キノフィルムズ

公開終了
2020年2月7日(金)公開

グリンゴ/最強の悪運男

<極悪モンスター上司>への復讐に5億円の偽装誘拐を企てる<正直者社員>
100%負け犬からの一発大逆転人生は果たして!?
ラストの瞬間まで大ドンデン返しの結末とは?

イントロダクション

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朝から晩までマジメに働いたのに、もうすぐクビに! さらには妻から離婚をされる始末…
パッとしない負け犬人生を歩んできたけれど、さすがにこれほどのドン底は初めてのハロルドは、極悪モンスター上司の人でなし・リチャードとその愛人で共同経営者・エレーンへの復讐を誓う。出張先のメキシコで偽装誘拐を演じ、身代金5億円を奪うという、生涯初の悪事を企てたのだ。ところが、ハロルドが死ねば、会社に保険金が入ることに気づいたリチャードは殺し屋を雇う。果たして、貯めに貯めた悪運を爆発させた、ハロルドの一発大逆転の切り札とは?
アカデミー賞®主演女優賞を受賞した『モンスター』で製作も手掛けて以来プロデューサーとしても活躍、『アトミック・ブロンド』、『プライベート・ウォー』、デヴィッド・フィンチャー監督のTVシリーズ「マインドハンター」など数々の話題作を世に送り出してきたシャーリーズ・セロンが製作・出演の2役を担う。
お人好しで温厚で正直者すぎて、貧乏くじばかり引いてきた男の爽快かつ壮大にして、ラストカットまで完全予測不能のスーパーリベンジ・エンターテインメント!

ストーリー

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ハロルド(デヴィッド・オイェロウォ)に、人生最大の悪運が襲い掛かろうとしていた。友達のリチャード(ジョエル・エドガートン)が経営するシカゴの製薬会社で働いているのだが、もうすぐ会社が買収され、ハロルドはお払い箱になるのだ。リチャードと彼の共同経営者で愛人でもあるエレーン(シャーリーズ・セロン)は、自分たちの利益のことしか頭になかった。
メキシコへの出張中に、リチャードの裏切りを知ったハロルドは、妻のボニー(タンディ・ニュートン)にインターネット電話をつなぎ、「友達なのに」と泣きつく。ところが、ハロルドはボニーから不倫を告白され、離婚を突きつけられるという悪運の上乗せをされる。その相手はリチャードだというサイテーな真相に全く気付いていないハロルドは愕然とするが、やがて何かを決意したような表情で、荷物を置いたままホテルを出ていく。
翌日、リチャードとエレーンのもとにハロルドから“緊急”の電話が入り、メキシコで誘拐され、会社がハロルドにかけた誘拐保険5億円を送金しなければ殺されると悲痛な声で訴える。実はそれは、正直者のハロルドの一世一代の嘘で、リチャードへのリベンジに会社から身代金をだまし取ろうと思いついたのだ。
経費をケチって保険を解約していたリチャードは、トラブルがバレて買収話が流れたらおしまいだと考え、元傭兵で、今は人道主義者となってボランティアに励む兄のミッチ(シャールト・コプリー)に、活動資金を稼がないかと“人質救出”を依頼する。
だが、ハロルドを探しているのはミッチだけではなかった。麻薬組織“ブラックパンサー”のボスが、部下たちにハロルドを連れて来いと命じていた。リチャードの会社が開発した医療用大麻の製造レシピを狙っているのだが、保管された金庫を開けるには、ハロルドの“指紋”が必要なのだ。
格闘の末、ボスの手下たちから逃れ、ボロボロになったハロルドは、通りがかった観光客のサニー(アマンダ・サイフリッド)に助けられ、優しく看護される。だが、ひと時の安らぎもつかの間、今度はいとも簡単にミッチに“捕獲”され、すぐに誘拐が狂言であることも見抜かれる。もはや失うものなど何もないハロルドは、一緒に身代金をだまし取ろうとミッチに持ち掛ける。
ハロルドの計画に乗ったミッチだったが、リチャードからさらに上をいく悪だくみを振られる。見落としていた社員の生命保険があり、外国で仕事中に死亡した場合、会社に5億円の保険金が入るというのだ。リチャードから1億円で殺してくれと言われるが、ミッチは2億円で手を打つことに決める。
政府の要人の暗殺も請け負ってきたスゴ腕のミッチ、メキシコ一危険で凶暴なボス──恐るべき二人の人物に命を狙われる、お人好しのハロルド。そこへ、麻薬取締局の捜査の手も伸びる。果たしてハロルドは、貯まりに貯まった悪運で一発逆転することができるのか──?

