・ポラックの『トッツィー』、ジョン・バイラムの『剃刀の刃』、リチャード・ドナーの『3人のゴースト』、ジョン・マクノートンの『恋に落ちたら…』、『ワイルドシングス』、ティム・バートンの『エド・ウッド』、ピーター&ボビー・ファレリーの『キングピン/ストライクへの道』、ジョン・アミエルの『知らなすぎた男』、ティム・ロビンスの『クレイドル・ウィル・ロック』、マイケル・アルメレイダの『ハムレット』 、ギル・キーナンの『エンバー 失われた光の物語』、ミッチ・グレイザーの『パッション・プレイ』、ロマン・コッポラの『チャールズ・スワン三世の頭ン中』などがある。
ウェス・アンダーソン監督の『天才マックスの世界』で演じたハーマン・ブルームの役で、ニューヨーク映画批評家協会賞、全米批評家協会賞、ロサンゼルス批評家協会賞、インディペンデント・スピリット賞の助演男優賞を総なめにした。それ以後、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』から『ライフ・アクアティック』、『ダージリン急行』、『ファンタスティック Mr.FOX』(声の出演)、『ムーンライズ・キングダム』、『グランド・ブタペスト・ホテル』まで、アンダーソン監督の作品にはすべて出演している。 ソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』で演じたボブ・ハリスの役で、マーレイはゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞、インディペンデント・スピリット賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス批評家協会賞、シカゴ映画批評家協会賞、などの主演男優賞を総なめにした。さらに全米映画俳優組合賞とアカデミー賞でノミネートを受けた。 また、ジム・ジャームッシュ監督とタッグを組んだ作品に、『コーヒー&シガレッツ』における「幻覚」、『ブロークン・フラワーズ』(サテライト賞主演男優賞にノミネート)、『リミッツ・オブ・コントロール』がある。

メリッサ・マッカーシー

マギー役
ポール・フェイグ監督の世界的に大ヒットしたコメディ映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』で新郎の自信に満ちた妹メーガン役で、アカデミー賞、英国アカデミー賞、放送映画批評家協会賞、全米映画俳優組合賞にノミネートされた。また2012年のMTVムービー・アワードでコメディ演技賞を受賞した。CBSのコメディドラマ『マイク&モリー マシュマロ系しあわせ日記』のモリー役ではエミー賞を獲得。その後も2年連続で同賞にノミネートされた。『サタデー・ナイト・ライブ』のゲスト司会者としても、2度のエミー賞ノミネートを経験している。これまでの主な作品は、ポール・フェイグ監督の『デンジャラス・バディ』、セス・ゴードン監督の『泥棒は幸せのはじまり』、ジャド・アパトー監督の『40歳からの家族ケーカク』、トッド・フィリップス監督の『ハングオーバー!!! 最後の反省会』など。

ナオミ・ワッツ

ダカ役
フアン・アントニオ・バヨナ監督の『インポッシブル』における演技でアカデミー賞主演女優賞のノミネートを受けた。ほか、ゴールデン・グローブ賞女優賞のノミネートを受けたほか、全米映画俳優組合賞と放送映画批評家協会賞にもノミネートされた。そしてパームスプリングス国際映画祭でデザート・パーム功労女優賞を受賞した。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『21グラム』でもアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた実績を持つ。同作の演技では全米映画俳優組合賞、英国アカデミー賞、放送映画批評家協会賞、ゴールデンサテライト賞のノミネートも受け、その他、様々な映画賞で主演女優賞の栄光に輝いた。2003年のヴェネチア国際映画祭では観客賞(Lion of the Public )を受賞。作品そのものはインディペンデント・スピリット賞で特別賞を受賞した。 直近の公開作品は伝説のダイアナ妃を演じた『ダイアナ』と、2013年のサンダンス映画祭でお披露目された『美しい絵の崩壊』、2015年アカデミー賞で作品賞ほか最多4部門を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 がある。

クリス・オダウド

ブラザー・ジェラティ役
ライブの舞台から映画、テレビまで複数のメディアで活躍する作家兼パフォーマーである。ポール・フェイグ監督の『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』での演技で、英国アカデミー賞のライジングスター賞、全米映画俳優組合賞のキャスト賞にノミネートされ、アイルランド映画テレビ賞の映画部門助演男優賞に輝いた。直近の公開作は、ジェームズ・グリフィス監督の『カムバック!』、ウェイン・ブレア監督の『ソウルガールズ』など。同作はオーストラリアの興行成績の歴代記録を塗り替え、クリスはオーストラリア映画協会賞の主演男優賞を獲得。映画自体も作品賞に輝いた。世界中の映画祭で上映され、数々の作品賞を獲得している。また、ブロードウェーの舞台で『二十日鼠と人間』のレニーを演じ、トニー賞にノミネートされた。

