キノフィルムズ

公開終了
2020年6月5日(金)公開

ANNA/アナ

『ニキータ』『レオン』『LUCY/ルーシー』に続き、リュック・ベッソン監督が<最強のヒロイン>で放つ、ノンストップ・アクション・エンターテインメント!

イントロダクション

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1990年、ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられた最強の殺し屋、アナ。美しきファッションモデルやコールガールなど複数の顔を持つ彼女の使命は、国家にとって危険な人物を次々と消し去ること。その明晰な頭脳とトップクラスの身体能力を駆使して、国家間の争いを左右する一流の暗殺者へと進化を遂げるアナ。そんな中、アメリカのCIAの巧妙な罠にはめられたアナは、捜査官レナードからCIAに寝返れという驚愕の取引を迫られる。だが、二重スパイという最大の試練を前にしたアナは、さらなる覚醒を果たし、世界の命運を握る2大組織の脅威へと化していく──。

 『ニキータ』『レオン』『LUCY/ルーシー』で魅力的な〈闘うヒロイン〉を世に送り出し、『TAXi』『トランスポーター』『96時間』シリーズをプロデューサーとして世界的大ヒットへと導いたリュック・ベッソンが、本作では監督・脚本・製作を担当。映画への深い愛と冒険心に溢れた初期作品のスタイルとテーマに自ら回帰し、フルスピードで展開する行先不明のストーリーと、武器を持たずに敵地へ乗り込んだアナが5分で40人を倒すなど、リアルかつ壮絶なファイティングシーンを完成させた。

ストーリー

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1990年、モスクワ。露店でマトリョーシカ人形を売っていた大学生のアナ(サッシャ・ルス)は、パリのモデル事務所のスカウトマンに声をかけられデビュー、すぐに売れっ子となる。事務所の共同経営者のオレグと付き合い始めて2ヵ月、毎夜パーティにディナーと華やかな暮らしを送っていた。ある時、オレグからホテルのスイートルームに呼ばれたアナは、貿易商だと自称する彼に、「本業は何なの?」と問い詰める。オレグから武器商人という裏の顔を打ち明けられたアナは、トイレに隠していた銃で、容赦なくオレグの頭を撃ち抜く。
実は彼女の真の姿は、ソ連の諜報機関KGBに造り上げられた殺し屋だった。3年前、アナはモスクワで、恋人とクスリに溺れる日々を過ごしていた。堕落した生活に終止符を打つべく海軍に志願すると、見知らぬ男から「軍事訓練1年、現場勤務4年、その後は自由」という仕事を持ちかけられる。男の名はアレクセイ(ルーク・エヴァンス)、KGBの捜査官でアナの陸軍士官学校時代の優秀な成績に目を付けたのだ。アナが「クソみたいな人生」に転落したのは、最愛の両親を事故で亡くした悲しみからだった。
それから1年、アレクセイは過酷な訓練を全うしたアナを、上官のオルガ(ヘレン・ミレン)に紹介する。オルガはアナに「レストランで食事中のマフィアのボスから5分で携帯電話を奪う」という過酷なテストを与える。店に踏み込んだアナは、オルガから渡された銃をボスに向けるが、弾倉はカラッポだった!
やむなくワインボトルにグラス、皿にフォークを駆使して闘い、何十人もの屈強なボディカードを次々と倒すアナ。時間はオーバーしたが、「二度とヘマしない」と誓うアナを、オルガは「されちゃ困る」と合格にするのだった。
そう、アナの最初の標的がオレグだったのだ。モデルにスカウトされるように仕向けたのも、すべてオルガのシナリオだ。成功したアナは長官の面接を受け、正式採用となる。だが、今では恋人でもあるアレクセイの「5年で自由」が嘘だったと知り、ショックを受ける。それからもオルガの指示の下、次々と国家の邪魔者を消すアナ。やがてアナはその美貌とスタイル、魅力的なオーラからトップモデルへと上りつめる一方、明晰な頭脳によって国家間の争いさえ左右できる一流の殺し屋として認められる。だが、ある夜、アメリカCIAの罠にはまるという痛恨のミスを犯したアナは、捜査官のレナード(キリアン・マーフィ)から、死か寝返るかの選択を迫られる。アナは「1年で自由。ハワイで保護」を条件に従うのだった。
アナに惹かれていくレナードのスマートな対応で、アナの二重スパイとしての任務は問題なく進んでいく。そんな中、アナはレナードから3年かけて計画したという、KGB壊滅を狙う“KGB長官暗殺作戦”への参加を迫られる。果たして、成功確率0%の究極のミッションを前に、必ず生き抜くと誓ったアナが見つけた、2大組織を出し抜く道とは──?

サッシャ・ルス

|アナ|
ロシアのマガダン・オブラスト生まれ。
幼少期にモスクワに移り、13歳からモデルとして活躍する。キャンペーンモデルとして、ディオールの顔を務めた他、シャネル、ヴァレンティノ、バルマンなどのハイブランドのキャンペーンモデルも担当した。2017年、リュック・ベッソン監督のSF作品『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』で映画デビューを果たし、デイン・デハーン、カーラ・デルヴィーニュ、リアーナ、イーサン・ホークら錚々たるキャストと共演する。新作は、『The Last Front』が控えている。

