キノフィルムズ

近日公開

あんのこと

6月7日(金)、新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほかにて公開

主演:河合優実 × 監督・脚本:入江悠
「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」に着想を得て描く人間ドラマ

イントロダクション

2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフに、『SR サイタマノラッパー』シリーズや『AI崩壊』の入江悠監督が映像化。19年のデビュー以来、数多の映画賞に輝いてきた最注目俳優・河合優実が、底辺から抜け出そうともがく主人公・杏を演じる。また、杏に更正の道を開こうとするベテラン刑事に佐藤二朗。2人を取材するジャーナリストに稲垣吾郎と、実力派が脇を固めた。社会の中で「見えない存在」にされてしまった人々を、鎮魂と後悔の思いを込めてまっすぐに見つめる、入江監督渾身の一作。杏はたしかに、あなたの隣にいた。

ストーリー

香川杏、20歳。シャブ中でウリの常習犯。ホステスの母親と足の悪い祖母と、3人で暮らしている。子どもの頃から、酔った母親に殴られて育った。小4から不登校。初めて体を売ったのは12歳で、相手は母親の紹介だった。希望はおろか絶望すら知らず、ただ繰り返される毎日。そんな薄暗闇の世界が、ある出会いをきっかけに少しずつ変わり始める。だが、やっと繋がった細い糸も突然のコロナ禍に断ち切られてしまい──。

河合優実

*コメント*
この映画を作ること、杏のことを演じるということで、何ができるのか、何をすべきなのか、何がしたいのか。繰り返し問いながら、でも彼女と心の中でしっかりと手を繋いで、絶対に離さずに、毎朝、今日もよろしく、いってきますとお祈りして撮影に向かっていました。強く信じながら作った映画です。よろしくお願いいたします。

佐藤二朗

*コメント*
実話に基づいた本作。新聞の小さな三面記事から炙り出されたこの物語を、絶対にこんなことを起こさせてはいけないという思いと、この腹を抉られるような事実をなんとしても人々に伝えたいという思いで演じました。この、ほとんど祈るような思いが、一人でも多くの方々の胸に届くことを願っています。

稲垣吾郎

*コメント*
最初にシナリオをいただいた時に受けた動揺を今も忘れられません。
人は生まれながらに誰かと繋がり生きていく権利を持っている。
その思いを信じて作品に参加させていただきました。
杏の声がどうか皆様の心に届きますように。

スタッフ

  • 監督・脚本:入江悠

    *コメント*
    2020年、コロナ禍で大切な人を亡くしました。
    すこしだけ注意を向ければその人の苦しみに気づけたかもしれないのに、自分のことばかりで精一杯でした。
    時代の移り変わりがどんどん早くなり、多くのことを忘れていってしまうから、この映画を作って刻みつけておきたいと思いました。
    旅立った人へ向けて映画を作るという行為が正しいのか今もわからないのですが、鎮魂の気持ちをこめて作りました。

あんのこと

2023年/日本/114分/PG12
製作:木下グループ 鈍牛倶楽部/配給:キノフィルムズ

© 2023『あんのこと』製作委員会