BD・DVD
2020年6月3日(水)発売
男は歩き始めた。ひとりの女性を救うために。明日を生きるために。
極寒の白い荒野に取り残されたひとりの男。彼を囲むのは、寒さ、飢え、そして肉食獣。
やがて、その孤独が終焉をむかえたとき、男は待つことをやめた。とどまることを捨てた。
今、明日の「生」に向けて決意の旅が始まる!
北極に遭難した男の命を賭した脱出行
無駄なく鋭く研ぎ澄まされた映像美
リアルな感動を呼ぶ迫真のサバイバル・ドラマ。
飛行機事故で機体を北極地帯に不時着したパイロット、オボァガードは、壊れた飛行機をその場しのぎのシェルターに留まりながら、白銀に包まれた荒野を毎日歩き回り、魚を釣り、救難信号を出すという自ら定めた日々のルーティーンをこなしながら、救助を待っていた。しかし、ようやく救助に来たヘリコプターは強風のために墜落し、女性パイロットは大怪我を追ってしまう。目の前の確実な「生」を獲得してきた男は、瀕死の女を前に、ついに自らの足で窮地を脱しようと決心する。危険は承知。しかし、行動しなければ女に未来はなく、自身にも明日は来ないかもしれない。現状の安住を捨て、勇気ある一歩を踏み出すが・・・。
|オボァガード|
デンマークを代表する国際派俳優。プロのダンサーとしてキャリアをスタートさせ、デンマークのオーフスの国立演劇学校で学び、31歳のときにニコラス・ウィディング・レフン監督のデビュー作『プッシャー』(96)で俳優デビュー。続編『プッシャー2』(04)では主演を務めた。スサンネ・ビア監督の『しあわせな孤独』(02)やTVドラマ「Unit 1」(00~04)などに出演し、母国で活躍を続ける一方で、04年の『キング・アーサー』で米国に進出。『007 カジノ・ロワイヤル』(06)、『タイタンの戦い』(10)といったハリウッド作品にも出演する。12年は、『偽りなき者』でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞。『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(12)ではアカデミー外国語映画賞にノミネートされた。13年から放送された米TVシリーズ「ハンニバル」でハンニバル・レクターを演じ世界的にブレイク。『ドクター・ストレンジ』(16)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)、『永遠の門 ゴッホの見た未来』(18)、『ポーラー 狙われた暗殺者』(19)など話題作に出演し続けている。
|若い女性|
アイスランド人としては珍しいタイ人の母親を持つ混血のバックグラウンドで育つ。高校時代に演技に興味を持ち、演技の授業に参加するようになる。2016年にIceland Academy of Artsを卒業後すぐに、TVシリーズ「Prisoners」で主演を務める。2017年にはレイキャビク国際映画祭でプレミア上映された短編映画『Miss Iceland』で主演を務め、本作が長編映画デビュー作となる。現在はアイスランド国立劇場に所属している。
ブラジル出身の監督/脚本家。
オンライン・ネットワークでキャリアをスタート。10年間以上続いている音楽とストップモーション動画を組み合わせた革新的なミュージックビデオや短編映画を配信しているYouTubeチャンネル「Mystery Guitar Man」で世界的に人気を博す。このチャンネルの登録者はおよそ300万人で、4億回以上の再生回数を誇っている。作成したストップモーション・ミュージックビデオ「Guitar: Impossible」は、グッゲンハイム美術館で上映もされた。
また、コカ・コーラ、ディズニー、フォードといったさまざまな会社のコマーシャルも監督している。第20回カンヌライオンズ・サーチ&サーチが選ぶ新人監督のトップテンの一人に選ばれた。
オーランド・ジョーンズが出演している短編映画『Meridian』(12)でデビュー。2作目の短編『Instant Getaway』(14)では、ロン・ハワードとブライアン・グレイザーが製作を担当し、3作目の短編『Turning Point』(15)は、TVシリーズ「ウォーキング・デッド」(10~)のデヴィッド・アルパート、ロバート・カークマンが製作を担当し、2016年トライベッカ映画祭の上映作品に選出された。本作で長編映画の監督デビューを果たした。製作パートナーのライアン・モリソンとともに共同脚本も担当している。
その他、2018年に急逝したスウェーデンの世界的DJアヴィーチーの「You Make Me」のミュージックビデオを監督したことでも知られている。
ボストンを拠点とする脚本家/プロデューサー/編集者。
