新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて絶賛公開中!
犯罪と暴力が蔓延るNYハーレム。その危険地帯を縦横無尽に駆け回る者たちがいる。出動命令を受けるやいなや、命を救うために飛び出して行くニューヨーク市消防局(FDNY)の救急救命隊員だ。彼らを待ち受けるのは、ギャングの抗争、ドラッグを巡る銃撃戦、オーバードーズ、DV、言語の通じない人々の争い──まさにこの世の〈地獄〉と呼ぶべきハーレムの救急医療現場。その知られざる〈リアル〉に肉迫する、緊迫の没入型スリラーが誕生した。元救急救命隊員が書き上げた原作を基に、救命現場で戦う英雄に捧げる物語として結実した映画『アスファルト・シティ』。登場人物たちと共に衝撃の125分をくぐりぬけた私たちが、最後にたどり着く光とは──?
混沌の街ニューヨーク、ハーレム。大学の医学部入学を目指すクロス(タイ・シェリダン)は勉学に励む一方で、新人救急救命隊員として働き始める。この界隈で最も腕が良いと評判のベテラン隊員ラット(ショーン・ペン)とバディを組んで救急車に乗り込み、現場で厳しい指導を受ける日々。しかし、多種多様な犯罪、薬物中毒、移民やホームレスの終わりなき問題に直面し、自分の無力さに打ちのめされ苦悩する。そんな中、自宅で早産した女性の要請に応えるが、新生児への処置が、クロスとラットの人生を大きく狂わせていく──。
│ラット│
1960年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。『デッドマン・ウォーキング』(95)、『ギター弾きの恋』(99)、『I am Sam アイ・アム・サム』(01)でアカデミー賞®主演男優賞にノミネートされ、クリント・イーストウッド監督の『ミスティック・リバー』(03)と、ガス・ヴァン・サント監督の『ミルク』(08)で同賞を受賞する。さらに、『シーズ・ソー・ラヴリー』(97)でカンヌ国際映画祭男優賞、『キャスティング・ディレクター』(98)と『21グラム』(03)でヴェネチア国際映画祭男優賞に輝く。現代を代表する名優として、世界中からリスペクトされている。1991年に脚本と製作も務めた『インディアン・ランナー』で監督デビューを果たし、続いて『ラスト・フェイス』(16)、『フラッグ・デイ 父を想う日』(21)を監督する。
│クロス│
1996年、アメリカ、テキサス州生まれ。11歳の時に、テレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』(11)で俳優デビュー。映画初主演を務めた『MUDマッド』(12)でインディペンデント・スピリット賞ロバート・アルトマン賞を受賞し、『グランド・ジョー』(13)でヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)に輝く。2016年、大ヒット作『X-MEN:アポカリプス』のサイクロプス役に抜擢され広くその名を知られる。さらに、スティーヴン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』(18)で主演を務めて高く評価され、MTVムービー&TVアワードにノミネートされる。その他の主な出演作は、『X-MEN:ダーク・フェニックス』(19)、『ヴォイジャー』(21)、『カード・カウンター』(21)など。
│バーディス│
1978年、アメリカ、ワシントンDC生まれ。主な出演作は、『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』(07)、トニー・スコット監督の『サブウェイ123 激突』(09)、『復讐捜査線』(10)、『アイアン・ソルジャー』(14)、『ザ・インターセクションズ』(16)、ローランド・エメリッヒ監督の『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(16)、『リーサル・ソルジャーズ』(18)、『PASSING -白い黒人-』(21)、ジェフ・ブリッジス主演のTVシリーズ「ザ・オールド・マン〜元CIAの葛藤」(22〜24)など。
│ナンシー│
1980年、イギリス、ロンドン生まれ。ポール・トーマス・アンダーソン監督の『インヒアレント・ヴァイス』(14)で、インディペンデント・スピリット賞ロバート・アルトマン賞を受賞する。大ヒット作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16)のティナ・ゴールドスタイン役でも広く知られる。その他の主な出演作は、ダニー・ボイル監督の『スティーブ・ジョブズ』(15)、リドリー・スコット監督の『エイリアン:コヴェナント』(17)、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『ローガン・ラッキー』(17)、デイミアン・チャゼル監督の『バビロン』(22)など。
│ラフォンテーヌ│
1981年、アメリカ、ニュージャージー州生まれ。今も愛され続けている名作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(01)のトミー役で世界にその名を知られる。その他の主な出演作は、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『ドリーマーズ』(03)、M・ナイト・シャマラン監督の『ヴィレッジ』(04)、ガス・ヴァン・サント監督の『ラストデイズ』(05)、ミヒャエル・ハネケ監督の『ファニーゲーム U.S.A.』(08)、『ニューヨーク ザ・ギャング・シティ』(14)、『クリミナル・ミッション』(15)、『クリミナル 2人の記憶を持つ男』(16)、『ゴースト・イン・ザ・シェル』(17)など。
│バロウズ│
1966年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。元プロボクサー。1986年にWBCヘビー級の王座を獲得し、史上最年少のヘビー級チャンピオンとして一躍有名になる。その後、WBA、IBFのタイトルも獲得、ヘビー級3団体統一チャンピオンとなる。しかし、2003年に暴行罪によって有罪判決を受け、それからも数々の問題を起こし、ボクシング界を引退。2011年、タイソン主演のリアリティ番組「マイク・タイソンと鳩レース」が話題となり再起。同年、国際ボクシング殿堂入りを果たす。俳優としても活躍、『ロッキー・ザ・ファイナル』(06)には本人役で出演。
1968年、フランス、パリ生まれ。2000年、短編『La mule(原題)』で監督デビュー。2004年、ドキュメンタリー映画『Carlitos Medellin(原題)』を監督、数多くの国際映画祭で上映される。2008年、マチュー・カソヴィッツと共同プロデュースを務め、脚本・監督を手掛けた初の長編劇映画『ジョニー・マッド・ドッグ』が高く評価され、カンヌ国際映画祭ある視点部門のリガード・ホープ賞、ドーヴィル映画祭ミシェル・ドルナーノ賞、スキップシティ映画祭最優秀監督賞、ハンブルグ映画祭、モスクワ映画祭、ストックフィルム映画祭の最優秀初監督賞を受賞する。2012年、テレビ映画「Punk(原題)」を監督、ロンドン、モントリオール、チューリッヒなどの国際映画祭で上映され、ラ・ロシェル国際映画祭で最優秀監督賞を受賞する。 2017年、『暁に祈れ』を監督、第70回カンヌ国際映画祭に正式出品される。
ジョージ・クルーニー主演、スティーヴン・ギャガン監督の『シリアナ』(05)のコンサルタントを務める。近年では、失われた財宝の行方を追うアドベンチャードラマTVシリーズ「アウターバンクス」(20〜24)の企画・製作総指揮を手掛ける。
2023年/アメリカ・イギリス/原題:ASPHALT CITY/R15+/125 分/字幕翻訳:高山舞子/配給:キノフィルムズ/提供:木下グループ
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