キノフィルムズ

『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』
公開終了
2017年2月4日(土)公開

ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男

固い絆のもと黒人と白人を率いて、
真の自由を求めて戦ったニュートン・ナイト
アメリカ史が封印してきた奇跡のリーダーの驚愕の実話

イントロダクション

イントロダクション画像

今からおよそ150年前、アメリカに耳を疑うようなヒーローが実在した。南北戦争が激化するなか、黒人と白人が手を結ぶなどあり得なかった南部において、貧しい白人の脱走兵と農民たち、逃亡した黒人奴隷約500人で結成された反乱軍を率いて、南軍100万人に立ち向かったのだ。彼の名はニュートン・ナイト、目的は〈真の自由〉だ。1864年、出身地であるミシシッピ州ジョーンズ郡に、肌の色、貧富の差、宗教や思想に関係なく、誰もが平等な〈自由州〉の設立を宣言した。言わば、リンカーン大統領よりもひと足先に、奴隷解放を成し遂げ、アメリカを大きく動かすこととなるのだ。
大ヒット作『ビッグ』、『デーヴ』の脚本でアカデミー賞®にノミネートされ、監督・脚本を務めた『シービスケット』では、同賞作品賞を含む7部門にノミネートされたゲイリー・ロス。エンターテインメントと社会性が融合した人間ドラマの名手が、歴史の中に封印されたニュートンの伝説を、全世界の人々に伝えることが映画人としての使命だと決意、10余年の歳月をかけてリサーチを徹底し、監督、製作、脚本を手がけ、遂に映画化を実現させた。

それは、14歳の少年の夢を砕いた1発の銃弾から始まった。時は1862年、南北戦争で二つに引き裂かれたアメリカで、ニュートン・ナイトは甥の遺体を家族に届けようと南軍を脱走する。故郷で仲間の農民たちから農作物を奪う南軍と衝突したニュートンは、追われる身となって湿原に身を隠す。そこで出会った黒人の逃亡奴隷たちと友情を築いたニュートンは、黒人と白人が一つになった前代未聞の反乱軍を結成し、自由のために立ち上がる──。

ニュートンを演じるのは、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞を始めその年の主演男優賞を総なめにした、ハリウッド演技派俳優の最高峰、マシュー・マコノヒー。すべての人間は平等だという信念を胸に、弱い者、貧しい者に寄り添う優しさと、自由のためなら死も恐れない不屈の精神を持つ高潔な男を、自身のカリスマ性と重ね合わせて演じきった。ニュートンの運動を支援し、のちに人種の壁を越えて結ばれるレイチェルには、『砂上の法廷』のググ・ンバータ=ロー。ニュートンが深い信頼を寄せる、どんな圧力にも屈しない気高い魂を持つ逃亡奴隷のモーゼスには、『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』や『Moonlight』(原題)のマハーシャラ・アリ、ニュートンの妻、セリーナ役には、『奇跡のシンフォニー』のケリー・ラッセル等の演技派俳優が集結した。
製作には、『ハンガー・ゲーム』でコンビを組んだジョン・キリクや、『デンジャラス・ラン』のスコット・ステューバーが担当。アメリカ南部の豊かな自然を捉えた撮影監督は、『博士と彼女のセオリー』のブノワ・ドゥローム。また、グラミー賞に3度輝いたルシンダ・ウィリアムスが主題歌の作曲を手掛けた。

これは、遠い時代の遠い国の物語ではない。アメリカだけでなく世界各国で、今この瞬間も人種の違いにまつわる争いは様々な形で起こっている。人間にとって一番大切なものは何かを問いかけ、世界の未来を温かく照らす、比類なき英雄の驚愕と感動の実話が完成した。

