20XX年、12月23日未明。未曾有の事態が日本を襲う。沖ノ鳥島の西方450キロ、波留間群島初島に国籍不明の武装集団が上陸、わが国の領土が占領されたのだ。海上自衛隊は直ちに小笠原諸島沖で訓練航海中の第5護衛隊群に出動を命じた。その旗艦こそ、自衛隊初の航空機搭載型護衛艦《いぶき》だった。計画段階から「専守防衛」論議の的となり国論を二分してきた《いぶき》。艦長は、航空自衛隊出身の秋津竜太一佐。そしてそれを補佐するのは海上自衛隊生え抜きの副長・新波歳也二佐。現場海域へと向かう彼らを待ち受けていたのは、敵潜水艦からの突然のミサイル攻撃だった。さらに針路上には敵の空母艦隊までもが姿を現す。想定を越えた戦闘状態に突入していく第5護衛隊群。政府はついに「防衛出動」を発令する。迫り来る敵戦闘機に向け、ついに迎撃ミサイルは放たれた……。
息もつかせぬ展開と壮大なスケールで描かれる、戦後、日本が経験したことのない24時間。日本映画界を代表する俳優陣が集結して贈る、超ド級のエンタテインメント大作がここに誕生する。
原作は「沈黙の艦隊」「ジパング」などで知られる巨匠・かわぐちかいじ氏の同名コミック。2014年より「ビッグコミック」誌にてスタートした連載は現在も継続中だが、日々変わりゆく昨今の国際情勢をにらみ、映画ではオリジナルの設定と展開も加え、日本がかつてない危機にさらされた、遠くない未来の一日の物語とした。監督は『ホワイトアウト』(00)『沈まぬ太陽』(09)『柘榴坂の仇討』(14)など骨太な人間ドラマで知られる若松節朗。
戦後初の航空機搭載型護衛艦《いぶき》とその乗員たちを中心に、政府やメディア、そして国民たちが、それぞれの立場、それぞれの思いで、この国が保ち続けた平和を守ろうとする熱き闘い。そのとき彼らは何を考え、如何なる選択をするのか。そして手にした力はどのような形で使うべきなのか。我々がこの映画で目撃するのは、そんな彼ら一人一人の決断が作る、明日の日本の姿である。
秋津竜太役 航空機搭載型護衛艦「いぶき」艦長
1971年3月29日生まれ、東京都出身。
1992年、ドラマ「はぐれ刑事純情派5」(EX)で本格的に俳優デビュー。「あすなろ白書」(93/CX)で注目を集め、翌1994年『居酒屋ゆうれい』で映画初出演。1999年の主演作『ニンゲン合格』で第9回日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞を受賞する。 2005年の『帰郷』では、第15回同主演男優賞、第20回高崎映画祭・最優秀主演男優賞を受賞。以降、多くのドラマ、映画等で活躍。主なドラマ出演作に「ダブルフェイス」(12/TBS&WOWOW)、大河ドラマ「八重の桜」(13/NHK)、「流星ワゴン」(15/TBS)、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(16/NHK)、「メゾン・ド・ポリス」(19/TBS)、「名探偵・明智小五郎」(19/EX)など。近年の映画出演作に『風立ちぬ』(13 ※声の出演)、『劇場版MOZU』(15)、『クリーピー偽りの隣人』(16)、『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(17)、『散り椿』(18)、『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』(18)、『人魚の眠る家』(18)などがある。
新波歳也役 航空機搭載型護衛艦「いぶき」副長
1968年2月4日生まれ。京都府出身。
大学在学中から劇団「惑星ピスタチオ」で看板俳優として活躍。2000年、NHK連続テレビ小説「オードリー」で注目され、2006年に『間宮兄弟』で映画初主演を果たす。2014年に公開した『超高速!参勤交代』で第38回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。以降、ドラマ、映画、舞台と幅広く活動。また、2005年には自らプロデュースを務める演劇ユニット「Team申」を立ち上げる。主な出演作に、『アフタースクール』(08)、『岳−ガク−』(11)、『ソロモンの偽証 前篇・後篇』(15)、『夫婦フーフー日記』(15)、『残穢−住んではいけない部屋−』(16)など。近年公開作には、『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(17)、『3月のライオン前編、後編』(17)、『美しい星』(17)、『花戦さ』(17)、『空飛ぶタイヤ』(18)、『嘘八百』(18)などがある。2019年には『WE ARE LITTLE ZOMBIES』の公開が控えている。
