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2022年5月4日(水)より各種プラットフォームにて配信開始
『アリスのままで』でアカデミー賞🄬主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアが、『ナチュラルウーマン』で同賞の外国語映画賞を受賞したセバスティアン・レリオ監督の『グロリアの青春』に惚れ込みリメイクを熱望。そのラブコールを受け、レリオ監督自身がハリウッドの豪華キャストを迎えて生まれ変わらせたのが、本作『グロリア 永遠の青春』だ。
主人公のグロリアを演じるジュリアン・ムーアは、年齢を重ねることに戸惑いながら、それでも仕事に恋に、人生を自由に生きたいと願うひとりの女性の、パワフルで繊細な等身大の“大人の青春像”をありのままに演じ切った。恋人役を演じた名優ジョン・タトゥーロは、『バートン・フィンク』でカンヌの最優秀主演男優賞を受賞した実力派として活躍しており、本作では新しい恋愛を成就させたいと切望しながら、家庭事情に阻まれてしまう晩年期のリアルな男性像を生々しく体現している。
「いくつになっても、人生は輝くことができる──」。この冬、凛々しく力強いグロリアの愛の物語が、最高にロマンティックな“大人の青春”を讃え、今を生きるあなたに、勇気と希望に満ちた爽やかなエールを贈る──。
いくつになっても、恋はわたしを輝かせる。
アメリカ、ロサンゼルス。アラフィフ女性のグロリア・ベルは、離婚や子育てを乗り越えて自由な日々を送っていたが、どこか満ち足りない寂しさを感じていた。そんなある夜、クラブでアーノルドという年配の男性から声を掛けられる。同じく離婚経験をもち、紳士的な彼に興味を惹かれ、二人は付き合い始めることになった。
詩を読み、哲学的な話題で盛り上がるなど知的にも洗練され、新たなパートナーとして理想的な相手だとグロリアは感じていたが、ひとつだけ懸念していることがあった。それはデート中にアーノルドの携帯には元妻や娘たちから電話が掛かり、彼女らにグロリアとの関係を秘密にしていることだった──。
ボストン大学で演劇を学び、1980年代半ばからテレビや舞台を中心に活動。『ブギーナイツ』(98)、『ことの終わり』(00)、『めぐりあう時間たち』(03)、『エデンより彼方に』(03)でアカデミー賞®にノミネートされ、『アリスのままで』(15)で同賞とゴールデングローブ賞を受賞。カンヌ、ベルリン、ヴェネチアの世界3大国際映画祭の女優賞を制覇するという快挙を成し遂げ、誰もが認める演技派女優として活躍している。幅広いジャンルの作品で存在感を放ち、近年の出演作には、「ハンガー・ゲーム」シリーズ(15)、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(18)、『ベル・カント とらわれのアリア』(19)、『秘密への招待状』(21)などがある。また、自身が手掛けた児童向けシリーズ『Freckleface Strawberry(原題)』が、ニューヨークタイムズ紙ベストセラー入りを果たす。チルドレンズ・ヘルス・ファンドの顧問、結節性硬化症連合のサポーターなどを務めるほか、2015年には、米国における銃犯罪撲滅を目指すアーティストたちによる運動の一部として、「Everytown for Gun Safety Creative Council」を立ち上げるなど、慈善活動も精力的に行っている。
【主な出演作】
『ハンニバル』(01)、『めぐりあう時間たち』(03)、『エデンより彼方に』(03)、『シングルマン』(09)、『キッズ・オールライト』(11)、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(14)、『アリスのままで』(15)、『ディア・エヴァン・ハンセン』(21)など
ニューヨーク州立大学ニューパルツ校とイェール大学演劇大学院で演劇を学ぶ。ジョン・パトリック・シャンリィ作「ダニーと紺碧の海」のダニー役で舞台デビューを果たし、オビー賞とシアター・ワールド賞を受賞。マーティン・スコセッシの『レイジング・ブル』(81)で映画デビュー。様々な作品で実力を発揮し、スパイク・リーやコーエン兄弟の作品の常連として知られるようになる。1991年、主役を演じた『バートン・フィンク』で、カンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞とダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞を受賞。映画監督としても活躍し、監督デビュー作品『マック/約束の大地』(未・92)は、カンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞。そのほか監督作品には、『天井桟敷のみだらな人々』(99)、『ジゴロ・イン・ニューヨーク』(14)、『The Jesus Rolls(原題)』(未・19)などがある。
【主な出演作】
『バートン・フィンク』(92)、『ビッグ・リボウスキ』(98)、「トランスフォーマー」シリーズ(07~17)、『THE BATMAN-ザ・バットマンー』(22)など
チリ映画学校を卒業後に短編映画を数本監督し、2005年に『La Sagrada Familia(英題:The Sacred Family)』で長編監督デビュー。5作目の長編映画『ナチュラルウーマン』(18)は、2018年のアカデミー賞外国語映画賞、インディペンデント・スピリット賞の外国映画賞を受賞。また、ゴールデングローブ賞外国語映画賞にもノミネートされた。2017年のベルリン国際映画祭で初上映された際には、銀熊賞を受賞し、LGBTを扱った優秀な作品に贈られるテディ賞も受賞している。
『グロリアの青春』は、2013年のベルリン国際映画祭で初上映された後に高い評価を得て、世界的な注目を集めた。エキュメニカル賞とドイツ・アートハウス・シネマ組合賞を受賞し、主演のパウリーナ・ガルシアは主演女優賞(銀熊賞)を受賞。この作品はさらに、インディペンデント・スピリット賞、ロンドン映画批評家協会賞の外国語映画賞にノミネートされた。また、2014年アカデミー賞国際長編映画賞のチリ代表作品に選ばれた。
ナオミ・オルダーマンのベストセラー小説を元にした、自身初の英語作品である『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』で、アメリカ進出を果たす。エマ・ドナヒューの小説『THE WONDER(原題)』を原作とした新作が2022年にイギリスで公開予定。
【主な監督作】
『グロリアの青春』(14)、『ナチュラルウーマン』(18)、『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』(20)、『Homemade/ホームメード』(20)など