キノフィルムズ

アドリフト 41日間の漂流

操縦不能のヨット 瀕死の婚約者 陸まで3200キロ――
『エベレスト 3D』監督が大迫力の映像で描く、実話を基にした壮絶な漂流記

イントロダクション

1983年、婚約したばかりのタミーとリチャードは、ヨットに乗り込みタヒチからサンディエゴへと旅に出た。ところが出発から2週間後、記録的なハリケーンに遭遇し巨大津波に飲み込まれてしまう。船室にいたタミーはしばらくして目を覚ますが、ヨットは操縦不能で無線も繋がらない。さらに、大怪我を負い波に漂うリチャードを発見する。リチャードを助け出したタミーは、極限状態の中、セーリングの知識を総動員し陸を目指すが…。
主演を務め製作総指揮にも名を連ねているのは『ダイバージェント』シリーズのシャイリーン・ウッドリー。絶体絶命の状況下で逞しく奮闘するタミーを体当たりで演じ、海外の批評家から「彼女が尊敬すべき確固たる存在だと証明された」などと絶賛されている。相手役には、『世界一キライなあなたに』で世界中の女性から熱視線を集め、『チャーリーズ・エンジェル』や『ナイチンゲール』など話題の出演作公開が続くサム・クラフリン。重傷を負いながらもタミーを励まし支え続けるリチャードを繊細に演じた。
監督/製作は、実際に起こった集団遭難事件を圧倒的リアリティで映画化した『エベレスト 3D』のバルタザール・コルマウクル。2002年に出版された手記を基にした本作でもその徹底ぶりは顕在。大迫力の映像で「吐き気すらする」と評されたハリケーンシーンをはじめ、過酷な太平洋遭難のリアルを妥協を許さず描く。さらに、撮影監督にアカデミー賞3回受賞のロバート・リチャードソン、編集に『ハクソー・リッジ』で同賞に輝いたジョン・ギルバート、音楽に『LION/ライオン 〜25年目のただいま』で高い評価を受けたフォルカー・ベルテルマン(ハウシュカ)など、業界の伝説的存在から気鋭の実力派まで一流のスタッフが集結。壮絶な実話を基にした迫真のサバイバル・ドラマがまたひとつ誕生した。

ストーリー

1983年10月、婚約したばかりのタミー(シャイリーン・ウッドリー)とリチャード(サム・クラフリン)は、贅沢なヨットに乗り込み太平洋へ漕ぎ出した。セーリングの経験豊富なリチャードが、知人からヨットの回航を依頼されたのだ。タヒチの港から目指すは6,400キロ先のサンディエゴ。1か月の長旅になるが、無事たどり着ければ、その謝礼で1年は働かず世界の海を回って暮らせる。海と自由を愛するふたりは、危険な仕事であることを承知しつつも未来に胸躍らせ出航したのだった。
ところが出発から2週間後、カテゴリー4の記録的ハリケーンに遭遇。最悪の事態を避けるため手を尽くすが、ついに巨大津波に飲み込まれてしまう――。しばらくして、タミーは腰ほどまで海水が入り込んだ船室でひとり目を覚ました。甲板に出ると、マストは折れ、船体にも穴が開き壊滅状態。無線機は故障し繋がらない。何より、舵を握っていたはずの婚約者がどこにもいない…絶望するタミーの目に、海に投げ出され波に漂うリチャードの姿が飛び込んでくる。なんとか救助し一命はとりとめたものの、彼は重傷を負っていた。
太平洋の真ん中で、大破したヨットの上に瀕死の婚約者とふたりきり。かき集めた食糧も水もこのままでは数日しか持たない。タミーは自らを奮い立たせ、セーリングの知識を総動員して3200キロ先の陸を目指すが――。

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劇場公開日
2020年6月12日(金)
時間
96分
スタッフ
監督/製作:バルタザール・コルマウクル
キャスト
シャイリーン・ウッドリー
サム・クラフリン