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2019年9月2日(月)より各種プラットフォームにて配信開始
スケートリンクで転んで記憶を失ってしまった製薬会社の営業マン、片山輝彦(山田孝之)の鞄の中から出てきたのは婚約指輪だった・・!芥川賞受賞作家伊藤たかみの原作を大胆に脚色、独特のレトロポップな世界観をちりばめ映画化したのは『檸檬のころ』で脚光をあびた、新鋭岩田ユキ監督。山田孝之、小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴ら豪華キャストたちを迎え、ファンタジックな映像と人間の滑稽さをやさしく包み込むリアルな感触が同居する一風変わったラブストーリーが完成しました。
スケートリンクで転んで記憶を失ってしまった製薬会社の営業マン、片山輝彦(山田孝之)の鞄の中から出てきたのは婚約指輪だった・・!
無くした記憶と結婚相手を探し始めた輝彦の前に、全くタイプの違う女性たちが次々と登場し彼女だと名乗る。会社の先輩でクールで完璧な才女、智恵(小西真奈美)、風俗店に勤めるセクシーでサバサバとしためぐみ(真木よう子)、公園で人形劇屋台をしている清楚で控えめな和歌子(池脇千鶴)。指輪があるからには、彼女たちのうち誰かを愛していたことは確かだ。でも一体誰を?!恋の記憶を巡る結末には、意外な秘密が隠されていた…。
片山輝彦 “記憶を失った男”
1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身。1999年俳優デビュー。2005年映画『電車男』で主演を務める。『クローズZERO』(07)、『十三人の刺客』(10))などのワイルドな役柄から、『鴨川ホルモー』(09)、『大洗にも星はふるなり』(09)などコミカルな役柄まで数多くの役を演じ、そのふり幅の広さには定評がある。10年米ハリウッド・レポーター誌が発表した「世界の注目俳優10人」に、日本人としてただひとり選ばれ、本年のニューヨーク・アジア映画祭においても日本人として初めて「スター・アジア・ライジング・スター賞」を受賞するなど、海外でも評価は高い。最近の出演作は、『GANTZ PERFECT ANSWER』(11)、『アンフェアthe answer』(11) のほか、TVドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」、「荒川アンダー ザ ブリッジ」でも強烈なキャラクターを披露している。今後主演作『ミロクローゼ』、『闇金ウシジマくん』(12)のほか、『荒川アンダー ザ ブリッジ』(12) 、『のぼうの城』(12)が待機中。
住友智恵 “ツンデレな年上彼女”
1978年10月27日生まれ、鹿児島県出身。1998年つかこうへい演出の「寝取られ宗介」で女優デビュー。「蒲田行進曲」(98)でヒロインを務める。01年NHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」の女医役で広く人気を得る。02年映画初出演となった『阿弥陀堂だより』において第48回『キネマ旬報賞』新人女優賞、第45回『ブルーリボン賞』新人賞、03年第26回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。09年の主演映画『のんちゃんのり弁』では、毎日映画コンクール女優主演賞を受賞。最新作は『相棒 -劇場版Ⅱ-警視庁占拠!特命係の一番長い夜』(10)、『東京公園』(11)、TVドラマ「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」(11)など。
潮崎めぐみ “セクシーな友達彼女”
1982年10月15日生まれ、千葉県出身。01年、映画『DRUG』でデビュー。以降、数多くの映画・TVドラマ・舞台に出演。06年『ベロニカは死ぬことにした』で映画初主演、『ゆれる』で第30回山路ふみ子映画賞 新人女優賞を受賞。07年『SP警視庁警備部警護課第四係』で演じた紅一点の女性SP・笹本絵里役や、12人の異なる監督・脚本家・キャストという今までにはないスタイルで話題になった連続ドラマ『週刊真木よう子』で注目を集める。10年には、NHK大河ドラマ『龍馬伝』で、坂本龍馬の妻・お龍を好演。本年は、11月1日スタートのNHKドラマ10『カレ、夫、男友達』に主演する。
鈴木和歌子 “守ってあげたい幼気彼女”
1981年11月21日生まれ、大阪府出身。97年、8代目三井のリハウスガールに選ばれる。
99年『大阪物語』のヒロイン役に抜擢され映画デビュー。同作品で第73回キネマ旬報日本映画新人女優賞、第23回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ数多くの新人賞を受賞。01年~02年のNHK連続テレビ小説「ほんまもん」に主演した他、『ジョゼと虎と魚たち』(03)、『ストロベリーショートケイクス』(06)、大河ドラマ「風林火山」ほか数多くの映画、TVドラマで活躍。近年の出演作は『パーマネント野ばら』(10)、『神様のカルテ』(11)、『うさぎドロップ』(11)など。来年は主演映画『は☆さ☆み hasami』が公開予定。
エミ “謎のスケート少女”
1994年9月21日生まれ、沖縄県出身。12歳の時「沖縄美少女図鑑」に掲載されたグラビアがきっかけとなりスカウトされる。09年『ガマの油』でヒロイン役に抜擢され映画デビュー。ケータイ音楽ドラマ「DOR@MO」の「キミに歌ったラブソング」(08)、「8ミリメートル」(10)、TVドラマ「熱海の捜査官」(10)などに出演、11年に『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』にて主演を果たす。今年ヒロイン役で出演の『ヒミズ』(12年公開予定)がヴェネチア国際映画祭「マルチェロマストロヤンニ賞(最優秀新人賞)」を受賞するなど、飛躍をもっとも期待される新進女優として注目を集めている。
1972年静岡県出身。大阪の文具メーカーでキャラクターデザイナーとして勤務していたが、東京に移りセツ・モードセミナーに在学しながら、フリーのイラストレーターとして「nicola」、「KERA」、「zipper」等の雑誌で活躍、学研等ではキャラクターデザイナーとして活動していた。2000年から映像制作を開始する。インディーズ時代はアニメやパペットなどを使ったアート作品が主流で、数多くのインディーズ映画祭で受賞の常連となる。ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞を受賞した『ここからの景』を境に、ヒューマンドラマに作風が移行。 05年、中島哲也がプロデュースするオムニバス映画『ヘアスタイル』の一編「おさげの本棚」で商業映画デビュー。 07年、豊島ミホ原作小説の『檸檬のころ』で長編映画初監督。08年は『陰日向に咲く』の宣伝イラストを担当、09年スキマスイッチの楽曲をテーマにした短編映画『8ミリメートル』を手掛け、ショートショートフィルムフェスティバル2010のミュージックショートPV部門で優秀賞を受賞した。雑誌「cinema☆cinema」にて漫画「銀幕髭サーカス」を連載中。
1971年兵庫県神戸市出身。1995年、早稲田大学政経学部在籍中に「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で第32回文藝賞を受賞しデビュー。2000年、「ミカ!」(理論社)で、第49回小学館児童出版文化賞受賞。06年、「ぎぶそん」(ポプラ社)で第21回坪田譲治文学賞受賞。同年「八月の路上に捨てる」(文藝春秋)で第135回芥川賞を受賞する。本作「指輪をはめたい」は『別冊文藝春秋』にて連載(03年1月号~7月号)され、03年10月に文藝春秋より単行本
刊行、06年11月には文春文庫より文庫本として発売された。
他著書に「リセット・ボタン」(幻冬舎文庫)、「ミカ!」「ミカ×ミカ!」「フラミンゴの家」(文春文庫)、「その頃、白旗アパートでは」(講談社) 、『海峡の南』(文藝春秋)などがある。