キノフィルムズ

モリーズ・ゲーム
公開終了
2018年5月18日(金)公開

モリーズ・ゲーム

オリンピック候補のトップアスリートから、
26歳にしてセレブが集う高額ポーカーの経営者へ――
ハリウッドで一大スキャンダルを巻き起こした実話を映画化!

イントロダクション

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『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞®脚色賞を受賞。
栄光を手にした実在の人物の知られざる裏側に光を当てる、天才脚本家アーロン・ソーキンが初監督作品で仕掛ける新たなゲームとは?

レオナルド・ディカプリオ、トビ―・マグワイア、ベン・アフレックをはじめとするハリウッドスターが顧客リストに並ぶ、エクスクルーシブなポーカールームが実在した。賭け金の最低額は1万ドル(100万円相当)だが、どんなにキャッシュを積んでも、オーナーからの招待がなければ覗くことも許されない。まるで都市伝説のようなサロンのオーナーは、何の後ろ盾も持たない26歳の独身女性、モリー・ブルーム。だが、栄華を極めた果てに、違法なゲームを主催した容疑でFBIに逮捕される。
ベストセラーとなったモリーの回顧録をアーロン・ソーキンが独自の視点で脚色、オスカーにも輝いた才能のすべてを注ぎ込んで初監督に挑んだ。頭脳明晰美女モリーを演じるのは、『女神の見えざる手』で観客を虜にしたジェシカ・チャステイン。モリーの弁護士に『ダークタワー』のイドリス・エルバ。厳格な父親に『ドリーム』のケヴィン・コスナー。
オリンピック候補にもなったトップアスリートから、なぜ全く違う世界へと身を投じたのか? どうやって500万ドル近くの富を手に入れ、それをすべて失くしたのか? 彼女を陥れたのは誰か? やがて弁護士との作戦会議を通して、タブロイド紙に書きたてられるモリーとは、全く違うモリーが現れ始める──。
世界一魅惑的で破滅的なゲームに秘められた、想像を超える感動の逆転ドラマ。

ストーリー

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2002年、冬季オリンピック予選の最終戦。女子モーグル北米3位のモリー・ブルーム(ジェシカ・チャステイン)は、五輪出場を目前にしていた。心理学教授の厳格な父親(ケヴィン・コスナー)の下、幼い頃からひたすら練習を重ね、12歳の時の背骨の大手術からも復活した。コロラド大学を首席で卒業したモリーは、ソルトレークで金メダルを獲得し、ロースクールを卒業して会社を設立するという人生設計を立てていた。ところが、1本の松の枝がモリーの運命を変える。枝にぶつかりスキー板が外れて転倒、モリーのアスリート人生は終わった。
その後、ケガから回復し、LAで1年間の休暇を取っていたが、バイト先のボスからポーカー・ゲームのアシスタントを頼まれ、ハリウッドスターのプレイヤーX(マイケル・セラ)、映画監督、ラッパー、ボクサー……大金持ちの有名人ばかりが集まる高額ポーカー・ゲームの世界に足を踏み入れる。ゲームの参加費は1万ドル(100万円相当)。一夜で100万ドル(1億円)のお金が動くスリリングな世界、最高レベルの人々との交流に生き甲斐を見つけるが、数年後、突然クビを言い渡されたモリーは、秘かに練っていた計画を実行し、“モリーズ・ルーム”をオープン。その後、NYに拠点を移し、並外れた才覚によって新たなる伝説を築く。だが、2012年、FBIに突然踏み込まれ、ゲームは閉鎖。モリーは全財産を没収される。
2014年、現在。回顧録「モリーズ・ゲーム」を出版後、モリーは違法賭博の運営の容疑で突然FBIに逮捕される。「誤解です。2年もやっていない」と答えるが、「合衆国対モリー・ブルーム」と書かれた令状を前に成す術もない。何人もの弁護士に断られたモリーは、チャーリー・ジャフィー(イドリス・エルバ)に弁護を頼む。ジャフィーは、タブロイド紙に載る“ポーカー・プリンセス”は自分向きの事件ではないと断るが、モリーについて知るうちに彼女の弁護を引き受ける決意をする。
なぜポーカーをやめて2年も経つモリーが逮捕されたのか? FBIの本当の目的は? 果たして無罪を勝ち取ることは出来るのか?