デヴィッド・オイェロウォ

1976年4月1日、イギリス、オックスフォード生まれ。2014年、『グローリー/明日への行進』で絶賛され、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。その他の出演作は、『ラストキング・オブ・スコットランド』(06)、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』(11)、トム・クルーズ共演の『アウトロー』(12)、スティーヴン・スピルバーグ監督の『リンカーン』(12)、『ペーパーボーイ 真夏の引力』(12)、『大統領の執事の涙』(13)、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(14)など。新作は、アンジェリーナ・ジョリー共演の『Come Away』(20)、自身の長編初監督作でもある『The Water Man』。舞台への貢献を高く評価され、2016年に大英帝国勲章OBEを受章した。

|ハロルド 役|
リチャードの会社の管理部長。自分のクビを知り社長への復讐を決意する。

シャーリーズ・セロン

1975年8月7日、南アフリカ生まれ。製作も務めた『モンスター』(03)の主演で、アカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞など主な賞を総なめにする。続く『スタンドアップ』(05)でアカデミー賞®とゴールデン・グローブ賞、『ヤング≒アダルト』(11)でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、役柄によって全く違う顔を見せる演技派として称えられる。出演と製作を兼ねた作品に、『アトミック・ブロンド』(17)、『タリーと私の秘密の時間』(18)、セクハラを告発した実在のニュースキャスターに扮する新作『Bombshell(原題)』(19)などがある。その他の出演作は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)、『ワイルド・スピードICE BREAK』(17)などがある。

|エレーン 役|
製薬会社の共同社長。リチャードの愛人。

ジョエル・エドガートン

1974年6月23日、オーストラリア生まれ。『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(02)と『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)で、ルーク・スカイウォーカーの叔父オーウェン・ラーズを演じ、その名を知られる。2016年には、『ラビング 愛という名前のふたり』で、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。監督業にも進出し、『ザ・ギフト』(15)、『ある少年の告白』(18)などを手掛ける。その他の出演作は、キャスリン・ビグロー監督の『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)、バズ・ラーマン監督の『華麗なるギャツビー』(13)、リドリー・スコット監督の『エクソダス:神と王』(14)などがある。

|リチャード|
製薬会社の共同社長。友人を裏切る冷血上司

タンディ・ニュートン

1972年11月6日、ロンドン生まれ。『クラッシュ』(04)で英国アカデミー賞を受賞する。さらに、大ヒットTVシリーズ「ウエストワールド」(16~)で、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、エミー賞に輝く。その他の出演作は、トム・クルーズ共演の『M:I-2』(00)、『幸せのちから』(06)、オリヴァー・ストーン監督の『ブッシュ』(08)、ガイ・リッチー監督の『ロックンローラ』(08)、『2012』(09)、『リセット』(10)、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(18)など。新作は、ヒュー・ジャックマン共演の『REMINISCENCE』。

|ボニー 役|
ハロルドの妻。不倫を告白し、離婚を言い出す。

ユル・ヴァスケス

巨匠・名匠と数多く仕事をし、マイケル・ベイ監督の『バッドボーイズ2バッド』(03)、スティーヴン・スピルバーグ監督の『宇宙戦争』(05)、リドリー・スコット監督の『アメリカン・ギャングスター』(07)、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『トラフィック』(00)、『チェ 28歳の革命』(08)と 『チェ 39歳 別れの手紙』(08)、ポール・グリーングラス監督の『キャプテン・フィリップス』(13)などに出演する。TVシリーズでも活躍し「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」の第4シーズン(02)で演じたルーベン・ザ・キューバン役で知られる。

|エンジェル 役|
メキシコ工場のドライバー。ハロルドの仕事仲間。

シャールト・コプリー

1973年11月7日、南アフリカ生まれ。ロンドンのトリニティ・カレッジで演劇を学んだ後、映画製作会社の共同設立・経営を担う。1998年、南アフリカ初の民間地上波放送局ETVの設立者の一人となる。退職後、数多くのCM、音楽ビデオ、短編映画の製作や監督を務める。2009年、『第9地区』で長編映画俳優デビューを果たす。その後、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(10)、『エリジウム』(13)、『オールド・ボーイ』(13)、『マレフィセント』(14)、『チャッピー』(15)、『ハードコア』(15)、『フリー・ファイヤー』(16)などに出演する。

|ミッチ 役|
本傭兵で人道主義者のリチャードの兄。ハロルドを殺しにメキシコへ。

アマンダ・サイフリッド

1985年12月3日、アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。世界的大ヒット作『マンマ・ミーア!』(08)と、その続編『マンマ・ミーア! ヒア・ウィ・ゴー』(18)で広く知られる。その他の出演作は、『親愛なるきみへ』(10)、コゼット役で称賛された『レ・ミゼラブル』(12)、『ラヴレース』(13)、『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』(14)、『パパが遺した物語』(15)、『テッド2』(15)、『魂のゆくえ』(17)、『あなたの旅立ち、綴ります』(17)、『ANON アノン』(18)など。新作は、デヴィッド・フィンチャー監督の『Mank』(20)。