本多裕子役 P-Panel記者
1992年6月27日生まれ。東京都出身。
中学時代にモデルとしてデビューし、2010年から「non-no」のモデルを務め、2012年には映画初主演・初出演を果たすなど女優業を本格化させた。以降、ドラマ、映画、CMなど幅広く活動。主な映画出演作に『すべては君に逢えたから』(13)、『江ノ島プリズム』(13)、『アオハライド』(14)、『起終点駅 ターミナル』(15)、『少女』(16)、『土竜の唄 香港狂騒曲』(16)、『鋼の錬金術師』(17)、『今夜、ロマンス劇場で』(18)、TVドラマでは「恋仲」(15/CX)、「わにとかげぎす」(17/TBS)、「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(18/CX)、また現在放送中のドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」(19/TBS)などがある。
田中俊一役 東邦新聞記者
1954年10月26日生まれ。三重県出身。
1979年、三宅裕司主宰、劇団スーパー・エキセントリック・シアターの旗揚げに参加。現在は舞台を中心に、テレビドラマやバラエティー、ナレーション、アニメの声優など幅広い分野で活躍。主な出演作に『夢見通りの人々』(89)、『ekiden』(00)、『蝉しぐれ』(05)、『「わたし」の人生~我が命のタンゴ~』(12)、『リトル・マエストラ』(13)、『もういちど』(14)、『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』(16)、『茅ヶ崎物語 MY LITTLE HOMETOWN』(17)、『闇金ドッグス8』(18)、『まく子』(19)などがある。
滝隆信役 潜水艦「はやしお」艦長
1965年10月29日生まれ、東京都出身。
1987年、映画『トットチャンネル』で俳優デビュー。同作及び『BU・SU』で第11回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。以降、数多くのドラマ、映画、舞台で活躍。近年の主な出演作に、映画『スマグラー -おまえの未来を運べ-』(11)、『ストロベリーナイト』(13)、『柘榴坂の仇討』(14)、『信長協奏曲』(16)、『本能寺ホテル』(17)、『未成年だけとコドモじゃない』(17)、『マスカレード・ホテル』(19)、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17/NHK)、「ハラスメントゲーム」(18/TX)など。4月には『キングダム』の公開が控えている。また現在放送中の「My Anniversary SONG~HEISEI SOUND ARCHIVE~」(BS朝日)、「パレ・ド・Z~おいしさの未来~」(BSフジ)にてレギュラー出演中。
瀬戸斉昭役 護衛艦「はつゆき」艦長
1980年1月14日生まれ。愛知県出身。
1998年、ドラマ『せつない』(EX)で俳優デビュー。2001年公開の『ウォーターボーイズ』で注目を集め、ドラマ「のだめカンタービレ」(06/CX)で人気を不動のものとする。近年の主な出演作に、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(11)、『幕末高校生』(14)、『神様はバリにいる』(15)、連続テレビ小説「あさが来た」(15-16/NHK)、『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』(16)、『悪と仮面のルール』(18)、『ラプラスの魔女』(18)、『ラブ×ドック』(18)、ドラマ「盗まれた顔~ミアタリ捜査班~」(19/WOWOW)、「盤上のアルファ~約束の将棋~」(19/NHK BSプレミアム)など
淵上晋役 第92飛行群群司令
1973年11月7日生まれ。北海道出身。
