キノフィルムズ

公開終了
2017年10月20日(金)公開

女神の見えざる手

第74回ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞ノミネート/ドラマ部門(ジェシカ・チャステイン)
政府を影で動かす”戦略の天才”ロビイストが銃社会を止めるために仕掛けた”一手”とは――?

イントロダクション

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オリンピック誘致、トランプ当選……その決定は、彼ら(ロビイスト)の“見えざる手”が左右していた!
政治家の心や世論を動かし、マスコミも操作し、世界を変える決断に深く関与する。そんなプロフェッショナル集団=ロビイスト。いったい彼らはどんな戦略を立て、その見えざる手で人々の心や巨大な権力すら操作するのか?
戦略の天才たちにモラルや常識は必要ない。危険な一線も越えて繰り出される秘策は、どんな武器よりも強力で過激!一瞬先も読めないロビイストたちの闘いが、かつてない興奮とサプライズ、感動をもたらす話題作が誕生した。

他人はすべて「道具」!?徹底してプロフェッショナルで、私生活ゼロのヒロインの日常に驚愕!
ロビイストの“女神”に君臨するのが、エリザベス・スローン。真っ赤なルージュ、一流ブランドとハイヒールで武装した彼女が、天才的なひらめきと無敵の決断力で、巨大な勢力を敵に回す――。
一切の妥協を許さず、敵はもちろん、味方をも畏れさせるエリザベス。睡眠時間も惜しんで策略を巡らせ、プライベートの時間をもたず、恋愛はエスコートサービスで代用。これ以上ないほど強烈なインパクトのヒロインを演じるのは、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン。観客の目もあざむく演技で新境地を拓き、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされた。
さらに、エリザベスと共に闘う上司役に『キングスマン』のマーク・ストロングのほか、『インターステラ―』のジョン・リスゴー、ドラマ「LAW&ORDER ロー&オーダー」のサム・ウォーターストンらベテランに、若手実力派たちが集結。
アカデミー賞®作品賞に輝いた『恋におちたシェイクスピア』のジョンマッデン監督によって圧巻のエンタテインメントが誕生した!

銃規制法案を巡るロビー活動の攻防には巧妙な罠も仕掛けられ、予想不能のサスペンスが展開。そして逆転に次ぐ逆転劇の末に導かれるのは、清々しくエモーショナルな結末!
近寄りがたいほど鉄壁だったヒロインに、気がつけば心をわしづかみにされている。

ストーリー

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政府を影で動かす"戦略の天才"ロビイストが、銃社会アメリカに仕掛けた究極の"一手"とは――

ワシントンD.C.で、スパーリング上院議員(ジョン・リスゴー)による聴聞会が開かれていた。召喚されているのは、敏腕ロビイストとして名高いエリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)。大手ロビー会社、コール=クラヴィッツ&W在職中に手がけた仕事で不正を行っていたとされ、その真偽が問われている。

聴聞会から遡ること、3ケ月と1週間前。
エリザベスは、コール=クラヴィッツ&Wの花形ロビイストだった。勝つためには手段を選ばず、一切の妥協を許さない仕事ぶりはクライアントから高く評価され、政府やメディアからも一目置かれる存在だった。
エリザベスは、銃擁護派団体からの仕事を依頼されていた。新たな銃規制法案に対し、女性の銃保持を認めるロビー活動で、廃案に持ち込んでくれというのだ。団体の代表者は議員たちにも強い影響力をもつ人物だが、エリザベスは彼の目の前でその仕事をきっぱりと断る。その結果、上司のデュポン(サム・ウォーターストン)から、「依頼を断るなら、君にいてもらう必要はない」と言い渡される。
その夜、パーティに出席したエリザベスは、銃規制法案の成立に尽力する小さなロビー会社のCEO、シュミット(マーク・ストロング)から、自分と一緒に闘わないかと誘いを受ける。
次の日、エリザベスは部下を引き連れ、シュミットの会社へ移籍。奇策ともいえる戦略によって、形勢を有利に変えていく。
だが、巨大な権力をもつ銃擁護派団体や元同僚も負けてはいない。エリザベスの過去のスキャンダルが暴かれ、スタッフに命の危険が迫るなど、事態は予測できない方向へ進んでいく――

