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2020年12月23日(水)発売
市川進、御年74歳。彼は巷で噂の伝説のヒットマンだ。……というのは、まったくの嘘!
本当の正体は、理想のハードボイルドを極めるただの小説家だった!――
日本映画界を代表するバイプレーヤーの石橋蓮司が、阪本順治監督(『大鹿村騒動記』『半世界』)の熱いラブコールを受けて19年ぶりに78歳で映画に主演。ハードボイルド・スタイルで夜の街をさまよう、完全に“時代遅れ”の主人公を渋く、そしておかしみたっぷりに演じる。
共演には、妻役の大楠道代をはじめ、夜な夜な市川のもとに集まる怪しげな友人役に岸部一徳と桃井かおり。「探偵物語」の丸山昇一が描く最高にしゃれたオリジナル脚本を得て、実力派レジェンドたちの夢の共演がここに実現した。
本作の魅力はそれだけではない。いまや日本映画を牽引する主演級の役者陣もこぞって参加。佐藤浩市、豊川悦司、江口洋介、妻夫木聡、井上真央、さらに柄本佑、寛 一 郎など
「令和」を担う若き俳優たちなど世代を超えたガチの演技合戦も見物だ。
人生最期の究極の「こだわり」を“かっこいい”とするか“悪あがき”と呼ぶか――。
いまだ青春時代を忘れられない大人たちの、“おかしみ”と“愛らしさ”たっぷりな“ハード(ト)ボイルドコメディ”が、2020年ゴールデンウィークに”心を撃ち抜く“映画になること間違いなし!
市川進、御年74歳。タバコ、トレンチコートにブラックハット…大都会のバー「Y」で旧友のヤメ検エリート・石田や元ミュージカル界の歌姫・ひかると共に夜な夜な酒を交わし、情報交換をする。そう、彼は巷で噂の“伝説のヒットマン”だ。今日も“殺し”の依頼がやってきた――。
がしかし本当の姿は…ただの売れない小説家。妻・弥生の年金暮らし、担当編集者の児玉からも愛想をつかされている。
物語のリアリティにこだわり過ぎた市川は“理想のハードボイルド小説”を極めるために、密かに“殺し”の依頼を受けては、本物のヒットマン・今西に仕事を頼み、その暗殺の状況を取材しているのだった。 そんな市川に、ついにツケが回ってきた。妻には浮気を疑われ、敵のヒットマンには命を狙われることに!ただのネタ集めのつもりが、人生最大のピンチ。“一度も撃ったことがない”伝説のヒットマンの長い夜が、始まる。
1941年 生まれ 東京都出身。「劇団若草」、「劇団青俳」、「現代人劇場」などを経て、現在「劇団第七病棟」主宰。演劇、映画、テレビにおいて、強い個性と演技力で異彩を放ち、 ユーモラスな父親や理知的な会社重役、弱小ヤクザの組長、居酒屋の店長、ベテラン刑事や総理大臣までもこなし、幅広い役柄で存在感を示している。降旗康男、熊井啓、市川崑といった日本映画界の巨匠達の作品の他に、阪本順治、 三池崇史、行定勲、堤幸彦、北野武といった次世代の才能との出会いが続き、彼らの作品でも半世紀に渡る長い経験に裏打ちされた、確かな演技で高い評価を得、無くてはならない存在になっている。 このたび本作が、02年『黄昏流星群 星のレストラン』以来、 18 年ぶりの主演作 となる。出演作に64年『狼と豚と人間』、桃井かおりのデビュー作ともなった主演作、71年『あらかじめ失われた恋人たちよ』、 74年『竜馬暗殺』、79年『赫い髪の女』、81年『魔性の夏 四谷怪談より』、 89年『出張』(主演)、90年『われに撃つ用意あり』94年『四十七人の刺客』、01年『日本の黒い夏─冤罪』、05年『北の零年』、10年『今度は愛妻家』、11年『大鹿村騒動記』、13年『四十九日のレシピ 』、 14年『紙の月』、16年『団地』、18年『孤狼の血』、19年『半世界』など。
|市川 進/御前零児 役|
噂のヒットマン?小説家?
