BD・DVD
2021年3月24日（水）発売
20歳のときの敗戦で奨励会（日本将棋連盟のプロ養成機関）の退会を余儀なくされ、棋士になる夢を諦めた英一。そんな彼がぎこちない大学生活をスタートさせたある日、ひょんなことからコンピュータ将棋と出会い、定跡にとらわれることなく自由で強いAI将棋のプログラム開発に没頭。やがて自身が産み落としたAI「AWAKE」でかつてのライバルでもある人気棋士・浅川陸と対局することになるが……。
昨年公開の『キングダム』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞ほかに輝き、同年前期のNHK連続テレビ小説「なつぞら」でも注目を集めた吉沢亮。来年のNHKの大河ドラマ「青天を衝け」では主人公の渋沢栄一を演じることもすでに発表され、いま最も勢いにのる若手演技派の彼が、実話から生まれたAI将棋の開発者・清田英一に扮して静かな迫真を見せる。
監督・脚本は乃木坂46のミュージックビデオなどで知られる気鋭の映像ディレクター・山田篤宏。プロとコンピュータ将棋ソフトウェアとの対局で話題を呼んだドワンゴ（ニコニコ動画）が主催する2015年の将棋エンタテインメント「電王戦」に着想を得た本作は、2017年の第1回木下グループ新人監督賞グランプリに輝く自らのオリジナルシナリオを映画化した記念すべき本格的劇場映画デビュー作。
大学生の英一は、かつて奨励会（日本将棋連盟の棋士養成機関）で棋士を目指していた。
同世代の圧倒的な強さと才能を誇る陸に敗れた英一は、プロの道を諦め、普通の学生に戻るべく大学に入学したのだった。
幼少時から将棋以外何もしてこなかった英一は、急に社交的になれるはずもなくぎこちない学生生活を始める。
そんなある日、ふとしたことでコンピュータ将棋に出会う。独創的かつ強い。
まさに彼が理想とする将棋を繰り出す元となるプログラミングに心を奪われた英一は、早速人工知能研究会の扉をたたき、変わり者の先輩・磯野の手ほどきを受けることになる。
自分の手で生んだソフトを強くしたい―。
将棋以外の新たな目標を初めて見つけ、プログラム開発にのめり込む英一。
数年後、自ら生み出したプログラムを＜AWAKE＞と名付け、コンピュータ将棋の大会で優勝した英一は、棋士との対局である電王戦の出場を依頼される。
返答に躊躇する英一だったが、相手が若手強豪棋士として活躍するかつてのライバル、陸と知り―。
｜清田英一｜
1994年2月1日生まれ、東京都出身。 09年、「アミューズ全国オーディション2009THE PUSH!マン」で審査員特別賞を受賞しデビュー。『キングダム』（19）で第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。21年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」では主演を務める。 主な出演作に、『リバーズ・エッジ』（18）、『一度死んでみた』『青くて痛くて脆い』『さくら』（20）など。
｜浅川 陸｜
1989年6月10日生まれ、東京都出身。 作品によって違った表情を見せる幅広い演技力で数多くの作品に出演し、16年、『葛城事件』で第8回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞を受賞。 主な出演作に、『葛城事件』（16）、『美しい星』『南瓜とマヨネーズ』（17）、『パンク侍、斬られて候』『サラバ静寂』『素敵なダイナマイトスキャンダル』（18）、『台風家族』『愛がなんだ』（19）、『ワンダーウォール 劇場版』『朝が来る』『生きちゃった』（20）など多数。
｜磯野達也｜
1990年7月11日生まれ。東京都出身。 代表作として『ヒーローショー』（10）、『桐島、部活やめるってよ』（12）、『天空の蜂』（15）。 近年の出演作として「美食探偵（NTV）」「家政夫のミタゾノ（EX）」「アライヴがん専門医のカルテ(CX)」「竜の道 二つの顔の復讐者（CX）」「未解決の女season２（EX）」（20）。 公開待機作に、『ヒノマルソウル～舞台裏の英雄たち～』がある。
｜中島 透｜
1996年8月16日生まれ、東京都出身。 17年、『心が叫びたがってるんだ。』で映画デビュー。その後、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』（17）、『菊とギロチン』（18）、『チワワちゃん』『雪子さんの足音』『下忍 赤い影』『下忍 青い影』（19）、『劇場』『一度も撃ってません』『泣く子はいねぇが』（20）などに多数の映画作品に出演。
｜磯野 栞｜
1995年6月21日生まれ、新潟県出身。 14年、『パズル』でデビュー、その後テレビシリーズ「仮面ライダードライブ」（14、15）で悪役ヒロインに抜擢される。主な映画出演作に『劇場版 お前はまだグンマを知らない』『リベンジgirl』（17）、『クソ野郎と美しき世界』『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』（18）、『ライフ・オン・ザ・ロングボード2nd Wave』（19）、『糸』（20）などがある。
｜山崎新一｜
