TOHOシネマズ日比谷他にて絶賛公開中!
世界中で最もヤバい大統領と呼ばれたドナルド・トランプ。その発言や行動は規格外で、耳を疑うエピソードであふれている。だが、怪物は生まれた時から怪物だったわけではなかった。成功を夢見る初々しい20代のトランプが、伝説の弁護士に導かれて驚愕の変身を遂げ、トップへと成り上がるまでの道のりを暴く衝撃の問題作が誕生した。
監督は前作に続き本作もカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されたアリ・アッバシ。敵にまわせば命取りになりかねない存在に覚悟を決めて向き合った。トランプを演じるのは、『アベンジャーズ』シリーズのセバスチャン・スタン。「本人にしか見えない」と畏怖され、早くも賞レースの筆頭にその名が挙がる。トランプの師となる弁護士ロイ・コーンには、2024年のトニー賞で主演男優賞に輝いたジェレミー・ストロング。
ドナルド・トランプが全米公開を阻止しようとするほど封印したかった過去が今、解禁される!
20代のドナルド・トランプは危機に瀕していた。不動産業を営む父の会社が政府に訴えられ、破産寸前まで追い込まれていたのだ。そんな中、トランプは政財界の実力者が集まる高級クラブで、悪名高き辣腕弁護士ロイ・コーンと出会う。大統領を含む大物顧客を抱え、勝つためには人の道に外れた手段を平気で選ぶ冷酷な男だ。そんなコーンが“ナイーブなお坊ちゃん”だったトランプを気に入り、〈勝つための3つのルール〉を伝授し洗練された人物へと仕立てあげる。やがてトランプは数々の大事業を成功させ、コーンさえ思いもよらない怪物へと変貌していく……。
ドナルド・トランプ 役
1982年生まれ、ルーマニア出身。12歳からアメリカに在住、2002年にアメリカ合衆国に帰化している。2003年にTVシリーズ「LAW & ORDER/ロー&オーダー」で俳優デビューを果たし、大ヒットドラマ「ゴシップガール」(07~11)に出演。一躍注目の的となり、『レイチェルの結婚』(08)、『ブラック・スワン』(10)、『オデッセイ』(16)『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(18)、『ストレイ・ドッグ』(20)、『悪魔はいつもそこに』(20/Netflix)、『355』(22)、『フレッシュ』(22/Diseny+)、『Sharper騙す人』(23/Apple TV+)などに出演。2011年にマーベル・スタジオ作品『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』でウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ役に抜擢。以降、『アベンジャーズ』シリーズ7本に出演、Diseny+で配信された『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(21)でもバッキー役を再演した。その後、『ダム・マネー ウォール街を狙え!』(23)に出演。2024年、『A Different Man(原題)』でベルリン国際映画祭銀熊賞(主演賞)を受賞する。
ロイ・コーン 役
1978年生まれ、アメリカ、マサチューセッツ州出身。2008年、ブロードウェイ・デビューと同時に映画、TVにも進出。TVシリーズ「メディア王~華麗なる一族~」(18~23)で、エミー賞とゴールデン・グローブ賞を受賞する。その他の出演作は、『ハプニング』(08)、『選ばれる女にナル3つの方法』(10/劇場未公開)、「グッド・ワイフ」(11~13)、『素敵な相棒~フランクじいさんとロボットヘルパー~』(12)、『リンカーン』(12)、『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)、『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』(13)、『ロスト・イン・マンハッタン 人生をもう一度』(14)、『ジャッジ 裁かれる判事』(14)、『グローリー/明日への行進』(14)、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)、『モリーズ・ゲーム』(17)、『セレニティー:平穏の海』(19)、『ジェントルメン』(19)、『シカゴ7裁判』(20)、『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』(22)など。
イヴァナ・トランプ 役
1996年生まれ、ブルガリア出身。『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(20)で、アカデミー賞🄬、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞にノミネートされ、一躍国際的に広く知られる。その作品の未公開シーンを集めた「続々・ボラット カザフスタン検閲・割礼省にギリギリ容認された裏VHS映像集」(21/Amazonプライム・ビデオ)も話題となる。その他の出演作は、『BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』(22)、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」(22/声の出演)、『ザ・バブル』(22/ Netflix)、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(23/声の出演)、「クリーチャー・コマンドーズ」(24/声の出演)など。
1981年生まれ、イラン出身。テヘランの大学に在学中にストックホルムに留学したのち、デンマーク国立映画学校で演出を学ぶ。長編映画監督デビュー作『マザーズ』(16)がベルリン国際映画祭でプレミア上映され、アメリカでも公開される。2作目の『ボーダー 二つの世界』(18)はカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、ある視点部門のグランプリを受賞。さらに、アカデミー賞🄬スウェーデン代表作品に選出され、同賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされ、スウェーデン・アカデミー賞では6部門を受賞する。続く『聖地には蜘蛛が巣を張る』(22)は、カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞し、アカデミー賞🄬デンマーク代表作品に選出され、デンマーク・アカデミー賞では11部門を受賞、今最も新作を期待される映像作家の一人となる。
1979年生まれ、アメリカ、マサチューセッツ州出身。長年、政治ジャーナリストとして活躍する。米ニュース専門TV局「FOXニュース」の初代CEOで、保守派視聴者を扇動する報道を重ねてアメリカ社会に多大な影響を及ぼし、トランプ大統領誕生の土壌を作ったロジャー・エイルズの暴走とセクハラによる失墜を描いた伝記本を出版し、ニューヨークタイムズのベストセラーリスト入りを果たす。その作品のTVシリーズ化が、2019年に「ザ・ラウデスト・ボイス―アメリカを分断した男―」のタイトルで実現し、製作総指揮を務める。権力とメディアの闇を告発する衝撃の実録ドラマと絶賛され、ゴールデン・グローブ賞作品賞にノミネートされる。さらに、エイルズを演じたラッセル・クロウが同賞主演男優賞を受賞する。
1977年生まれ、デンマーク出身。アカデミー賞🄬2部門にノミネートされ、カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞したヨアキム・トリアー監督の『わたしは最悪。』(21)の撮影で高く評価され、シカゴ国際映画祭最優秀撮影賞を受賞する。その他の作品は、マイク・ミルズ監督の自伝的作品で数々の賞に輝いた『人生はビギナーズ』(12)、『追憶の森』(15)、『皆殺しのレクイエム』(17)、『博士と狂人』(18)、『ヴァルハラ 神々の戦い』(19)、『ライダーズ・オブ・ジャスティス』(20)など。
90年代から映画・TV界で活躍する超ベテランアーティスト。「グレイ・ガーデンズ 追憶の館」(09)でエミー賞を受賞し、「ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋」(22)で同賞にノミネートされる。その他の作品は、『ドリヴン』(01)、『バイオハザード II アポカリプス』(04)、『サイレントヒル』(06)、『300<スリーハンドレッド>』(06)、『エクリプス/トワイライト・サーガ』(10)、『バイオハザード IV アフターライフ』(10)、『キャリー』(13)、『スーサイド・スクワッド』(16)、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)と『ナイトメア・アリー』(21)、『IT/イット』シリーズ(17・19)など。