ジェシカ・チャステイン

|モリー・ブルーム|
1977年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』(11)でアカデミー賞®とゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、キャスリン・ビグロー監督の『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)ではアカデミー賞®にノミネートされゴールデン・グローブ賞を受賞する。さらに、ジョン・マッデン監督の『女神の見えざる手』(16)と本作でもゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、人気と実力をあわせ持つ女優としてハリウッドでの高い地位を築く。

その他の主な出演作は、テレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』(11)、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(14)、『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』(14)、ギレルモ・デル・トロ監督の『クリムゾン・ピーク』(15)、リドリー・スコット監督の『オデッセイ』(15)、『スノーホワイト/氷の王国』(16)、『ユダヤ人を救った動物園~アントニーナが愛した命~』(17)など。

新作は、サム・ロックウェル共演の『Woman Walks Ahead』(17)、『X-Men: Dark Phoenix』(18)。

イドリス・エルバ

|チャーリー・ジャフィー|
1972年、イギリス、ロンドン生まれ。『マンデラ 自由への長い道』(13)のネルソン・マンデラ役で絶賛され、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。『ビースト・オブ・ノー・ネーション』(15・未)でも、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞にノミネートされる。

その他の主な出演作は、TVシリーズ「THE WIRE/ザ・ワイヤー」(02~04)、ヒラリー・スワンク共演の『リーピング』(07)、『28週後・・・』(07)、リドリー・スコット監督の『アメリカン・ギャングスター』(07)、ガイ・リッチー監督の『ロックンローラ』(08)、ビヨンセ・ノウルズ共演の『オブセッション 歪んだ愛の果て』(09・未)、『ルーザーズ』(10・未)、『ゴーストライダー2』(11)、クリス・ヘムズワース共演の『マイティ・ソー』(11)、リドリー・スコット監督の『プロメテウス』(12)、ギレルモ・デル・トロ監督の『パシフィック・リム』(13)、『善き人に悪魔は訪れる』(14)、『ザ・ガンマン』(15)、スター・トレック BEYOND』(16)、『ズートピア』(16)、声の出演の『ジャングル・ブック』(16)、『ダークタワー』(17)、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17)など。

ケヴィン・コスナー

|モリーの父|
1955年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。『追いつめられて』(87)、『さよならゲーム』(88)、『フィールド・オブ・ドリームス』(89)などが世界的に大ヒットを記録してスターの地位を手に入れ、『アンタッチャブル』(87)、『JFK』(91)など高く評価された作品で演技派として認められ、『ボディガード』(92)では女性ファンも獲得する。さらに、製作、監督、主演を務めた『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(90)で、作品賞と監督賞を始めとするアカデミー賞®7部門を受賞し、映画ファンからリスペクトされる存在となる。近年では脇役に徹しているが、『マン・オブ・スティール』(13)のスーパーマンの父親役など重要な役を演じている。

その他の主な出演作は、『ファンダンゴ』(85)、『ロビン・フッド』(91)、『ワイアット・アープ』(94)、『8月のメモワール』(94)、『ティン・カップ』(96)、2作目の監督作『ポストマン』(97)、『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』(99)、『13デイズ』(00)、『エージェント:ライアン』(14)、『ラストミッション』(14)、『ドラフト・デイ』(14)、『クリミナル 2人の記憶を持つ男』(16)、『ドリーム』(17)など。

マイケル・セラ

|プレイヤーX|
1988年、カナダ、オンタリオ州生まれ。ジェイソン・ライトマン監督の『JUNO/ジュノ』(07)で注目され、放送映画批評家協会賞の若手男優賞にノミネートされる。その他の出演作に、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(07)、『キミに逢えたら!』(08・未)、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(10)、『ディズ・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッド・スターの最凶最期の日』(13・未)、声の出演の『ソーセージ・パーティ』(16)と『レゴバットマン ザ・ムービー』(17)などがある。新作は、ジュリアン・ムーア共演の『Gloria』(18)。