|サニー 役|
メキシコにバカンスとして彼氏に付いてきた。ケガをしたハロルドを助ける。

スタッフ

  • 監督:ナッシュ・エドガートン

    1973年1月19日、オーストラリア生まれ。スタントマン、俳優、編集者、プロデューサー、脚本家、監督として活躍し、『シン・レッド・ライン』(98)、「マトリックス」三部作(99/03/03)、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(02)、『華麗なるギャツビー』(13)など、180を超える映画やTV作品に携わる。『Loaded』(96)で短編映画を初監督し、弟のジョエルと友人と共に、映画製作共同体ブルー=タン・フィルムズを結成。以降、『Spider』(07)でサンダンス映画祭短編賞を受賞し、『Bear』(11)はカンヌ国際映画祭コンペティション部門でプレミア上映される。彼が監督した短編映画は、あわせて65を超える賞に浴し、観客から絶賛され、世界中でカルト的人気を獲得する。2008年には、『The Square』で長編映画監督デビューを飾り、オーストラリア映画協会賞の作品賞、監督賞、脚本賞を含む7部門にノミネートされる。本作が長編映画監督第2作となる。

  • 脚本:アンソニー・タンバキス

    1967年5月22日、アメリカ、コネティカット州生まれ。小説創作のためのポール・ボウルズ奨学金の受給者。有名な脚本家、ショートストーリー作家であり、小説「Swimming With Bridgeport Girls」の著者。脚本を手掛けた作品に、ジョエル・エドガートン主演の『ウォーリアー』(11)、ナタリー・ポートマン主演の『ジェーン』(15)などがある。

  • 製作:レベッカ・イェルダム

    1967年9月9日、オーストラリア生まれ。25年以上に及ぶ映画業界でのキャリアにおいて携わった作品に、ウォルター・サレス監督の『モーターサイクル・ダイアリーズ』(04)と『オン・ザ・ロード』(12)、マーク・フォースター監督の『君のためなら千回でも』(07)、『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』(08)、ジョエル・エドガートン監督の『ザ・ギフト』(15)や『ある少年の告白』(18)などがある。

  • 撮影:エドゥアルド・グラウ

    1981年、スペイン生まれ。トム・フォード監督の『シングルマン』(09)でハリウッドに進出。続くライアン・レイノルズ主演の『[リミット]』(10)でゴヤ賞にノミネートされる。その後、レディー・ガガの「Born This Way」のミュージックビデオを手掛ける。その他の作品は、『アウェイクニング』(11)、コリン・ファース主演の『アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方』(12・未)、サム・ロックウェル主演の『転落の銃弾』(13・未)、『フランス組曲』(14)、『未来を花束にして』(15)、ジョエル・エドガートン監督の『ザ・ギフト』(15)と『ある少年の告白』(18)、マイケル・ファスベンダー主演の『アウトサイダーズ』(16)など。新作はベン・アフレック主演の『The Way Back』(20)。

  • 編集:ルーク・ドゥーラン

    1979年2月4日、オーストラリア生まれ。ナッシュ&ジョエル・エドガートン兄弟と頻繁にコラボレートしている。これまでの作品に、『The Square』(08)、『アニマル・キングダム』(10)、『ザ・ギフト』(15)などがある。その他の作品は、アン・ハサウェイ主演の『シンクロナイズド・モンスター』(16)、TVシリーズ「Flaked フレークド」の1エピソード(16)など。映画監督としても活躍し、短編『Miracle Fish』(10)でアカデミー賞®にノミネートされた。

  • 編集:タティアナ・リーゲル

    クレイグ・ギレスピー監督と頻繁にコラボレートし、『ラースと、その彼女』(07)、『フライトナイト/恐怖の夜』(11)、『ミリオンダラー・アーム』(14)、『ザ・ブリザード』(16)、アカデミー賞®にノミネートされた『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(17)を手掛ける。その他の作品は、『ヤギと男と男と壁と』(09)、『プールサイド・デイズ』(13・未)、『バッドガイ 反抗期の中年男』(13・未)、『蜘蛛の巣を払う女』(18)などがある。

  • 音楽:クリストフ・ベック

    1972年、カナダ生まれ。140以上の作品にクレジットされている、最も人気の高い映画音楽家の一人。最も有名なのは、全世界で大ヒットした『アナと雪の女王』(13)と、その続編『アナと雪の女王2』(19)。その他の作品は、『ハングオーバー』シリーズ(09/10/11)、ブルース・ウィリス主演の『RED/レッド』(10)、『ピッチ・パーフェクト』(12)、トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)、『アントマン』(15)とその続編『アントマン&ワスプ』(18)、アマンダ・サイフリッド主演の『ANON アノン』(18)など。新作は、ライアン・レイノルズ主演の『Free Guy』(20)。

配信

2020年7月3日(金)より各種プラットフォームにて配信開始

グリンゴ/最強の悪運男

2018年/アメリカ・メキシコ・オーストラリア/原題:GRINGO/カラー/シネマスコープ/5.1ch/111分/PG12
配給:キノフィルムズ・木下グループ
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※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。