1979年5月12日生まれ、東京都出身。 劇団コマツ企画での活動を経て、舞台・映画・ドラマ・CMと幅広く活躍。主な映画出演作に、『22年目の告白－私が犯人ですー』『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせガール』（17）、『ちはやふるー結びー』『スマホを落としただけなのに』（18）、『任侠学園』（19）など。
｜堀 亮太｜
1982年1月7日生まれ、京都府出身。 映画・テレビ・舞台に数多く出演。主な映画出演作に『愛のむきだし』（09）、『極道めし』（11）、『風に濡れた女』（16）、『関ケ原』（17）、『ラーメン食いてぇ！』（18）、『Homesick』（19）、『凪の海』（20）など。公開待機作に『名も無き世界のエンドロール』（21）がある。
｜山内ひろみ｜
1988年6月22日生まれ、富山県出身。 『うた魂♪』（08）などに出演後、「仮面ライターディケイド」（09）ヒロイン役で注目される。主な映画出演作に、『しあわせのパン』（12）、『レインツリーの国』（15）、『劇場版 びったれ!!!』（15）、『僕だけがいない街』『ボクの妻と結婚してください。』（16）、『きみの瞳が問いかけている』（20）などがある。
｜清田英作｜
1963年3月16日生まれ、千葉県出身。 劇団「猫のホテル」創設メンバーで、看板役者として活躍。17年、『堕ちる』でスペイン・バレンシアの国際映画祭“LA CABINA2017”で最優秀俳優賞を受賞。主な映画出演作に『ロマンス』（15）、『海よりもまだ深く』（16）、『三度目の殺人』『あゝ、荒野』（17）、ドラマ「予兆 散歩する侵略者」（17）など。
1980年、東京都出身。 ニューヨーク大学で映画を学び、これまで乃木坂46のミュージックビデオや短編映画で実績を積む。第１回木下グループ新人監督賞において、応募総数241作品の中からグランプリに選ばれた本作で商業デビュー。
【フィルモグラフィー】
『My First Kiss』（05／短編） バハマ国際映画祭正式出品 KidsFirst! FilmFestival正式出品／第3回山形国際ムービーフェスティバルグランプリ
『ハッピーエンド』（10／長編劇場公開） オースティン映画祭長編映画部門観客賞／オックスフォード映画祭正式出品／LAジャパンフィルムフェスティバル正式出品／シカゴ・トーキング・ピクチャーズ映画祭グランプリ／ちば映画祭、高崎映画祭公式上映
1978年、東京都出身。 東京ビジュアルアーツ放送映画学科映画技術コース卒業。同校アシスタント勤務を経て06年、『クローズ・ユア・マインド～馬熊横丁～』にて技師デビュー。以後10年間フリーランスカメラマンとして映画、テレビドラマ、CM、MV等多岐に渡り活躍。17年、今井撮影事務所株式会社を設立。日本映画撮影監督協会（J.S.C）正会員。代表作に『風のたより』（15）、『トモダチゲーム』（17）、「誰かが、見ている（AmazonPrime Video）」『痛くない死に方』（20）など。
1987年、愛知県出身。 父親の影響でSF映画に影響され、大学で映像に興味を持つ。三和プロライトで研修し、(故)佐野武治師、兼康武和師に師事。主にCM・MVの作品の助手をしつつ、映画やドラマを手掛け、上野甲子朗氏のチーフを経て17年4月より独立。日本映画テレビ照明協会(JSL) 本部会員。 代表作に『Mr.Long/ミスター・ロン』（17）、『劇場版パタリロ！』（19）やMIYAVI vs KREVA vs 三浦大知「Rain Dance」MVなど。
1965年、東京都出身。 サウンド企画 D.Cに入社、木村勝英氏に師事。その後、有限会社ヒポ コミュニケーションズを経て現在はCinema Sound Worksにてドキュメンタリー映画、劇映画、テレビ作品、企業PR等の録音を担当。代表作に『バースデー・カード』『At the terrace テラスにて』(16)、『結婚』『デメキン』（17）など。
1981年、兵庫県出身。 高校卒業後、上京し日活芸術学園に入学。卒業後、北野武や松本人志など数多くの映画に美術助手として関わり、『海を感じる時』（14）でデザイナーデビュー。代表作に『五億円のじんせい』（19）、『君が世界のはじまり』（20）など。
神奈川県出身。 昭和音楽大学作曲学科を首席で卒業。これまでに鈴木慶一、野宮真貴などのベテランアーティストとコラボレーション。大学卒業後、佐渡島に単身移住し、農業をしながら音楽制作に勤しむ。クラシカルな素養を生かしたポップな作品を得意とし、10年にカメラ＝万年筆、18年にOrangeadeを結成。ポップス以外にも、CM・映画・舞台など幅広く作曲活動をしている。牧村憲一氏に師事。参加作品に、映画・ドラマ『映像研には手を出すな！』（20）など。
http://nozomusato.com/
2021年3月24日（水）発売
2021年3月24日（水）より各種プラットフォームにて配信開始
2019年／日本／日本語／カラー／シネマスコープ／5.1ch／119分／G
製作：木下グループ／制作協力：ザフール／制作・配給：キノフィルムズ
Ⓒ2019『AWAKE』フィルムパートナーズ
※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。