演劇ユニット「TEAM NACS」メンバー。舞台、映画、ドラマ、バラエティー番組などを中心に全国的に活動中。舞台では出演の他、脚本や演出も手掛けており、2014年には自身のかねてからの夢であった一人芝居で脚本・出演、2019年には舞台「MONSTER MATES」で脚本・演出・出演に挑戦した。書き下ろし小説『ONE』も発刊するなど活動の幅は多岐に渡る。近年の主な出演作に『エイプリルフールズ』(15)、『ホコリと幻想』(15)、『永い言い訳』(16)、『ぼくのおじさん』(16)、『疾風ロンド』(16)、『一週間フレンズ。』(17)、『神と人との間』(18)、『恋は雨上がりのように』(18)など。
迫水洋平役 アルバトロス隊隊長
1987年2月6日生まれ、神奈川県出身。
2001年『リリイ・シュシュのすべて』で映画主演デビュー。2004年、『偶然にも最悪な少年』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ドラマ「ROOKIES」(08/TBS)、映画『ROOKIES-卒業―』(09)で人気を獲得する。主な出演作に、『ボックス』(10)、『ホテルコパン』(16)、『無限の住人』(17)、『あいあい傘』(18)、ドラマ『カラマーゾフの兄弟』(13/CX)、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17/NHK)、「リバース」(17/TBS)、ミュージカル『生きる』(18)などがある。近年は映像監督・写真家としても活動中
有澤満彦役 潜水艦「はやしお」船務長
1978年11月17日生まれ。広島県出身。
2001年、ヴォーカル・デュオ“CHEMISTRY”としてデビュー。2012年からソロ・アーティストとして活動を開始。 2009年『真夏のオリオン』で俳優デビュー。『醒めながら見る夢』(14)では主演を務め、宮本亜門氏演出のミュージカル「ヴェローナの二紳士」(14)、ロックミュージカル「RENT」(15)に出演する等、多方面での活動で注目を集める。 2017年にはCHEMISTRY再始動も発表された。そのほかの主な出演作に『柘榴坂の仇討』(14)、『悼む人』(15)などがある。
藤堂一馬役 P-Panelディレクター
1973年11月27日生まれ。埼玉県出身。
多摩美術大学を卒業。現在、ドラマ・舞台へ多数出演しているほか、粘土創作において毎年個展を開催するなど、多彩な分野で活動している。近年の主な出演作に『アイアムアヒーロー』『TO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16)、『泥棒役者』(17)、『ラーメン食いてぇ!』(18)、『凜 りん』(19)、ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」(16、18/TBS)、「ブラックスキャンダル」(18/NTV)、舞台「No.9-不滅の旋律」(15、18)などがある。
岡部隼也役 護衛艦「いそかぜ」砲雷長
1979年8月25日生まれ、高知県出身。
2005年俳優デビュー。NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(13)で泉源太役を熱演し、注目される。2014年に舞台「駆けぬける風のように」で第69回文化庁芸術祭・新人賞を受賞。その後もドラマ、映画、舞台などで幅広く活躍。近年の主な出演作に『起終点駅 ターミナル』(15)、『14の夜』(16)、『花戦さ』『関ヶ原』(17)、ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(16/NTV)、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17/NHK)、「陸王」(17/TBS)、「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」(18/NTV)、「ラストチャンス 再生請負人」(18/TX)、「浮世の画家」(19/NHK)、舞台「世界」(17)など。
葛城政直役 航空機搭載型護衛艦「いぶき」砲雷長
1990年4月2日生まれ。東京都出身。
2001年俳優デビュー。『リターナー』(02)、『半落ち』(04)などの作品で子役として活動し、2005年公開の主演作『カナリア』では第60回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞し注目を集める。その後海外への留学を経て、現在映画・ドラマ等幅広い分野で活躍。近年の主な出演作に、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(16/NHK)、『相棒-劇場版IV-』(17)、『生きる街』、『友罪』(18)、『スウィート・ビター・キャンディ』、『轢き逃げ 最高の最悪な日』(19)などがある。