1964年映画『風と樹と空と』でデビュー。66年 大映に入社。同年に『氷点』、『野菊の如き君なりき』、『小さい逃亡者』、67年『痴人の愛』、68 年『セックス・チェック 第二の性』に出演。80年に出演した『ツィゴイネルワイゼン』で、その年の日本アカデミー賞、キネマ旬報個人賞で、助演女優賞を受賞。その後も81年『陽炎座』、87年『親鸞 白い道』、また、阪本順治監督の98年『愚か者 傷だらけの天使』、00年『顔』それぞれで、キネマ旬報個人賞助演女優賞、『顔』はその他にその年の日本アカデミー賞優秀助演女優賞、高崎映画祭助演女優賞、日刊スポーツ映画大賞を受賞した。03年は『座頭市』『赤目四十八瀧心中未遂』の出演により、ブルーリボン賞助演女優賞、毎日映画コンクール女優助演賞、キネマ旬報個人賞助演女優賞など、各映画賞での評価を得る。
その後も、05年『空中庭園』、『春の雪』、08年『ジャージの二人』、10年『人間失格』、11年『大鹿村騒動記』、12年『I’M FLASH!』など。
16年『団地』で、本作同様に石橋蓮司と夫婦役を演じた。
|市川弥生 役|
何も知らない妻
1947年生まれ。67年、 GS「ザ・タイガース」のベーシストとしてデビュー 。 75年、 ドラマ「悪魔のようなあいつ」で俳優に転向。カンヌ国際映画祭では審査委員グランプリ受賞『死の棘』(90年)にて、日本アカデミー賞”最優秀主演男優賞”、キネマ旬報”主演男優賞”。 その他出演作に『時をかける少女』(83年)、『お葬式』(83年)、『キネマの天地』(86年)、『僕らはみんな生きている』『教祖誕生』『病院で死ぬということ』(93年)『EAST MEETS WEST』(95年)、『八つ墓村』(96年)『ビリケン』(96年)、『39〜刑法第三十九条』(99年)『鮫肌男と桃尻女』(99年)、『顔』(00年)『真夜中まで』(01年)『助太刀屋助六』(02年)『ゲロッパ!』(03年)、『いつか読書する日』(05年)、『火火』(05年)、『寝ずの番』(06年)『フラガール』(06年)『転々』(07年)『GSワンダーランド』(08年)『大阪ハムレット』(09年)、『のんちゃんのり弁』(09年)『必死剣鳥刺し』(10年)『大鹿村騒動記』(11年)、『まほろ駅前多田便利軒』(11年)『天地明察』(12年)『少年H』(13年)『舞妓はレディ』(14年)『FOUJITA』(15年)『団地』(16年)、『アウトレイジ最終章』(17年)『北の桜守』(18年)、『鈴木家の嘘』(18年)など。 テレビドラマでは「相棒」シリーズ、「医龍」シリーズ、ドクターX〜外科医・大門未知子〜シリーズなど。
|石田和行 役|
元ヤメ検
1951年生まれ。文学座付属演劇研究所を経て、71年『愛ふたたび』、石橋蓮司主演の『あらかじめ失われた恋人たちよ』で映画デビュー。77年『幸福の黄色いハンカチ』で日本アカデミー賞助演女優賞をはじめ、その年の映画賞を総ナメにする。79年『もう頬づえはつかない』で、キネマ旬報賞・主演女優賞、毎日映画コンクール・女優演技賞など多数受賞。88年『TOMORROW/明日』ではキネマ旬報の主演女優賞、97年『東京夜曲』でブルーリボン賞、毎日映画コンクールなどで主演女優賞をはじめ数多くの賞を受賞。そのほか主な出演作は75年『僕は天使ぢゃないよ』、80年『夕暮まで』、82年『疑惑』、85年『生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件』、88年『木村家の人びと』、98年『大怪獣東京に現わる』、00年『異邦人たち』、04年『IZO』など。また、05年『太陽』、ハリウッド大作『SAYURI』、08年『イエロー・ハンカチーフ』、10年『雨夜 香港コンフィデンシャル』、14年『Oh Lucy!』、15年『Greater Things』(イギリス)、16年『Tales of Mexico』(メキシコ)、『フクシマ・モナムール」(ドイツ)、07年『ゴースト・イン・ザ・シェル』など、海外作品にも数多く起用されている。06年には、自ら脚本を手がけた初監督作品『無花果の顔』を発表。世界11の国際映画祭に正式招待され、ベルリン国際映画祭のNETPAC賞を含め7つの賞を取得。16年に公開された監督第2作『火 Hee』は、ベルリン映画祭、香港映画祭、ウラジオストク国際映画祭、サンパウロ映画祭など世界各国の映画祭で上映されている。