ストーリー

ストーリー画像

500人 vs. 1,000,000人
何のために戦うのか、戦場の真中で疑問を抱く男がいる。彼の名はニュートン・ナイト(マシュー・マコノヒー)。1862年、南北戦争が日に日に激化する中、南軍の衛生兵として何人もの死にゆく者を見つめていた。
新しい法律で、奴隷を20人以上所有する農園の長男は兵役を免除されると聞いたニュートンは、貧しい者が金持ちのために戦うことに憤る。甥のダニエル(ジェイコブ・ロフランド)が目の前で銃弾に倒れた時、忍耐の糸が切れたニュートンは、遺体を家族に渡すために軍を脱走する。
故郷のミシシッピ州ジョーンズ郡では、留守を預かる近隣の女たちが、作物や衣類を根こそぎ徴収する南軍に苦しめられていた。ニュートンは、幼い娘3人を抱えた母親に家畜もすべて差し出せと脅す騎兵隊を追い払うが、脱走兵の追跡も任務だという将校に目をつけられ、妻のセリーナ(ケリー・ラッセル)と赤ん坊を置いて逃げざるを得なくなる。
酒場の女主人のサリー(ジル・ジェーン・クレメンツ)の手引きで、ニュートンは“沼”へと向かう。数日前、高熱を出した赤ん坊を救ってくれたイーキンズ家の使用人のレイチェル(ググ・ンバータ=ロー)の案内で沼の奥の湿原に入ると、そこは逃亡奴隷たちの隠れ場所だった。モーゼス(マハーシャラ・アリ)と名乗る男が、騎兵隊の犬にかまれた傷を治療してくれる。

自分と同じく自由を求める逃亡奴隷たちと心を通わせ始めたニュートンは、反撃に出ることを決意し、銃を手配する。まずは脱走を繰り返したためにつけられたというモーゼスの首の鉄の輪を外してやり、大きな音を聞いて駆け付けた捜索隊を迎え撃ちにしたのだ。逃亡奴隷たちは、黒人を助けるために白人を撃ったニュートンに驚いていた。
1863年、ニュートンが率いる沼の“自由反乱軍”のメンバーは増え続けていた。逃亡奴隷に脱走兵、かつて南軍で一緒だったウィル(ショーン・ブリジャース)やジャスパー(クリストファー・ベリー)の姿もあった。南軍に資産を奪われた村人たちも集まり、黒人と白人が平等に笑い合える、南部では前代未聞の村が生まれていた。レイチェルも物資調達係として、ニュートンを支援し続けている。
“ジョーンズ郡の自由民”と名乗り、騎兵隊に徴収された物資を奪い返すニュートンの反乱軍に、南軍は農場を焼き払うという非道な手に出て降伏を求める。ニュートンは断固拒否するが、農場を守ろうとした父親とその子供たちを含む4人が降伏するが、見せしめに吊るされてしまう。
怒りと悲しみで一つになった反乱軍は南軍に全面攻撃を仕掛け、1864年にエリスビルの司令部を占拠し、その勢いで隣接する3つの郡を奪う。南軍のさらなる攻撃に対抗するため、北軍に援助を要請するが断られてしまったニュートンは、北部にも南部にも属さない“ジョーンズ自由州”の設立を高らかに宣言するのだった。
1865年、南北戦争は終結する。だがそれは、新たな戦いの幕開けにすぎなかった──。
故郷のミシシッピ州ジョーンズ郡では、留守を預かる近隣の女たちが、作物や衣類を根こそぎ徴収する南軍に苦しめられていた。ニュートンは、幼い娘3人を抱えた母親に家畜もすべて差し出せと脅す騎兵隊を追い払うが、脱走兵の追跡も任務だという将校に目をつけられ、妻のセリーナ(ケリー・ラッセル)と赤ん坊を置いて逃げざるを得なくなる。
酒場の女主人のサリー(ジル・ジェーン・クレメンツ)の手引きで、ニュートンは“沼”へと向かう。数日前、高熱を出した赤ん坊を救ってくれたイーキンズ家の使用人のレイチェル(ググ・ンバータ=ロー)の案内で沼の奥の湿原に入ると、そこは逃亡奴隷たちの隠れ場所だった。モーゼス(マハーシャラ・アリ)と名乗る男が、騎兵隊の犬にかまれた傷を治療してくれる。

マシュー・マコノヒー

[ニュートン・ナイト]
1969年、アメリカ、テキサス州生まれ。40本を超える長編映画に出演し、10億ドルもの総収益を上げている。俳優だけではなく、プロデューサー、監督としても活躍をするマコノヒー。
最初に高く評価されたのは、インディペンデント・スピリット賞を受賞した、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『マジック・マイク』(12)。さらに『ダラス・バイヤーズクラブ』(13)で実在したHIV患者を演じ、アカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞、インディペンデント・スピリット賞、放送映画批評家協会賞など数々の賞に輝き、演技派俳優として最高峰の地位を確立する。
その他の出演作は、ジョエル・シューマカー監督の『評決のとき』(96)、スティーヴン・スピルバーグ監督の『アミスタッド』(97)、マーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(14)、ガス・ヴァン・サント監督の『追憶の森』(15)など。最新作は、『Gold』(16)、『The Dark Tower』(17)。