柿沼正人役 アルバトロス隊パイロット
1993年2月17日生まれ。東京都出身。
2007年、ドラマ「セクシーボイスアンドロボ」(NTV)で俳優デビュー。以降、多くのドラマ、映画、舞台で活躍。主な出演作に『人狼ゲーム』(13)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17)、『亜人』(17)、『斉木楠雄のΨ難』(17)、『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命–』(18)、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17/NHK)、「正義のセ」(18/NTV)、「今日から俺は!!」(18/NTV)など。
吉岡真奈役 P-Panel AD
1990年12月11日生まれ。岩手県出身。
2013年、映画『彌勒 MIROKU』で、本格的にスクリーンデビュー。初主演を果たす。NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(16-17)で、広くその名を知られるようになり、2017年にドラマ「恋がヘタでも生きてます」で民放連続ドラマに初出演。同年には「GO!GO! フィルムタウン」(17)で初主演を務める。主な出演作に、映画『劇場霊』(15)、『何者』(16)、『去年の冬、きみと別れ』(18)、また現在放送中のドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」(NTV)、「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」(NHK)などがある。
森山しおり役 コンビニエンスストア アルバイト
1991年3月29日生まれ。静岡県出身。
「乃木坂46」の1期生として数多くのヒット作と共に活動してグループを牽引する存在となる。“乃木坂の聖母”の愛称でファンの間で親しまれ、「乃木坂46」の礎を築いた。女優業に専念するべく2016年にグループを卒業。2017年に舞台「スキップ」で初主演。2018年には主演映画「パンとバスと2度目のハツコイ」でTAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞。ドラマでは、「プリンセスメゾン」(16/ NHK-BSプレミアム)、「世にも奇妙な物語’17秋の特別編」(17/CX)、連続テレビ小説「まんぷく」(18-19/NHK)への出演や、初の主演ドラマとして現在放送中のテレビ東京ドラマ25「日本ボロ宿紀行」がある。4月には、映画『愛がなんだ』(19)の公開が控えている。
浮船武彦役 護衛艦「いそかぜ」艦長
1971年10月31日生まれ、大阪府出身。
幼少期から役者としてのキャリアをスタートさせ、『瀬戸内少年野球団』(84)は子役時代の代表作の一つ。92年、中島らも主宰"笑殺軍団リリパットアーミー”に入団し、中心メンバーの一人として活躍。01年より「Piper」に参加。以降、舞台、映画、ドラマで活躍。主な出演作に『パコと魔法の絵本』(08)、『マイ・バック・ページ』(11)、『Miss ZOMBIE』(13)、『花戦さ』(17)、連続テレビ小説『あさが来た』(15/NHK)、『未解決の女 警視庁文書捜査官』(18/EX)ドラマ「獣になれない私たち」(18/NTV)など。
浦田鉄人役 護衛艦「あしたか」艦長
1960年8月28日生まれ。広島県出身。
1982年~1987年にかけて菅原文太に師事。1988年~1989年には唐十郎主宰の「唐組」に参加。以後、数多くのテレビ・映画で活躍。1997年にバンド「クロスボーンズ」を結成。ボーカルを担当する。また、2008年には自ら作・演出も担当する劇団毒漫画を立ち上げた。
近年の主な出演作に、ハリウッド映画『インセプション』(10)、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(11)、『図書館戦争』(13)、ドラマ「掟上今日子の備忘録」(15/NTV)、『走れ!T校バスケット部』(18)などがある。
清家博史役 護衛艦「しらゆき」艦長