ジェシカ・チャステイン

│エリザベス・スローン│
1977年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。「ERX緊急救命室」(04)、「ヴェロニカ・マーズ」(04)、「LAW & ORDER ロー&オーダー:陪審評決」(05)などのドラマに出演した後、映画デビュー作『Jolena』(08/日本未公開)のタイトルロールを演じて注目を集める。その後、本作のジョン・マッデン監督と組んだ『ペイド・バック』(10/日本劇場未公開)、さらに『英雄の証明』(11)、『テイク・シェルター』(11)、『ツリー・オブ・ライフ』(11)といった複数の作品で全米映画批評家協会賞など多数の助演女優賞を受賞し、実力を証明。本作でゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされているほか、『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』(11)でアカデミー賞®助演女優賞ノミネート。『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)でアカデミー賞®主演女優賞ノミネートと、出演作の演技がことごとく評価される。その他の代表作は『インターステラー』(14)、『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』(14)、『クリムゾン・ピーク』(15)、『オデッセイ』(15)、『スノーホワイト/氷の王国』(16)など。『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』(17)が12月、日本公開。自身の主演作『ラブストーリーズ コナーの涙』(13)、『ラブストーリーズ エリナーの愛情』(13)ではプロデューサーも務めたほか、製作会社フレックル・フィルムズも立ち上げた。2017年のカンヌ国際映画祭では審査員を務めている。

マーク・ストロング

│ロドルフォ・シュミット│
1963年、イギリス、ロンドン生まれ。イギリスのドラマ「第一容疑者3朽ちた欲望」(93)で注目される。ガイ・リッチー監督の『リボルバー』(05)や『ロックンローラ』(08)に出演。同監督の『シャーロック・ホームズ』(09)をはじめ、『キック・アス』(10)、『グリーン・ランタン』(11)などハリウッド作品の悪役を多く演じている。リドリー・スコット監督の『ワールド・オブ・ライズ』(08)と『ロビン・フッド』(10)でも強烈な印象を残し、『裏切りのサーカス』(11)、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(14)、『キングスマン』(14)など話題作への出演が続く。『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)ではジェシカ・チャステインと共演した。新作は『キングスマン:ゴールデン・サークル』(17)。ロンドン、NYブロードウェイの両方で出演した2015年の「橋からの眺め」など、舞台でも精力的に活躍している。

サム・ウォーターストン

│ジョージ・デュポン│
1940年、アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。ブロードウェイの舞台を経て、1965年に映画デビュー。『華麗なるギャツビー』(74)『,カプリコン・1』(77)などでスターとしての地位を築き、『インテリア』(78)、『ハンナとその姉妹』(86)、『セプテンバー』(87)などウディ・アレン監督作にも多く出演。『キリング・フィールド』(84)でアカデミー賞®主演男優賞にノミネートされた。その他の代表作は『天国の門』(80)、『シリアル・ママ』(94)、『ル・ディヴォース/パリに恋して』(03)など。TVでは「LAW&ORDERロー&オーダー」の計16シーズン(94〜10)に出演し、シリーズの中心キャストとなった。「ニュースルーム」(12〜14)にもレギュラー出演。

アリソン・ピル

│ジェーン・モロイ│
1985年、カナダ、トロント生まれ。おもな出演作は『エイプリルの七面鳥』(03)、『DEARWENDYディア・ウェンディ』(05)、『ミルク』(08)、『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』(10)、『ミッドナイト・イン・パリ』(11)、『ローマでアモーレ』(12)、『スノーピアサー』(13)、『ヘイル、シーザー!』(16)など。TVでは「ニュースルーム」(12〜14)にレギュラー出演。「LAW&ORDERロー&オーダー:犯罪心理捜査班」(06)にもゲスト出演した。

ググ・バサ=ロー

│エズメ・マヌチャリアン│
1983年、イギリス、オックスフォード生まれ。「MI-5英国機密情報部」(07)、「ドクター・フー」(07)などイギリスのTVシリーズでキャリアを積み、映画は『幸せの教室』(11)、『オッド・トーマス死神と奇妙な救世主』(12)、『ジュピター』(15)、『ニュートン・ナイト自由の旗をかかげた男』(16)、『砂上の法廷』(16)などに出演。『ベル〜ある伯爵令嬢の恋〜』(13)ではヒロインを務め、『美女と野獣』(17)では羽ぼうきに姿を変えられたプリュメットを演じた。J.J.エイブラムス製作の「GodParticle(原題)」新作の公開が控える。TVシリーズでは「アンダーカバー」(10)、「TOUCH/タッチ」(12)などに出演。

