キノフィルムズ

公開終了
2018年10月5日(金)公開

あの頃、君を追いかけた

大人になってしまった人、
やがて大人になる人たちへ―
世代を越え誰もが心惹かれる秀作が、
ここに誕生。

イントロダクション

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2011年、ほぼ無名のキャスト、新人監督の作品でありながら200万人を動員し、社会現象を巻き起こすほどの空前のヒットなった台湾映画『あの頃、君を追いかけた』。
誰もが通り過ぎたあの眩かった時間、まだ何者でもない自分にいらつき、怒りや諦めに襲われながらも、なぜか明日にワクワクしていた“あの頃”を描いた同作は、その後、海を越え、アジア各地で歴史的なヒット作となってゆく。
―そして2018年。舞台を日本に移し、旬の若手俳優たちにより新たな物語として生まれ変わる。主人公の浩介には、映画にドラマにと、毎作品ごとに違う顔を見せ、若き演技派として高い評価を受けている山田裕貴。ヒロインの真愛には乃木坂46の齋藤飛鳥。数々の雑誌の表紙を飾り、グループの顔とも言える存在の彼女が、少しお堅いヒロイン・真愛を演じきり、女優としての才能も見事、開花させた。
更に映画にテレビドラマに大活躍の松本穂香。映画にドラマに個性が光る中田圭祐、佐久本宝、國島直希、遊佐亮介など、旬の若手俳優たちが結集した。

ストーリー

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のどかな気候と美しい景色に恵まれた地方都市で、小さな豆腐屋の一人息子として育った水島浩介(山田裕貴)は、高校3年の受験生。友達の寿音(じゅのん)(中田圭祐)、健人(國島直希)、一樹(遊佐亮介)、陽平(佐久本宝)らと、明るく伸び伸びと高校生活を楽しんでいたが、教師たちからは問題児と見なされ、医者の娘で学校一の優等生、早瀬真愛(齋藤飛鳥)の前へ座るよう、席替えを命じられる。浩介の生活態度や勉強を彼女に指導させようというのだが、浩介にとって真面目を絵に描いたような真愛は苦手な存在でしかない。幼なじみの小松原詩子(松本穂香)が真愛の親友であることぐらいしか接点がないのだ。
ある日、英語の教科書を忘れた真愛を浩介がかばったことで、2人の関係に変化が起こる。その返礼とでも言うように、真愛は、浩介の苦手な数学の成績を少しでも伸ばそうと、自作の小テストを作ってきたのだ。初めは拒んだ浩介だったが、真愛の諦めない一途さに折れ、朝と放課後、2人で勉強を始めることに。融通のきかない優等生とばかり思っていた真愛が、意外と天然で明るく、色んな話をすることに驚く浩介。一方の真愛も、浩介がただのお調子者ではなく、根っから人に優しく、自分自身を懸命に探しているのだと知る。
少しずつ距離が縮まる2人。しかし、やりたいことや夢が見つからない浩介は、自分への自信の無さから、その想いを真愛に伝えられぬまま、卒業式を迎えてしまう。
そして真愛は、医者になる夢を胸に、東京の大学へと進学することに・・・・・。

山田裕貴

|水島浩介|
1990年9月18日生まれ。愛知県出身。2011年、ドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」で俳優デビュー。2014年『ライヴ』で映画初主演を果たす。初主演の舞台「宮本武蔵(完全版)」(16)では第24回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。数々の舞台・ドラマ・映画に出演し、徹底した役作りで作品ごとに違った表情を見せ、演技派俳優の地位を確立していく。その後も、ドラマ「3人のパパ」(17)、「おんな城主 直虎」(17)、「僕たちがやりました」(17)、「伊藤くん A to E」(17)のほか、映画『破裏拳ポリマー』(17)、『HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY』(17)、『HiGH&LOW THE MOVIE3/FINAL MISSION』(17)、『亜人』(17)、『トモダチゲーム 劇場版FINAL』(17)、『二度めの夏、二度と会えない君』(17)、『あゝ、荒野 前編・後編』(17)、『デメキン』(17)など、2017年だけで12作の映画に出演。2018年は、ドラマ「ホリデイラブ」(18)、「特捜9」(18)、映画『となりの怪物くん』(18)、『万引き家族』(18)『虹色DAYS』(18)などに出演。2019年前期連続テレビ小説「夏空」への出演が決定している。

齋藤飛鳥

|早瀬真愛|
1998年8月10日生まれ。東京都出身。2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格。2012年、乃木坂46の1stシングル「ぐるぐるカーテン」で選抜入りしデビュー。2015年、宝島社が出版する女性ファッション誌「CUTiE」初の専属モデルに抜擢。その後、休刊が発表されてからは、「sweet」のレギュラーモデルに就任。8頭身で様々な服を着こなし、男性のみならず、女性からも絶大な支持を得る。15thシングル「裸足でSummer」で、シングル表題曲のセンターに初めて選出。「いつかできるから今日できる」では西野七瀬とのWセンターを務めた。2016年、「少女のみる夢」でドラマ初主演。2018年に舞台「あさひなぐ」で主演を務め、さらなる活躍の場を広げる。その他の出演作に、舞台「じょしらく」(15)、「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016」(16)などがある。本作で映画初出演を果たす。