1971年10月11日生まれ。東京都出身。
1994年、文学座研究所入所。 1996年 『特ダネ協奏曲』で初舞台を果たす。1999年に文学座座員となり、以降、数多くの舞台・テレビ・映画等で活躍。主な出演作に、舞台「ジュリアス・シーザー」(14)、「ハムレット」(15)、「ワーニャ伯父さん」(17)、「ヘンリー五世」(18)、「The Silver Tassie 銀杯」(18)、映画『シュアリー・サムデイ』(10)、ドラマ「99.9Ⅱ」(18/TBS)、「dele」(18/EX)、「グッドワイフ」(19/TBS)などがある。
中野啓一役 コンビニエンスストア店長
1961年9月18日生まれ。東京都出身。
映画『連合艦隊』(81)でデビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。1983年にはドラマ「ふぞろいの林檎たち」(TBS)で一世を風靡し、1985年『ビルマの竪琴』に主演、さらに1988年にはNHK大河ドラマ「武田信玄」の主演を務め話題を呼ぶ。その後も、映画、ドラマ、舞台と活躍。1994年に公開した『四十七人の刺客』では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、さらに2003年『壬生義士伝』では最優秀主演男優賞を受賞。他にも『マークスの山』(95)、『梟の城』(99)、『亡国のイージス』(05)、『柘榴坂の仇討』(14)で日本アカデミー賞優秀主演・助演男優賞受賞を果たす。また、外国映画『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』(04)や日中合作映画『鳳凰 わが愛』(07)でも主演を務めるなど、海外でも活躍。近年の主な出演作に『グッドモーニングショー』(16)、『花戦さ』(17)、『嘘八百』(18)などがある。
中根和久役 航空機搭載型護衛艦「いぶき」船務長
1973年7月23日生まれ。大阪府出身。
『ぷるぷる 天使的休日』(93)で映画デビュー。『ナビィの恋』(99)、『不貞の季節』(00)、『新・仁義なき戦い。』(00)の3作品で、第22回ヨコハマ映画祭・助演男優賞を受賞。 以降、数多くの映画・ドラマに出演。近年の主な出演作に、『新宿スワン』シリーズ(15、17)、『グラスホッパー』(15)、『blank13』、『素敵なダイナマイトスキャンダル』、『友罪』、『パンク侍、斬られて候』、『ここは退屈迎えに来て』(18)、『21世紀の女の子』、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』、『WE ARE LITTLE ZOMBIES』、『うちの執事が言うことには』(19)などがある。
沢崎勇作役 外務省アジア大洋州局局長
1969年1月3日生まれ、神奈川県出身。
1988年『ガラスの中の少女』で俳優デビュー。1991年、ドラマ「もう誰も愛さない」(CX)の主演が大きな反響を呼んだ。以降、映画、ドラマ、舞台など幅広い分野で活躍。歌手としても活動中。主な出演作に『ミッドナイトイーグル』(07)、『真夏のオリオン』(09)、『僕たちのプレイボール』『七瀬ふたたび』(10)、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(11)、『春を背負って』『柘榴坂の仇討』(14)、『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』(16)『グッバイエレジー』『花戦さ』(17)、『響 -HIBIKI-』(18)など。
沖忠順役 防衛大臣
1944年12月24日生まれ。東京都出身。
1968年六月劇場に入団し、1969年、ドラマ「安ベエの海」(TBS)でデビュー。以降、名脇役として数多くのドラマ、映画に出演。洋画や海外ドラマなどの声優としても活躍の幅を広げる。また、『ゴジラ』シリーズにも出演し、特撮ファンによく知られている俳優の一人でもある。近年の主な出演作に、『紙の月』(14)、『ロマンス』(15)、連続ドラマW「トクソウ」(14/WOWOW)、「PTA グランパ!」シリーズ(17、18/NHK)などがある。
城山宗介役 副総理兼外務大臣
1953年12月21日生まれ。和歌山県出身。
