キノフィルムズ

アンティークの祝祭

大女優カトリーヌ・ドヌーヴがキアラ・マストロヤンニとの実母娘共演で魅せる最新主演作
アンティークが見つめ続けた波瀾万丈な人生――その最期の日を鮮やかに締めくくる感動の人間ドラマ

イントロダクション

「今日が私の最期の日」・・・ある朝、そう確信したクレール(C・ドヌーヴ)は、からくり人形、仕掛け時計、肖像画など長年かけて集めてきたアンティークの数々を売って処分することに。売り出されたアンティークたちは、彼女の劇的な生きざまの断片であり、切なく悲劇的な記憶を鮮明に蘇らせるものでもあった。一方、疎遠になっていた娘マリー(C・マストロヤンニ)は、母のこの奇妙な行動を聞きつけ20年ぶりに帰ってくる――。
世界的大女優のC・ドヌーヴが、実娘のC・マストロヤンニと母娘役で共演を果たした最新主演作。監督は『やさしい嘘』(03)、『パパの木』(10)などのジュリー・ベルトゥチェリ。自身の終焉を察した主人公が、半生を共にしてきたアンティークを処分することで浮かび上がる「劇的な人生」と「本当に遺したい思い」を、女流監督らしい繊細でしなやかな視点で描き出した1作。

ストーリー

夏のある朝、クレール(カトリーヌ・ドヌーヴ)の決意は突然だった――。
70年以上におよぶ長い人生。ここのところ意識や記憶がおぼろげになることが増えてきた。「今日が私の最期の日」と確信した彼女は、長年かけて集めてきたからくり人形、仕掛け時計、肖像画など数々のコレクションをガレージセールで処分することにする。見事な品々の大安売りに、庭先はすぐにお客と見物人で賑わいはじめた。
大きな家財から小さな雑貨まで家中を彩り続けたアンティークたちは、いつもクレールの人生と共にあった。それは、彼女の劇的な生きざまの断片であり、切なく悲劇的な記憶を鮮明に蘇らせるものでもあった。
一方、疎遠になっていた娘マリー(キアラ・マストロヤンニ)は、母のこの奇妙な行動を友人のマルティーヌ(ロール・カラミー)から聞きつけ、20年ぶりに帰ってくるが――。

© Les Films du Poisson - France 2 Cinéma - Uccelli Production – Pictanovo
※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。

劇場公開日
2020年6月5日(金)
時間
94分
スタッフ
監督・脚本:ジュリー・ベルトゥチェリ
キャスト
カトリーヌ・ドヌーヴ
キアラ・マストロヤンニ
アリス・ダグリオーニ
ロール・カラミー
サミール・ゲスミ