|玉淀ひかる 役|
元ミュージカル女優
1960年生まれ。80年NHK「続・続事件 月の景色」でデビュー。翌年、映画『青春の門』にて第5回日本アカデミー賞新人賞、ブルーリボン賞新人賞を受賞。
主な出演作に83年『魚影の群れ』、88年『敦煌』、90年『流転の海』、94年『トカレフ』、95年『GONIN』、98年『らせん』、00年『ホワイトアウト』『顔』、02年『KT』、03年『壬生義士伝』、06年『雪に願うこと』、08年『ザ・マジックアワー』、09年『誰も守ってくれない』、10年『最後の忠臣蔵』、12年『あなたへ』『のぼうの城』、13年『草原の椅子』『許されざる者』『人類資金』、15年『愛を積むひと』『起終点駅ターミナル』、17年『花戦さ』、19年『空母いぶき』『楽園』などがある。
94年の『忠臣蔵外伝 四谷怪談』、16年『64-ロクヨン-前編/後編』で2度の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、助演男優賞のほか、数々の賞を受賞。
テレビドラマには88年「隠密・奥の細道」、93年「ホテルドクター」、94年「横浜心中」、00年「天気予報の恋人」、02年「天国への階段」、05年「クライマーズ・ハイ」、07年「天国と地獄」「風の果て」、09年「官僚たちの夏」、11年「陽はまた昇る」、14年「LEADERS リーダーズ」、17年「石つぶて」、18年「Aではない君と」など、多ジャンルでの多くの主演作を含む作品に出演。待機作に20年主演『Fukushima 50』(3月公開)、『騙し絵の牙』(6月公開)、主演『サイレント・トーキョー』(12月公開)がある。
|児玉道夫 役|
担当編集者
『3-4×10月』(90/北野武監督)の沖縄のヤクザ組長役で注目される。『12人の優しい日本人』(91/中原俊監督)、『きらきらひかる』(92/松岡錠司監督)、『課長 島耕作』(92/根岸吉太郎監督)と続けて映画に出演し、これらの作品出演に対し93年第14回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第16回日本アカデミー賞新人賞、第18回おおさか映画祭助演男優賞を受賞。その後、『Love Letter』(95/岩井俊二監督) 、『八つ墓村』(96/市川崑監督)、テレビドラマでは「NIGHT HEAD」(92~93・CX)に主演し大きな反響を受ける。宮沢りえと共に主演した「青春牡丹燈籠」(93・NHK)、同年NHK大河ドラマ「炎立つ」、「この世の果て」「この愛に生きて」(94・CX)と立て続けに出演。「愛していると言ってくれ」(95・TBS)、「青い鳥」(97・TBS)の主演ドラマが大ヒット。阪本順治監督作品としては『傷だらけの天使』(97)に主演して以来多数出演。近年では『今度は愛妻家』(10/行定勲監督)、『必死剣 鳥刺し』(10/平山秀幸監督)で報知映画賞主演男優賞、ヨコハマ映画祭主演男優賞、キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞を受賞。また新藤兼人監督の遺作『一枚のハガキ』(11)で主演を務める。以降も『後妻業の女』(16/鶴橋康夫監督)、『3月のライオン』(17/大友啓史監督)、『ブルーハーツが聴こえる~1001のバイオリン~』(17/李相日監督)、『ラプラスの魔女』(18/三池崇史監督)、『パンク侍、斬られて候』(18/石井岳龍監督)、『パラダイス・ネクスト』(19/半野喜弘監督)『ラストレター』(20/岩井俊二監督)など映画中心に活躍。昨年11月全米公開初登場1位を獲得、山本五十六を演じ注目を集めた『MIDWAY』(ローランド・エメリッヒ監督)が今秋公開予定。