1987年、『劇団カクスコ』を結成。主宰として脚本、演出を手がける一方、役者として舞台に立つ。2002年に解散後は舞台、テレビ、映画・ナレーターなど幅広い分野で活躍。近年の主な出演作に、NHKテレビ小説「あさが来た」(15-16/NHK)、『駆込み女と駆出し男』、 『日本のいちばん長い日』(15)、『シン・ゴジラ』、『SCOOP!』(16)、『関ケ原』、『亜人』、『アウトレイジ 最終章』、『帝一の國』(17)、『あの頃、君を追いかけた』(18)、ドラマ「絶対零度」(18/CX)などがある。
石渡俊通役 内閣官房長官
1956年8月23日生まれ、山口県出身。
1980年、早稲田大学卒業後、仲代達矢氏主宰の無名塾に入塾。以降、映画・舞台・ドラマ・ナレーション等の幅広い分野で活躍。主な出演作に『釣りバカ日誌』シリーズ、『夜逃げ屋本舗』シリーズ、『真夏のオリオン』(09)、『脇役物語』(10)、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(11)、『宇宙兄弟』(12)、『臨場・劇場版』(12)、『相棒 -劇場版IV-』(17)、舞台『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』(17)、『TOP HAT』(18)などがある。
晒谷桂子役 P-Panelプロデューサー
1966年9月10日生まれ。神奈川県出身。
1984年、『少年マガジン』(講談社)第3回ミスマガジンでグランプリに選ばれる。1985年2月、『卒業』で歌手デビュー。4月『スケバン刑事』(CX)で連続ドラマ初主演。12月公開『雪の断章 -情熱-』で映画初主演。各映画賞の新人賞を受賞した。1986年、連続テレビ小説『はね駒』(NHK)のヒロインを演じ 、翌1987年には『レ・ミゼラブル』で初舞台を踏む。以降女優、歌手として幅広く活躍。2006年、宮藤官九郎脚本のドラマ『吾輩は主婦である』(TBS)の主演が評判を呼び改めて注目される事となる。2017年には是枝裕和監督『三度目の殺人』での演技が高く評価され、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞した。近年の主な出演作に『氷菓』『リベンジgirl』(17)、『いぬやしき』(18)、『フォルトゥナの瞳』(19)などがある。現在放送中のドラマ「スキャンダル弁護士QUEEN」(CX)に出演中。
湧井継治役 第5護衛隊群群司令
1941年8月27日生まれ。中国・北京出身。
『望郷の海』(62)で日活からデビュー。その後、71年の退社まで、『野獣を消せ』(69)、『反逆のメロディ』(71)、『野良猫ロック暴走集団71』(71)など多くの日活作品に出演。『愛のコリーダ』(76)で第1回報知映画賞主演男優賞を受賞、『村の写真集』(03)では第8回上海国際映画賞最優秀主演男優優賞。主な出演作品に、『愛の亡霊』(78)、『友よ、静かに瞑れ』(85)、『アカルイミライ』(03)、『海猿』(04)、『ミッドナイト・イーグル』(07)、『はやぶさ 遥かなる帰還』(12)、『私の男』(14)、『柘榴坂の仇討』(14)、『龍三と七人の子分たち』(15)、『お父さんと伊藤さん』(16)、『東の狼』(18)などがある。
垂水慶一郎役 内閣総理大臣
1960年12月10日生まれ。東京都出身。
1981年『青春の門』で映画初出演し、ブルーリボン賞新人賞を受賞。『ホワイトアウト』(00)、『壬生義士伝』(03)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞する。さらに『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(94)、『64-ロクヨン- 前編』(16)で同最優秀主演男優賞、日刊スポーツ映画大賞主演男優賞受賞を果たす。以降多くの映画、ドラマ等で活躍。近年の主な出演作に『愛を積むひと』『起終点駅 ターミナル』(15)、『花戦さ』(17)、『北の桜守』(18)など。2019年には『赤い雪』、『町田くんの世界』、『ザ・ファブル』、『記憶にございません!』、『楽園』、2020年には若松節朗監督作『Fukushima 50』の公開が控えている。
1949年5月5日生まれ、秋田県出身。
