キノフィルムズ

光
公開終了
2017年5月27日(土)公開

第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門選出!エキュメニカル審査員賞受賞!
視力を失いゆくカメラマンと出逢い、彼女の何かが動き始める──。
〈監督〉河瀨直美×〈主演〉永瀬正敏

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河瀨直美監督が挑む、珠玉のラブストーリー
生きることの意味を問いかけ、カンヌ国際映画祭他、世界中から大絶賛をされた『あん』。河瀨監督と永瀬正敏のダッグが、ヒロインに水崎綾女をむかえて次に届けるのは、人生で多くのものを失っても、大切な誰かと一緒なら、きっと前を向けると信じさせてくれるラブストーリー。また、映画の音声ガイド※にも焦点をあてた本作は、世界中の映画ファンに歓喜と感動をもたらしてくれる。 1997年に『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭新人監督賞カメラドールを受賞し、2007年の『殯の森』では同映画祭で審査員特別大賞グランプリを受賞した河瀨監督。10年の節目をむかえる2017年に ふさわしい感動作が、ここに誕生した。

ストーリー

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視力を失いゆくカメラマンと出逢い、彼女の何かが動き始める──。
単調な日々を送っていた美佐子(水崎綾女)は、とある仕事をきっかけに、弱視の天才カメラマン・雅哉(永瀬正敏)と出逢う。美佐子は雅哉の無愛想な態度に苛立ちながらも、彼が過去に撮影した夕日の写真に心を突き動かされ、いつかこの場所に連れて行って欲しいと願うようになる。命よりも大事なカメラを前にしながら、次第に視力を奪われてゆく雅哉。彼の葛藤を見つめるうちに、美佐子の中の何かが変わりはじめるー。

永瀬正敏

中森雅哉役
83年のデビュー以来、ジム・ジャームッシュ監督『ミステリー・トレイン』(89)やクララ・ロー監督『アジアン・ビート(香港編)オータム・ムーン』、山田洋次監督『息子』(91 日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞他)など国内外の100本近くの作品に出演、数々の賞を受賞。台湾映画『KANO〜1931 海の向こうの甲子園〜』(14)では、金馬映画祭史上初の中華圏以外の俳優で主演男優賞にノミネートされる快挙を達成。昨年は『64-ロクヨン-前編/後編』、『後妻業の女』等に出演し、今後もジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』(原題)など話題作が待機している。また、写真家としても活動し、現在までに多数の個展を開いて20年以上のキャリアを持つ。

水崎綾女

尾崎美佐子役
2004年にデビュー以来、『俺たちに明日はないッス』(08)、『少年メリケンサック』(09)や『マイ・バック・ページ』(11)など、 映画や舞台(「鴎外の怪談」ヒロイン)への出演も多く、幅広く活躍している。3,000人のオーディションの中から映画『ユダ』の主演に抜擢。この作品で、人生初のヌードと大胆な濡れ場を披露し、女優としての評価を高めた。アクション演技に定評があり、近年では、『赤×ピンク』(14)や、樋口真嗣監督『進撃の巨人』(15)のオリジナルキャラクターのヒアナ役、『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』、『彼岸島 デラックス』(16)といった大作への出演が相次ぐ。本作では、成長しようともがくヒロインを演じ新境地をみせている。

神野三鈴

美佐子の上司 智子/劇中映画女優 時江役
1992年、舞台「グリーン・ベンチ」でデビュー。舞台を中心に活躍し、三谷幸喜やケラリーノ・サンドロヴィッチら現代を代表する演出家から厚い信頼を寄せられている。また、井上ひさしの戯曲には欠かせない存在であり、2002年の「太鼓たたいて笛吹いて」以降、毎年のように出演している。2012年には、「三谷版『桜の園』」、「組曲虐殺」の演技により、第47回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。近年では、映像作品にも活躍の場を広げ、修正後:『日本のいちばん長い日』(15)や『駆込み女と駆出し男』(15)などに出演。本作では、迷うヒロインを導いていくキーパーソンを演じている。

小市慢太郎

智子の夫 昭俊役
大学生時代よりマキノノゾミの劇団M.O.P.に所属し、2010年の解散まで、ほぼ全ての公演に参加。現在は映像俳優を主なフィールドとし、繊細な表現力と精密な演技力で評価を得ている。映画では、山田洋次監督『隠し剣 鬼の爪』(04)、清水崇監督『輪廻』(06)、『蜩ノ記(ひぐらしのき)』(14)、『だれかの木琴』(16)他、様々なジャンルの作品で幅広い役柄を柔軟にこなす。また、大友啓史監督と親交があり『ハゲタカ』(09)、『るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編』(14)、『秘密 THE TOP SECRET』(16)などに出演。2017年は本作の他に、鈴木浩介監督『ケアニン~あなたでよかった~』(17)の公開が控えている。

藤竜也

北林監督/劇中映画俳優 重三役
大学時代にスカウトされ、日活に入社。1962年『望郷の海』でデビューし、多くの日活作品に出演。日活退社後は、ドラマ「時間ですよ」(73)で人気を博し、1976年に世界中に衝撃を与えた大島渚監督の問題作『愛のコリーダ』に主演したことで、報知映画賞最優秀主演男優賞を受賞。その後も続けて大島渚監督『愛の亡霊』(78)、東陽一監督『化身』(86)などに出演し、日本を代表する俳優として確固たる地位を築く。70代を迎えた現在も、北野武監督『龍三と七人の子分たち』(15)、ドラマ「はじめまして、愛しています。」(16)の他、映画やドラマに途切れることなく出演し、精力的に活動している。

スタッフ

  • 監督・脚本:河瀨直美

    映画表現の原点となったドキュメンタリー『につつまれて』(95)、『かたつもり』(97)で、1995年山形国際ドキュメンタリー映画祭国際批評家連盟賞を受賞。1997年劇場映画デビュー作『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞する。2007年『殯(もがり)の森』では同映画祭グランプリを獲得。2009年には、同映画祭に貢献した監督に贈られる「黄金の馬車賞」を受賞し、2013年に日本人監督として初めて審査員を務めた。2014年には『2つ目の窓』がカンヌのコンペティション部門に正式招待を受ける。2015年には仏芸術文化勲章「シュヴァリエ」を叙勲される。CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず表現活動を続ける。

光

2017年/日本・フランス・ドイツ合作/G/102分
製作:『光』製作委員会/制作プロダクション:組画/制作協力:カズモ 
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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