テレンス・ハワード

ズッコ役
テレビシリーズ「NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署」に出演し、お茶の間に広く知られるようになる。映画では『陽のあたる教室』で演じた高校のスター選手役で注目され、『Spark』の主役に抜擢される。1999年、『ベストマン』でインディペンデント・スピリット賞とシカゴ映画批評家協会賞のノミネートを受けた。『クラッシュ』での記憶に残る演技で、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の最優秀ブレイクスルーパフォーマンス賞に輝いた。2005年、ゴールデン・グローブ賞ならびにアカデミー賞にノミネートされた『ハッスル&フロウ』に主演し一躍有名となる。最近の作品には、『プリズナーズ』、『大統領の執事の涙』、『デッドマン・ダウン』、『ランナウェイ/逃亡者』、『オン・ザ・ロード』などがある。

ジェイデン・リーベラー

オリバー役
玩具メーカのホットウィールなどCMへの出演からスタート。最初の映画撮影となったのは『Playing It Cool』で、クリス・エヴァンスの若い頃を演じた。『ヴィンセントが教えてくれたこと』でオリバー役に大抜擢され、ラスベガス映画批評家協会とフェニックス映画批評家協会のベスト子役賞を受賞したほか、いくつかの賞にノミネートされた。その後、ハワイでキャメロン・クロウ監督の新作『aloha』の撮影に参加、また、ニューオーリンズで、ジェフ・ニコルズ監督の『Midnight Special』の撮影にも加わるなど一躍、引っ張りだこになっている。いつか監督になるのが夢である。

スタッフ

  • 脚本・監督・製作:セオドア・メルフィ

    広告ディレクターをしていたメルフィは100以上のCMの指揮を執り、雑誌『SHOOT』が選ぶ有望な新人監督15人のうちの一人として、クリオ賞にて表彰された。またロサンゼルス映画祭のCM「プレイグラウンド」はロンドン国際広告デザイン賞にて銀賞を受賞し、カンヌライオンズにて最優秀若年監督賞にもノミネートされた。ゴールデンライト・フィルムズという自身のレーベルを立ち上げ、テレビ映画『Winding Roads』の脚本、監督、プロデュースを手がけた。
    またメルフィの短編映画は世界中の映画祭で高い評価を得ている。人違いを主題とした短編スリラー『The Beneficiary』は50以上の映画祭で上演され、カロライナ映画祭のベストショート賞、ヴァイン映画祭のベストスリラー賞、ハワイ国際映画祭のビッグカフナ賞、ジャージー海岸映画祭のベストショート賞を受賞した。また短編コメディとして、ジャンケンをスポーツとして描いた擬似ドキュメンタリー『Roshambo』は、マリブ国際映画祭でベストコメディ賞という最高の栄誉を与えられた。脚本家としては、マーティン・ブレストの名作『お達者コメディ/シルバー・ギャング』のリメイク版を執筆した。最近ではニューヨーク・タイムズのベストセラー回顧録『The Tender Bar』(J.R.モリンジャー著)の映画化を手がけており、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/コロンビア映画から公開される予定。

  • 製作:ピーター・チャーニン

    ザ・チャーニン・グループ(TCG)の会長兼CEO。TCGのエンターテイメント・プロダクション会社であるチャーニン・エンターテイメントの初の長編映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』は、2011年に公開されるや多方面から高い評価を集め、新しい世代に向けた同シリーズの再始動を決定付けた。それ以来、チャーニンは複数のヒット作をプロデュースしており、『猿の惑星:新世紀(ライジング)』や『オブリビオン』、『デンジャラス・バディ』、『エクソダス:神と王』などがある。

  • プロダクションデザイン:インバル・ワインバーグ

    コートニー・ハントのアカデミー賞ノミネート作品『フローズン・リバー』、デレク・シアンフランス監督、ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムズ主演のアカデミー賞ノミネート作品『ブルーバレンタイン』、ジェシー・ペレッツ監督、ポール・ラッド、デレク・シアンフランス監督、ライアン・ゴズリング、ブラッドリー・クーパー主演の『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』、スティーヴン・チョボスキー監督、ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン主演の『ウォールフラワー』などでプロダクションデザインを手掛けている。

  • 作曲:セオドア・シャピロ

    ニューヨークで評価の高い独立系映画の音楽を担当した後、コメディ映画『アダルト♂スクール』の音楽を担当しヒットを記録、彼はハリウッドで最も人気の作曲家の一人になった。最近の作品には、『LIFE!』(国際映画音楽批評家協会賞を受賞)、デヴィッド・フランケルの『ワン チャンス』、などがある。テレビ映画『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』ではエミー賞にノミネートされた。その他の作品に、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』、『プラダを着た悪魔』などがある。

  • 音楽監修:ランドール・ポスター

    近年の音楽監修を務めた作品には、『6才のボクが、大人になるまで。』、『グランド・ブダペスト・ホテル』、『ダイバージェント』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、『スプリング・ブレイカーズ』、『007 スカイフォール』、『フランシス・ハ』、『ムーンライズ・キングダム』などがある。

ヴィンセントが教えてくれたこと

2014年/アメリカ/原題:ST.VINCENT/102分/ビスタ/5.1ch/G  
配給:キノフィルムズ 
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