日大芸術学部卒業後、テレビドラマのAD、演出補を経て 共同テレビジョンに入社。以降、ドラマディレクターとして「振り返れば奴がいる」(93/CX)、「やまとなでしこ」(00/CX)などの数々の名作ドラマの演出を手がける。 また映画監督作品としては『ホワイトアウト』(00)、『沈まぬ太陽』(09)を手がけ日本映画界の記録的ヒットを残す。 同作品で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。その他の主な監督作に、ドラマ「弟」(04/EX) 「救命病棟24時」(05/CX)、「熟年離婚」(05/EX)、『夜明けの街で』(11)、『柘榴坂の仇討』(14)、『石つぶて〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜』(17/WOWOW)などがある。
1948年7月27日生まれ、広島県出身。
1968年、『夜が明けたら』でデビュー。87年『アクター』、90年『沈黙の艦隊』、02年『ジパング』で講談社漫画賞を受賞。『太陽の黙示録』では小学館漫画賞・文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞し、2017年には現在連載中の『空母いぶき』で小学館漫画賞受賞。圧倒的描写と真に迫るリアリティで数多くの話題作・人気作を生み出す。その他の作品に『ハード&ルーズ』(83-87)、『はっぽうやぶれ』(84-87)、『獣のように』(88-90)、『イーグル』(98-01)、『生存 LifE』(99-00)、『僕はビートルズ』(10-12)、『兵馬の旗』(11-14)などがある。
1968年11月15日生まれ。東京出身。
1998年、「Twelve Y.O.」で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。「亡国のイージス」(99)で日本推理作家協会、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞をトリプル受賞。さらに「終戦のローレライ」(02)で吉川栄治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。「亡国のイージス」、「終戦のローレライ」、「戦国自衛隊1549」(05)、「人類資金」(13)など多くの作品が映画化され話題になった。現在は映像業界に軸足を置き、「機動戦士ガンダムUC」「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」などヒット作多数。
1954年12月24日生まれ。山形県出身。
1982年、TVシリーズ「うる星やつら」で脚本デビュー。 1988年スタートの「機動警察パトレイバー」ではシリーズ構成を担当し、「機動警察パトレイバー2 the movie」で毎日映画コンクールの「アニメ賞」「アニメグランプリ脚本賞」を受賞。「攻殻機動隊」ではビルボードU.S.A.の第1位を獲得。その人気を世界的に不動のものとした。 また、怪獣映画ファンのみならず日本中にブームを巻き起こした平成ガメラシリーズの生みの親であり、「ガメラ 大怪獣空中大戦」でヨコハマ映画祭「脚本賞」、おおさか映画祭「脚本賞」を受賞した。
1953年6月12日生まれ。北海道出身。
大学在学中から、劇団つかこうへい事務所に所属。82年の劇団解散後は、劇作家・演出家として多くの舞台作品を発表。『バカヤロー!3 へんな奴ら』(90)で映画監督デビュー。『恋は舞い降りた』(97)、『あの頃君を追いかけた』(18)でもメガホンをとる。主な脚本作として、『君を忘れない』(95)、『ホワイトアウト』(00)、『亡国のイージス』(05)、『山桜』(08)、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(11)、『起終点駅 ターミナル』(15)など。16年、上梓した『つかこうへい正伝』で、新田次郎文学賞、講談社ノンフィクション賞などを受賞。
1965年5月1日生まれ。 東京都出身。
1991年東京芸術大学音楽学部大学院修士課程首席修了。修了作品「To The Farthest Land Of The World」が、シルクロード国際管弦楽作曲コンクール(ユネスコ、朝日新聞 主催)にて最優秀賞を受賞。 同曲の原譜は東京藝術大学資料館に永久保管されている。 以後、TV、映画、アニメ、ゲーム、舞台など幅広いジャンルにおいて活躍。主な映画作品に『殺人の追憶』(03)、『血と骨』(04)、『蝉しぐれ』『春の雪』(05)、『レッドクリフ1&2』(08、09)、『聯合艦隊司令長官山本五十六』(11)、『利休にたずねよ』『許されざる者』(13)、『あゝ、荒野』(17)などがある。