ググ・ンバーター=ロー

[レイチェル]
1983年、イギリス、オックスフォード生まれ。ロンドン王立演劇学校卒業。トム・ハンクス監督・主演の『幸せの教室』(11)で注目される。主演作『『ベル〜ある伯爵令嬢の恋〜』(13・未)で英国インディペンデント映画賞の主演女優賞を受賞。2015年には英国アカデミー賞ライジングスター賞にノミネートされる。その後、『ジュピター』(15)、『コンカッション』(15)、キアヌ・リーヴス共演の『砂上の法廷』(16)などに出演。最新作は、ジェシカ・チャステイン共演の『Miss Sloane』(16)。

マハーシャラ・アリ

[モーゼス]
1974年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。TVシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(13~)で人気を得る。また、世界的大ヒット作『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』(14)と『~レボリューション』(15)で、主人公を守る役を演じて広く知られる。その他、デヴィッド・フィンチャー監督の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)、『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』(12)などがあり、最近作の『Moonlight』(16)での演技で海外の映画賞を受賞している。最新作は、ロバート・ロドリゲス監督の『Alita: Battle Angel』(18)。

ケリー・ラッセル

[セリーナ・ナイト]
1976年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。大ヒットTVシリーズ「フェリシティの青春」(98~02)で主演を務めて人気を獲得し、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(テレビシリーズ部門)を受賞する。現在出演中の「ジ・アメリカンズ」(13~)ではエミー賞にノミネートされる。その他、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮の「INTO THE WEST イントゥー・ザ・ウエスト」(05)、『M:i:III』(06)、『奇跡のシンフォニー』(07)、ハリソン・フォード共演の『小さな命が呼ぶとき』(10)、『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(14)などに出演。

クリストファー・ベリー

[ジャスパー・コリンズ]
クエンティン・タランティーノ監督の『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)、スティーヴ・マックィーン監督の『それでも夜は明ける』(13)、ニコラス・ケイジ主演の『コンテンダー』(15)に出演。TVシリーズでは「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」(14)、「ウォーキング・デッド(シーズン6)」(15~)などに出演。

ショーン・ブリジャース

[ウィル・サムラル]
『ザ・ウーマン』(11)で、トロント・アフターダーク映画祭で最優秀男優賞を受賞。TVシリーズ「デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン」(04~06)でも知られる。その他、『ルーム』(15)、『ダーク・プレイス』(15)、『マグニフィセント・セブン』(16)などに出演。

ジョー・クレスト

[ジェームズ・イーキンズ]
スティーヴン・ソダーバーグ監督の『わが街 セントルイス』(93)で映画デビューした後、100作を超える映画とTVシリーズに出演する。近年の出演作は、『G.I.ジョー バック2リベンジ』(13)、『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』(15)、『アントマン』(15)など。

ジェイコブ・ロフランド

[ダニエル]
マシュー・マコノヒー共演の『MUD マッド』(12)で俳優デビュー。続く『リトル・アクシデント─闇に埋もれた真実─』(14・未)で、ニューヨーク・タイムズから「未来を照らし観客の共感を呼べる若手俳優」と絶賛される。その後、『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』(15)に出演。最新作『Go North』(16)では主演を務める。

スタッフ

  • 監督・製作・脚本:ゲイリー・ロス

    1956年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。トム・ハンクス主演のヒット作『ビッグ』(88)の共同脚本家として初めて映画に携わり、アカデミー賞®にノミネートされる。続いて脚本を手掛けた『デーヴ』(93)でも同賞にノミネートされる。1998年に『カラー・オブ・ハート』で監督デビュー。2作目となるトビー・マグワイア主演の『シービスケット』(03)では製作・脚本も手掛け、アカデミー賞®で作品賞、脚色賞を含む7部門にノミネートされる。
    その他、アニメーション映画『ねずみの騎士デスペローの物語』(08・未)の製作・脚本、記録的な大ヒット作『ハンガー・ゲーム』(12)の監督を務める。最新作は、サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェットら豪華キャストで話題の『オーシャンズ11』のスピンオフ作『Ocean’s Eight』(18)。

ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男

2016年/アメリカ/原題:Free State of Jones/ビスタビジョン/140分/PG12
配給:キノフィルムズ・木下グループ
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