|周 雄 役|
敵のヒットマン
1968年生まれ。87年、映画「湘南爆走族」で主人公・江口洋助役に抜擢され注目される。
テレビドラマでは91年「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」、92年「愛という名のもとに」などの名だたるトレンディドラマに出演、93年と97年には「ひとつ屋根の下」シリーズで主演を務める。
その他主演ドラマとして、99年~09年の「救命病棟24時」シリーズ、00年「涙をふいて」、02年「赤ひげ」、03年「白い巨塔」、04年「逃亡者RUNAWAY」、06年「ウォーカーズ〜迷子の大人たち」、10年「チェイス〜国税査察官〜」、11年「スクール!!」、13年「dinner」、16年「はじめまして、愛しています。」18年「ヘッドハンター」など。
主な出演映画に96年「スワロウテイル」、00年「アナザヘヴン」、05年「戦国自衛隊1549」、06年「ギミー・ヘブン」、07年「となり町戦争」、08年「闇の子供たち」、09年「GOEMON」、11年「洋菓子店コアンドル」、12年~14年「るろうに剣心」シリーズ、13年「脳男」、15年「天空の蜂」、18年「孤狼の血」、19年「コンフィデンスマンJP-ロマンス編-」などがある。
|守山秀平 役|
詐欺師
1980年生まれ。98年『なぞの高校生』で映画初出演。
01年『ウォーターボーイズ』で映画初主演を果たす。02年『SABU~さぶ~』『JUSTICE』、03年『さよなら、クロ』『ドラゴンヘッド』『ジョゼと虎と魚たち』、04年『きょうのできごと a day on the planet』『69 sixty nine』、05年『ローレライ』『春の雪』、06年『涙そうそう』、07年『どろろ』『憑神』など、主演映画の出演が続く。並行してテレビドラマ「ロング・ラブレター~漂流教室~」(02年)、「ウエディングプランナー SWEET デリバリー」「ランチの女王」(02年)などの話題作にも出演、03年「ブラックジャックによろしく」、04年「オレンジデイズ」、05年「スローダンス」で主演作が続き、09年にはNHK大河ドラマ「天地人」で主演・直江兼続役に抜擢、高視聴率を記録した。その後も、08年『ブタがいた教室』、09年『感染列島』『ノーボーイズ,ノークライ』、10年『悪人』、11年『マイ・バック・ページ』『スマグラー おまえの未来を運べ』、12年『愛と誠』『黄金を抱いて翔べ』、14年『ジャッジ!』『バンクーバーの朝日』、16年『ミュージアム』、17年『愚行録』『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』19年『パラダイス・ネクスト』など、様々なジャンルの作品で、主演作含むバリエーション豊かな役柄として活躍。野田秀樹演出の舞台には「キル」「南へ」「エッグ」「贋作・桜の森の満開の下」など常連出演、ケラリーノ・サンドロビッチ演出「キネマと恋人」でも主演として出演する。20年には『Red』(2月)、『一度死んでみた』(3月)、『浅田家!』(10月)など話題必至作品の公開が控えている。阪本順治監督作は08年『闇の子供たち』以来2回目の出演。
|今西友也 役|
裏の殺し屋
1966年、徳島県出身。