スタッフ

  • 監督・脚本:アーロン・ソーキン

    1961年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。シラキューズ大学卒業。28歳の時、「A Few Good Men」でブロードウェイの劇作家としてデビュー。その舞台がロブ・ライナー監督で『ア・フュー・グッドメン』(92)として映画化される際に脚本を手掛け、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。続いて、ニコール・キッドマン主演の『冷たい月を抱く女』(93)、ロブ・ライナー監督と再び組んだ『アメリカン・プレジデント』(95)、トム・ハンクス主演の『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』(07)などの脚本を手掛ける。
    その後、facebookの創業者に迫った、デヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』(10)の脚本が絶賛され、アカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞を獲得する。続くメジャーリーグの実在のGMを追った『マネーボール』(11)では、アカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞にノミネートされる。さらに、亡くなったアップル社共同設立者の伝記を映画化した、ダニー・ボイル監督の『スティーブ・ジョブズ』(15)でゴールデン・グローブ賞を受賞し、英国アカデミー賞にノミネートされ、実在の人物を描く手腕に対する評価を不動のものとする。
    TVシリーズでは、製作も務める「ザ・ホワイトハウス」(99~03)と「ニュースルーム」(12~14)が記録的な視聴者数を獲得し、エミー賞を始め数多くの賞を受賞する。

  • 原作:モリー・ブルーム

    本作の原作で、ベストセラーとなった回顧録「モリーズ・ゲーム」で広くその名を知られる。
    幼い頃からスキーに情熱を注ぎ、アメリカのスキー・チームに加わり、21歳の時にはモーグルの北米ランキング3位となる。ボルダーのコロラド大学で政治科学を専攻した後、ロースクールへの入学を1年延期してロサンゼルスに移住。ウェイトレスを経て、年に400万ドルを稼ぐ、エクスクルーシブルでハイリスクな秘密のポーカールームを運営するようになる。ゲームのプレイヤーには、レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、A・ロッド、ベン・アフレックらがいた。

  • 撮影監督:シャルロッテ・ブルース・クリステンセン

    1978年、デンマーク生まれ。トマス・ヴィンターベア監督作品で知られ、『光のほうへ』(10)、マッツ・ミケルセン主演の『偽りなき者』(12)、キャリー・マリガン主演の『遥か群衆を離れて』(15・未)を手掛ける。その他の主な作品は、アントン・コルベイン監督の『ディーン、君がいたとき(瞬間)』(15)、エミリー・ブラント主演の『ガール・オン・ザ・トレイン』(16)、デンゼル・ワシントン主演の『フェンス』(16・未)など。新作は、エミリー・ブラント主演の『A Quiet Place』(18)。

  • デヴィッド・ワスコ(プロダクション・デザイナー)&サンディ・レイノルズ・ワスコ(セット装飾)

    夫婦のチーム。デイミアン・チャゼル監督の『ラ・ラ・ランド』(17)で、アカデミー賞®を受賞し、英国アカデミー賞にノミネートされる。クエンティン・タランティーノ監督作品で知られ、『レザボア・ドッグス』(92)、『パルプ・フィクション』(94)、『ジャッキー・ブラウン』(97)、『キル・ビル』(03)、『キル・ビル Vol.2』(04)、英国アカデミー賞にノミネートされた『イングロリアス・バスターズ』(09)を手掛ける。その他の作品は、ウェス・アンダーソン監督の『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(01)、マイケル・マン監督の『コラテラル』(04)など。

  • 衣装デザイナー:スーザン・ライアル

  • 編集:アラン・ボームガーテン、ジョシュ・シェファー、エリオット・グラハム、ACE

  • 音楽:ダニエル・ペンバートン

配信

2018年11月2日(金)より各種プラットフォームにて配信開始

モリーズ・ゲーム

2017年/アメリカ/原題:Molly's Game/シネマスコープ/140分/PG12
配給:キノフィルムズ・木下グループ
© 2017 MG’s Game, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。