松本穂香

|小松原詩子|
1997年2月5日生まれ。大阪府出身。2015年、主演ショートムービーで女優デビュー。素朴で透明感のある演技で注目を集める。その後も、ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(16)、「黒い十人の女」(16)、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(17)、「下北沢ダイハード」(17)、ドラマW「食い逃げキラー」(18)、「平成物語」(18)「この世界の片隅に」(18)のほか、映画『青空エール』(16)、『MATSUMOTO TRIBE』(17)、『恋は雨上がりのように』(18)『世界でいちばん長い写真』(18)など多数のドラマ・映画に出演。また、放送後に話題となったauのCM「意識高すぎ!高杉くん」シリーズなどのCMにも出演。

佐久本 宝

|大野陽平|
1998年7月22日生まれ。沖縄県出身。
沖縄県うるま市の中高生で構成される沖縄版ミュージカル、組踊「あまわり浪漫の会」に所属。舞台「現代版組踊・肝高の阿麻和利」で初主演を果たす。2016年、映画『怒り』で1200名のオーディションの中から大抜擢され映画デビュー。撮影時からその演技力は注目をされ、公開後は瞬く間に話題となり、同作で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

國島直希

|町田健人|
1994年8月1日生まれ。岐阜県出身。2013年に第26回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで、応募総数13117人の中からグランプリを受賞。2014年に舞台「BLACK10」で俳優デビュー。2014年、映画『人狼ゲーム BEAST SIDE』で映画初出演。2016年「動物戦隊ジュウオウジャー」でドラマデビューを果たし、その後もドラマ「わにとかげぎす」(17)、「モブサイコ100」(18)、映画『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』(17)などに出演。

中田圭祐

|秋山寿音|
1995年11月27日生まれ。神奈川県出身。2014年9月「第29代メンズノンノモデルオーディション」で2000人を超える応募の中からグランプリに輝く。メンズノンノ専属モデルとして活動する中、2016年、ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」で俳優デビュー。2017年、『君と100回目の恋』で映画初出演。2018年「花のち晴れ〜花男Next Season〜」C5の一員・栄美杉丸役で、初の連続ドラマレギュラー出演を果たす。その他、映画『となりの怪物くん』(18)などに出演。

遊佐亮介

|杉村一樹|
1992年9月17日生まれ。宮城県出身。ハイスクール漫才2010年優勝後、東京NSCに17期生として入学。ハンプティダンプティというコンビを経て、現在は主にピンでインプロビゼーションコメディアン(即興コント芸人)として活動中。100キロ超えの巨漢で特技に柔道(初段)・キックボクシング・逆立ちなど、アクロバットができる他、英語が堪能、演技力や歌唱力にも定評がある。主な出演作に、即興劇「THE EMPTY STAGE」、CXゼロテレビ「めちゃユル!」などがある。

スタッフ

  • 監督:長谷川康夫

    1953年6月12日生まれ。北海道出身。大学在学中から、劇団つかこうへい事務所に所属。82年の劇団解散後は、劇作家・演出家として多くの舞台作品を発表。『バカヤロー!3 へんな奴ら』(90)で映画監督デビュー。脚本家として、若松節朗監督、織田裕二、松嶋菜々子出演の大ヒット作、『ホワイトアウト』(00)、阪本順治監督、真田広行出演『亡国のイージス』(05)、篠原哲雄監督、東山紀之出演『山桜』(08)、成島出監督、役所広司、阿部寛、玉木宏、香川照之が出演した『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』(11)、浅田次郎原作、若松節朗監督『柘榴坂の仇討』(14)、佐藤浩市、本田翼出演の『起終点駅 ターミナル』(15)等がある。16年、上梓した『つかこうへい正伝』で、新田次郎文学賞、講談社ノンフィクション賞などを受賞。

  • 原作:九把刀(ギデンズ・コー)

    1978年8月25日 生まれ。台湾 彰化市出身。本名は柯景騰(コー・チントン)。台湾・東海大学社会学科修士号取得。1999年からインターネット小説を書き始める。2004年に武侠小説『少林寺第八銅人』で第1回コミック・リズ百万テレビ小説賞を受賞。以後、さまざまなジャンルの作品を発表し、その数は70を超え、多くの作品が映画、舞台、テレビドラマ、オンラインゲームにまで展開されている。2008年に、異業種の著名人が監督したオムニバス映画『愛到底』の第1話「三聲有幸」を初監督。その後、自伝的小説であり、自ら脚本・監督を務め映画化した『あの頃、君を追いかけた』が、本国台湾のみならずアジア中で大ヒットしたことにより、台湾において「2011年十大傑出青年」の一人に選出される。
    最新作はオリジナル脚本の学園ホラー作品『怪怪怪怪物!』(17)。『あの頃、君を追いかけた』に引き続き東京国際映画祭で上映され好評を博す。

  • 脚本:飯田健三郎、谷間月栞

  • 撮影:柴主高秀

  • 照明:長田達也

  • 録音:尾崎 聡

  • 編集:阿部亙英

  • 美術:金田克美、中山慎

  • 音楽:未知瑠

配信

2019年7月3日(水)より各種プラットフォームにて配信開始

あの頃、君を追いかけた

018年/日本/114分/G
製作:『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ
配給:キノフィルムズ
(C)『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ
※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。