高校卒業後俳優を目指し、故・菅原文太の付き人を務めていたが、プロレスに傾倒。93年、みちのくプロレスでデビュー。お遍路さんのスタイルと、リング内外で言葉を発しないという特異なキャラクターで一躍注目を集める。翌年の日本プロレス大賞で新人賞を得とく。アメリカの最大手団体WWF(現WWE)にスカウトされて、95年より渡米。リングネームを「HAKUSHI」として全米にオリエンタルブームを巻き起こす。96年、グレート・ムタと死闘を演じ、遠征を終え、古巣となるみちのくプロレスに復帰。その後は全日本プロレス、新日本プロレス、FMWと団体の枠を超えて活躍。97年、阪本監督『傷だらけの天使』で俳優としても活躍。98年、全日本プロレスでジャイアント馬場と対戦。99年、日本プロレス最古のベルトであるアジアタッグで第65代王者となる。03年、みちのくプロレスの代表取締役社長に就任。09年、代表取締役社長退任後コミッショナーに就任。10年、「徳島ラーメン人生」をオープン。19年、「じんせい体操」の教室を開講しシニアの健康寿命を延ばす活動を開始する。
|ポパイ/南雲雄平 役|
Yのマスター
1987年生まれ。
『八日目の蝉』(11年)では、日本アカデミー賞”最優秀主演女優賞” などを受賞。『白ゆき姫殺人事件』(14年)では日本アカデミー賞”優秀主演女優賞”
その他の映画出演作に「ゲゲゲの鬼太郎」(07年)「僕の初恋をキミに捧ぐ」(09年)「ダーリンは外国人」(10年)「太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-」(11年)「綱引いちゃった!」(12年)「謝罪の王様」(13年)「永遠の0」(13年)「焼肉ドラゴン」(18年)「カツベン!」(19年)
テレビドラマでは「花より男子」シリーズ(TBS)他、連続テレビ小説「おひさま」(11/NHK)大河ドラマ「花燃ゆ」(15/NHK)「明日の約束」(17/KTV)「乱反射」(18/NBN)土曜ドラマ「少年寅次郎」(19/NHK)にて主演
|福原歌留多 役|
看護師
1948 年生まれ 東京都出身。76年、「劇団東京乾電池」を結成し、座長を務める。 79年、映画『赤塚不二夫のギャグ・ポルノ気分を出してもう一度』で映画デビューを果たし、『男はつらいよ』シリーズや、84年『ロケーション』、85年『二代目はクリスチャン』、88年『木村家の人々』、91年『グッバイ・ママ』などの作品に出演、92年には監督を務め出演もした『青がこんなに青いわけがない』で話題に。その後96年『Shall We ダンス?』 や97年『うなぎ』などの話題作への出演、98年の主演作『カンゾー先生』にて第 22 回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞した。また、並行して多くのテレビ番組でも活躍。91年「ふぞろいの林檎たちⅢ」、94年「西遊記」、98年NHK連続テレビ小説「やんちゃくれ」などの国民的ドラマへの出演に限らず、「志村けんのだいじょうぶだぁ」や「志村けんのバカ殿様」では常連ゲストとしてお茶の間でもなじみ深い顔に。その後映画では00年『ざわざわ下北沢』、02年『KT』、03年の『座頭市』では毎日映画コンクールにて男優助演賞を受賞。04年『タカダワタル的』(企画兼)、06年『ハリヨの夏』、08年『石内尋常高等小学校 花は散れども』(主演)、10年『桜田門外の変』、11年『一枚のハガキ』、14年『0.5 ミリ』、16年『モヒカン故郷に帰る』、そして19年には『ある船頭の話』で70歳にして主演を務め、国際的評価を得る。11 年には紫綬褒章、19年には旭日小綬章を受章する。また、舞台公演では劇団東京乾電池での公演の他にも、93年「煙草の害について」での一人芝居、98年「浅草パラダイス」、03年「綿畑の孤独のなかで」、04年「空想万年サーカス団」(阪本順治作)、08年「瀕死の王」、12年「誰か、月光 恐怖ハト男」、14年「生きると生きないのあいだ」、16年「ただの自転車屋」、18年「誰もいない国」など、常に最前線で主演作を抱え、その幅広い活躍はとどまるところを知らない。