ジョン・リスゴー

│スパーリング上院議員│
1945年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。1973年、「The Changing Room」でブロードウェイ・デビューし、いきなりトニー賞助演男優賞(演劇部門)受賞。その後、映画界にも進出し、『ガープの世界』(82)と『愛と追憶の日々』(83)で2年連続アカデミー賞®助演男優賞ノミネートを果たした。ブライアン・デ・パルマ監督の『ミッドナイトクロス』(81)と『レイジング・ケイン』(92)のほか、『トワイライト・ゾーン/超次元の体験』(83)など強烈なインパクトを与える役を得意としてきた。その他の代表作は『フットルース』(84)、『サンタクロース』(85)、『ハリーとヘンダスン一家』(87)、『クリフハンガー』(93)、『ペリカン文書』(93)、『ドリームガールズ』(06)、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(11)、『インターステラー』(14)、『ザ・コンサルタント』(16)など。『シュレック』(01)ではフォークアード卿の声を演じた。舞台での活躍も続き、2002年の「成功の甘き香り」で2度目のトニー賞を受賞した。

マイケル・スタールバーグ

│パット・コナーズ│
1968年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。『ワールド・オブ・ライズ』(08)などでの小さな役を経て、コーエン兄弟監督の『シリアスマン』(09)で主演を任される。同作でゴールデングローブ賞(コメディ/ミュージカル部門主演男優賞)などにノミネート。その後、『ヒューゴの不思議な発明』(11)、『ヒッチコック』(12)、『リンカーン』(12)、『ブルージャスミン』(13)、『スティーブ・ジョブズ』(15)、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(15)、『メッセージ』(16)、『ドクター・ストレンジ』(16)などに出演。TVシリーズは「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」(10〜13)のほか、「LAW & ORDER ロー&オーダー」シリーズにも2回ゲスト出演している。

スタッフ

  • 監督・製作総指揮:ジョン・マッデン

    1949年、イギリス、ポーツマス生まれ。イギリスのTVシリーズ「主任警部モース」や「シャーロック・ホームズの冒険」などの演出を手がけ、1993年、『哀愁のメモワール』で長編映画を初監督。『QueenVictoria至上の恋』(97)を経て、長編監督4作目の『恋におちたシェイクスピア』(98)がアカデミー賞®作品賞を受賞する。その後、『コレリ大尉のマンドリン』(01)、『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』(05)、『キルショット』(08/日本劇場未公開)、『ペイド・バック』(10/日本劇場未公開)、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(11)、『マリーゴールド・ホテル幸せへの第二章』(15)を監督。スティーヴン・スピルバーグ監督の『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(16)では製作総指揮を担当し、脚本にも参加した。キャリアの初期は舞台での演出がメインで、ロンドンのナショナルシアターやNYブロードウェイで演出家として活躍。「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」は、映画版と同じグウィネス・パルトロウを主演に舞台版も演出した。

  • 脚本:ジョナサン・ペレラ

    イギリス生まれ。もともと弁護士だったが、クリエイティヴな仕事に夢を求め、退職。アジアの小学校で英語教師をしながら、『女神の見えざる手』の脚本を書き上げる。その脚本の映画化が決まるという、奇跡的な成功を収めた。

  • 美術:マシュー・デイヴィス

    プロダクションデザイナーとしてのおもな作品は、『スノーケーキを君に』(06/日本劇場未公開)、『ブラインドネス』(08)、『ロビイストの陰謀』(10)、『テイク・ディス・ワルツ』(11)、『コンフィデンスマン/ある詐欺師の男』(12)、『あと1センチの恋』(14)、『手紙は憶えている』(15)など。TVシリーズでは「ハンニバル」(13〜15)、「HEROESREBORN/ヒーローズ・リボーン」(15〜16)などを手がけている。

  • 編集:アレクサンダー・バーナー

    1966年、ドイツ、ミュンヘン生まれ。これまで編集を手がけたのは、ポール・W・S・アンダーソン監督の『バイオハザード』(02)、『エイリアンVSプレデター』(04)、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(11)。トム・ティクヴァ監督の『パフュームある人殺しの物語』(06)、『王様のためのホログラム』(16)、『クラウドアトラス』(12)。『クラウド〜』の共同監督、ラナ・ウォシャウスキー作品では『ジュピター』(15)も担当。その他に『紀元前1万年』(08)など。ジョン・マッデン監督とは『ペイド・バック』(10/日本劇場未公開)で組んでいる。

女神の見えざる手

2016年/フランス=アメリカ合作/原題:MISS SLOANE/シネマスコープ/1322分/G
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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