過去6年間にわたり、製作パートナーのジョー・ペナとともに、二人のYouTubeチャンネル「Mystery Guitar Man」でコンテンツを創作してきた。過去数年間、二人のチャンネルで特集する短編映画の脚本、製作、編集を担当してきた。
本作が初めての長編映画である。監督も務めるジョー・ペナとともに脚本も担当。また、共同プロデューサーとして、作品全般のクリエイティブな面の責任も担い、映画の編集も担当した。
製作会社アーマリー・フィルムズのプロデューサーであり、共同創始者。2013年、製作パートナーのクリストファー・ルモールとティム・ザジャロフで、ロサンゼルスに拠点を置くアーマリー社を創立。
2017年のサンダンス映画祭でプレミア上映され、大きな成功を収め、高い評価を受けたディー・リース監督の『マッドバウンド 哀しき友情』(未/出演:キャリー・マリガン、ギャレット・ヘドランド)の製作と資金調達を担当。Netflixが権利を取得したのち、この映画は米アカデミー賞4部門にノミネートされ、Netflix史上、賞レースで最大の快挙を成し遂げた作品となった。
近作には、ニコラス・ケイジ主演『マッド・ダディ』(17)やタロン・エガートン、とアンセル・エルゴートとの共演で話題となった『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』(18)などがある。待機作には、シャイア・ラブーフ主演のアドベンチャー映画『The Peanut Butter Falcon』などがある。
マーヴェリック・フィルムズとナショナル・ランプーンの作品開発に携わり、映画界でのキャリアをスタート。2005年に創設した若者をターゲットとするマーケティング会社を通して、ワーナー・ブラザース映画、パラマウント・スタジオ、ソニー・ピクチャーズと共同で、米国内のマーケティングキャンペーンに携わり、商業的に実現可能なプロジェクトに対する洞察力を養うとともに、業界トップのフィルムメーカーやタレントとの関係を発展させていった。
現在は、ユニオン・エディトリアル社の一部門である製作/映画ファイナンス会社ユニオン・エンターテイメント・グループ(UEG)の共同創立者兼製作部部長を務め、『リトルファイター 少女たちの光と影』(12)、『ハリケーンアワー』(13)、『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』(15)などを手掛け、アイルランドで撮影されるさまざまな映画作品や、2つのドキュメンタリーシリーズの製作も手掛けている。
ニュージャージー州生まれ。マンハッタン音楽学校でクラシック音楽の作曲を専攻し、学士号を取得。次に、カリフォルニア大学ロサンゼルス校でビジュアルメディア音楽の修士号を取得。2008年から2011年にかけて、同校でエレクトロニック音楽の作曲を教えた。2016年、映画芸術科学アカデミーのメンバーとなった。ロサンゼルスを拠点とする音楽家集団ザ・エコー・ソサエティの創立メンバーでもある。
“ダフト・パンク”とともに手掛けた『トロン:レガシー』(10)、“リンキン・パーク”のマイク・シノダと共同で音楽を制作した『ザ・レイド』(11)、“M83”とコラボレートした『オブリビオン』(13)、『ストレイト・アウタ・コンプトン』(15)といった大ヒット作の作曲家として有名。2017年には、『グレイテスト・ショーマン』で、パセク&ポール、ジョン・デブニーとともに仕事し、曲のプロデュースや共同作曲を担当した。映画/TV/舞台/ビデオゲーム音楽の作曲を手掛け、編曲やプロデュースにも携わっている。
アイスランド大学とコペンハーゲン大学で歴史学を学んだ後、2002年より撮影監督として仕事をスタート。ドキュメンタリーの脚本、監督、製作、撮影を目的としていた。2004年、海外の子供向けTVシリーズ「Lazytown」(02~16)のカメラマンとして雇われ、結局、100エピソードを担当し、600日以上撮影することになった。このシリーズは110カ国以上に販売され、英アカデミー(BAFTA)賞を1度受賞し、何度もエミー賞候補となった。「Lazytown」のシーズンの合間に、コマーシャル、ミュージックビデオ、ビデオアートと多くの短編作品を撮影した。2009年に初めて長編映画の撮影監督を担当した。
2020年6月3日(水)発売
2020年6月3日(水)より各種プラットフォームにて配信開始
2018年/アイスランド/原題:Arctic/英語/カラー/シネスコ/5.1ch/97分/G
配給:キノフィルムズ・木下グループ
後援:駐日アイスランド大使館
© 2018 Arctic The Movie, LLC.
※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。