|連城孝志 役|
組長
1996年東京出身。
17年「心が叫びたがってるんだ。」で映画初出演。
同年「ナミヤ雑貨店の奇蹟」18年「菊とギロチン」 19年1月『チワワちゃん』、同年3月「君がまた走り出すとき」で主演を果たす。同年5月『雪子さんの足音』同年10月『下忍 赤い影』『下忍 青い影』に主演するなど多数の映画作品に出演。
テレビドラマには18年3月「春の開局記念ドラマ『ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実』、同年7月『青と僕』同年10月『ドロ刑ー警視庁捜査三課ー』同年12月「リーガルV~元弁護士、小鳥遊翔子~』19年『悪党~加害者追跡調査』、同年10月~12月『グランメゾン東京』に出演するなど活躍の場を広げている。
|五木 要 役|
編集部部下
96年『学校の階段2』、97年『学校の怪談3』とヒロインを演じ、その後テレビドラマ・映画・声優と活躍の場を広げる。2000年公開 映画『バトル・ロワイアル』では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。04 年『この世の外へクラブ進駐軍』で阪本順治監督作品に参加。
主な出演映画に05年『リンダリンダリンダ』、09年『銀色の雨』、13年 『青木ヶ原』、19年『乱反射』など。ドラマでは13年「ごちそうさん」、15年「農業女子"はらぺ娘"」、11年・19年「深夜食堂」、19年「浮世の画家」、20年「帰郷」などに出演。
舞台では19年「プラトーノフ」「ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊」、20年は「燦々」の公演が控える。
|中道亜美 役|
バーテン
1974年、群馬県渋川市出身。
「KEE」の名でモデルデビュー、98年の『ポルノスター』で映画初出演。その後、主な出演作に02年『火星のカノン』、03年『ナインソウルズ』、04年『ガールフレンド』、04年『せかいのおわりworld' end girl friend』、06年『46億年の恋』、07年『キャプテントキオ』、09年『蘇りの血』、11年『惑星のかけら』、12年『Playback』、さらに14年『そして泥船はゆく』で初単独主演、その後主演作が続き15年『モーターズ』『お盆の弟』『アレノ』、16年『下衆の愛』、18年『神と人との間』『榎田貿易堂』、19年『半世界』、さらに同年、テレビドラマともに主演の『柴公園』、また、主演『狼煙が呼ぶ』が続いた。また、主な出演ドラマに、99年「悪いオンナ「プレイヤー」」、09年「外事警察」、12年「PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜」、13年「空飛ぶ広報室」、14年「ペテロの葬列」、「461個のありがとう。〜愛情弁当が育んだ父と子の絆〜」、15年「ウロボロス〜この愛こそ、正義。」、16年「この街の命に」、「ラヴソング」、17年Amazonプライム・ビデオ「東京ヴァンパイアホテル」、18年「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」、NHK大河ドラマ「西郷どん」、「ルームロンダリング」、19年「柴公園」(主演)、「盤上の向日葵」など。また、2020年は映画『37seconds』(2月公開)、主演『酔うと化け物になる父がつらい』(3月公開)が待機している。
|西浜雄大 役|
組員
|若山得安|
1942年生まれ。
俳優座養成所を卒業後、文学座に入団。
主な出演ドラマに、11年~18年「DOCTORS〜最強の名医〜」シリーズ、16年「ダメな私に恋してください」、18年「黄昏流星群」19年「向かいのバズる家族」「東京独身男子」。