ルーク・エヴァンス

|アレクセイ・チェンコフ|
1979年4月15日、イギリス、ウェールズ生まれ。
『タイタンの戦い』(10)のアポロ役、『インモータルズ -神々の戦いー』(11)、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(11)で、アクション俳優としての地位を確立する。その後、ピーター・ジャクソン監督の大ヒットシリーズ『ホビット 竜に奪われた王国』(13)と『ホビット 決戦のゆくえ』(14)でアーチェリーの達人バルドを演じ、世界的にその名を知られる。さらに、『ワイルド・スピード』シリーズの『EURO MISSION』(13)、『SKY MISSION』(15)、『ICE BREAK』(17)でも人気を集め、大ヒットを記録した実写版『美女と野獣』(17)のガストン役で演技派俳優としても認められる。日本公開待機作にローランド・エメリッヒ監督の『MIDWAY』(19)がある。

キリアン・マーフィ

|レナード・ミラー|
1976年5月25日、アイルランド生まれ。
初めて世界から注目を集めたのは、ダニー・ボイル監督の『28日後...』(02)。続いて、ニール・ジョーダン監督の『プルートで朝食を』(05)でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、個性派俳優としてその存在を知られる。また、クリストファー・ノーラン監督に高く買われ、『バットマン ビギンズ』(05)、『ダークナイト』(08)、『ダークナイト ライジング』(12)、『インセプション』(10)、『ダンケルク』(17)に出演する。その他の出演作は、ケン・ローチ監督の『麦の穂をゆらす風』(06)、ダニー・ボイル監督の『サンシャイン2057』(07)、『ブロークン』(12)、ロン・ハワード監督の『白鯨との闘い』(15)、『フリー・ファイヤー』(16)等がある。

ヘレン・ミレン

|オルガ|
1945年7月26日、イギリス、ロンドン生まれ。
エリザベス2世を演じた『クィーン』(06)で絶賛され、アカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞、ヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞、世界の映画界のトップに立つ女優となる。『英国万歳!』(94)、『ゴスフォード・パーク』(01)、『終着駅 トルストイ最後の旅』(09)でもアカデミー賞®にノミネートされる。その他の出演作は、『コックと泥棒、その妻と愛人』(89)、『カレンダー・ガールズ』(03)、『RED/レッド』(10)と続編『REDリターンズ』(13)、『ヒッチコック』(12)、『黄金のアデーレ 名画の帰還』(15)、『ワイルド・スピード』シリーズの『ICE BREAK』(17)と『スーパーコンボ』(19)、最新作の『ジェットブレイク』が控える。

アレクサンドル・ペトロフ

|ペーチャ|
1989年1月25日、ロシア・ペレスラヴリ=サレッスキー生まれ。
1997年にアカデミー賞®にノミネートされたナナ・ジョルジャーゼ監督によるTVドラマ「Voices」でデビュー。その後TVシリーズ「Poka tsvetet paporotnik」(12)で初主演を飾り、「S‘parta」(18)ではゴールデン・イーグル賞テレビ部門の主演男優賞を受賞。映画では、昨年全露No.1ヒットとなった『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』(18)のニコライ・イヴシュキン役で一躍彼の名が知られることとなる。その他の映画出演作は、『タイム・ハンターズ 19世紀の海賊と謎の古文書』(14)、『アトラクション 制圧』(17)等がある。

レラ・アボヴァ

|モード|

スタッフ

  • 監督・製作・脚本:リュック・ベッソン

    1959年3月18日、フランス、パリ生まれ。
    1983年に初めて監督した長編映画『最後の戦い』で、アボリアッツ・ファンタスティック映画祭の審査員特別賞を受賞、一躍注目される。続いて、『サブウェイ』(85)がセザール賞3部門を受賞。さらに、『グラン・ブルー』(88)がフランスで1千万人を動員し、1年間にわたって上映され社会現象を起こす。日本でも1992年に公開され、連日長蛇の列を作った。続く『ニキータ』 (90)と『レオン』 (94)で人気を不動のものとする。そして、SF映画『フィフス・エレメント』(97)でセザール賞監督賞に輝くと共に、世界的な名声も手にする。その他の作品は、海洋ドキュメンタリー『アトランティス』 (91)、『ジャンヌ・ダルク』(99)、『マラヴィータ』(13)、『LUCY/ルーシー』(14)など。プロデューサー、脚本家としても活躍するベッソンの代表作に、フランスの人気アクションシリーズの『TAXi』(97・00・03・07・18)を始め、リーアム・ニーソンの近年のヒット作『96時間』シリーズ(08・12・14)やジェイソン・ステイサムのハマリ役『トランスポーター』シリーズ(02・05・08)等がある。

  • 製作:マーク・シュミューガー

    1958年生まれ。マーケティング責任者、企業幹部、受賞経験のあるプロデューサーとして、エンターテインメント業界の最高レベルで仕事をしてきた、ビジネス、クリエイティブ両面での実践的リーダー。ソニー・ピクチャーズ(エグゼクティブVP)、ユニバーサル・ピクチャーズ(会長)、そしてヨーロッパコープ(CEO)で上級職を務める。ユニバーサルの会長時代の作品は、『ボーン・アルティメイタム』(07)、『マンマ・ミーア!』(08)、『LUCY/ルーシー』(14)等があり、アカデミー賞®に54回、英国アカデミー賞に78回、ゴールデン・グローブ賞に45回ノミネートされている。

  • 撮影監督:ティエリー・アルボガスト

  • 編集:ジュリアン・レイ

  • プロダクションデザイナー:ユーグ・ティサンディエ

  • 衣装デザイン:オリヴィエ・ベリオ

  • 音楽:エリック・セラ

  • スタント&ファイト・コレオグラファー:アラン・フィグラルツ

配信

2020年11月4日(水)より各種プラットフォームにて配信開始

ANNA/アナ

2019年/フランス・アメリカ/原題:ANNA/カラー/シネマスコープ/5.1ch/119分/PG12
配給:キノフィルムズ・木下グループ
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※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。