主な出演映画に、98年~12年『踊る大捜査線 THE MOVIE』シリーズ、11年『大鹿村騒動記』、12年『ロボジー』『鍵泥棒のメソッド』、13年『謝罪の王様』、19年『半世界』。
近年の舞台出演は16年「るつぼ」、17年「エジソン最後の発明」、「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」、19年「天使にラブ★ソングを~シアター・アクト~」、そして20年3月に「この声をきみに~もう一つの物語~」が控えている。
東京都出身。03年公開作品「美しい夏キリシマ」で主演デビュー。
その後の主な出演作に05年『真夜中の弥次さん喜多さん』、『17歳の風景~少年は何を見たのか』、『疾走』、07年『子宮の記憶ここにあなたがいる』、07年『犯人に告ぐ』、13年『横道世之介』、『フィギュアなあなた』、15年『GONINサーガ』、17年『追憶』、18年『素敵なダイナマイトスキャンダル』、『きみの鳥はうたえる』、『ポルトの恋人たち-時の記憶-』と三本の主演映画が公開され第73回毎日映画コンクール男優主演賞、第92 回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞、第28回日本映画批評家大賞主演男優賞を受賞。
19年『居眠り磐音』、『アルキメデスの大戦』、『火口のふたり』がある。20年は主演ドラマ「心の傷を癒やすということ」や「知らなくていいコト」が放映中の他、公開待機作として映画『Red』、『痛くない死に方』がある。また4月2日からは舞台「もうがまんできない」作・演出/宮藤官九郎に出演。
阪本順治監督作品には「カメレオン」以来2度目の出演となる。
|植田 順 役|
薬の売人
1958年生まれ、大阪府出身。大学在学中より、石井聰亙(現:岳龍)、井筒和幸、川島透と いった“邦画ニューウェイブ”の一翼を担う監督たちの現場にスタッフとして参加する。89 年、赤井英和主演の『どついたるねん』で監督デビューし、芸術推奨文部大臣新人賞、日本 映画監督協会新人賞、ブルーリボン賞最優秀作品賞ほか数々の映画賞を受賞。満を持し て実現した藤山直美主演の『顔』(00)では、日本アカデミー賞最優秀監督賞や毎日映画コ ンクール日本映画大賞・監督賞などを受賞、確固たる地位を築き、以降もジャンルを問わず 刺激的な作品をコンスタントに撮り続けている。2016年には斬新なSFコメディ『団地』で藤山直美と16年ぶりに再タッグを組み、第19回上海国際映画祭にて金爵賞最優秀女優賞 をもたらした。その他の主な作品は、『KT』(02)、『亡国のイージス』(05)、『魂萌え!』(07)、『闇の子供たち』(08)、『座頭市THE LAST』(10)、『大鹿村騒動記』(11)、『北 のカナリアたち』(12)、『人類資金』(13)、『ジョーのあした─辰𠮷𠀋一郎との20年─』(16)、『団地』(16)、『エルネスト』(17)、『半世界』(19)などがある。
1948年生まれ、宮崎県出身。日大芸術学部映画化卒業。会社員、フリーのCMライターを経て、1979年、テレビ「探偵物語」「処刑遊戯」(80年)、『すかんぴんウォーク』(84年)、『ふたりぼっち』(88年)、『いつかギラギラする日』(92年)、『凶気の桜』(02年)など。阪本順治監督とのコンビ作品は『傷だらけの天使』(97年)、『カメレオン』(08年)、『行きずりの街』(10年)があり、今作が4本目の作品となる。
2020年12月23日(水)発売
2020年12月23日(水)より各種プラットフォームにて配信開始
2020年/日本/100分/G
製作:木下グループ/配給:キノフィルムズ
©2019「一度も撃ってません」フィルムパートナーズ
※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。