BD・DVD
2020年3月6日(金)発売
イングランド。広大な屋敷に暮らす若き領主ロビン・ロクスリーは、子供の頃から何の苦労も知らずに生きてきた。一通の徴兵通知で、十字軍として遠い異国で厳しい戦いを経験するまでは。4年後、上官に反抗したことから帰国することになったロビンは、自分が戦死したことにされて領地も財産もすべて没収され、恋人も領民も鉱山へと追放されていたことを知る。どん底に落ちたロビンだが、戦地では敵だった最強戦士ジョンに導かれ、腐敗した政府に対し、たった2人で反逆を開始する。頭巾=フッドで顔を隠したロビンは、政府から金を盗み、それを領主として献上し権力のトップに潜入していく。やがて、貧しき者にも金を配ったロビンは、民衆の代弁者〈フッド〉として、人々の心をつかんでいくのだが──。
レオナルド・ディカプリオ製作 × 『キングスマン』シリーズ タロン・エガートン主演
表の顔は《領主》、裏の顔は《盗賊》 2つの顔をもつ男が、伝説になるまで――
ロビン・ロクスリー(タロン・エガートン)は、人生に何の不満もなかった。イングランドの広大な荘園に若き領主として暮らし、マリアン(イヴ・ヒューソン)という美しい恋人もいた。だが、そんなロビンに十字軍の徴兵通知が届く。
4年後、ロビンはアラビアの激戦地にいたが、無抵抗の捕虜を処刑する上官に歯向かったことから国へ帰される。屈辱はマリアンとの再会の喜びに変わっていくが、ノッティンガムに着き、荘園へと馬を走らせると、屋敷は荒れ果て、州長官(ベン・メンデルソーン)の名前で“領地没収”の通達が扉に貼られていた。
あわてて教会の修道士で友達でもあるタック(ティム・ミンチン)のもとへと駆け付けたロビンは、自分が2年前に戦死したことになっていると知る。その上、マリアンと領民たちは鉱山に追放されていた。
今度は鉱山へと向かうと、そこは重い税金にあえぎながら働く貧しい人々であふれかえっていた。すると、ボランティアで彼らに食事を配る天使のようなマリアンの姿が。ロビンが声をかけようとしたその時、マリアンは新しい恋人のウィル(ジェイミー・ドーナン)とキスを交わすのだった。
絶望の底まで突き落とされたロビンは、見覚えのある男に声をかけられる。彼の名前はジョン(ジェイミー・フォックス)、戦場で敵として戦った男で、ロビンが救おうとした捕虜の父親だ。ロビンはジョンから、腐敗した金持ちや権力者を2人で止めようと持ち掛けられる。
まさにその時、ヨーロッパを影で牛耳る教会を後ろ盾に持つ州長官は、平民の戦争税をさらに引き上げしようとしていた。領主による評議会の投票が行われるが、タックが「ロクスリーは生きている」と進言し、ロビンの票を待つことになる。
ジョンはロビンに、夜間に徴税官を襲って、戦争税を奪うという計画を説明する。昼間は領主を演じてその金を州長官に献上し、昔に戻って金持ちたちと仲良く付き合い、戦争税の行き先を突き止めるのだ。その日から、弓矢の“早打ち”と“隠れ打ち”の名手であるジョンの指導による壮絶な特訓が始まった。
時は来た。ジョンの奥義をマスターしたロビンは、顔を頭巾=フッドで隠し、通行税徴収所を襲う。奪った金は州長官に寄付し、「領主の集まりにはぜひお招きを」と“スパイ”の糸口をつかんだロビンは、政府の中枢へと潜入していく。一方で盗んだ金を貧しい人々にも配り、民衆の人気を獲得していくのだった。
遂にロビンは大胆にも政府の金庫を襲撃、事態を重く見た教会の最高権力者である枢機卿が、ローマから駆けつけることになる。真の黒幕と政府の企みを探る最大のチャンスがやってきた。枢機卿の歓迎パーティに招かれたロビンは、ギリギリの賭けに打って出る。反逆者かヒーローか、ロビンの戦いの行方は──?
|ロビン・ロクスリー|
1989年、イギリス生まれ。王立演劇学校で演劇の修士号を取得する。コリン・ファース共演、マシュー・ヴォーン監督の『キングスマン』シリーズ(14・17)でブレイクし、その多才でカリスマ性のある演技で観客の心をとらえ続けている。第69回英国アカデミー賞ライジング・スター賞ノミネート。
その他の出演作は、アリシア・ヴィカンダー共演の『戦場からのラブレター』(14・未)、トム・ハーディ共演の『レジェンド 狂気の美学』(15)、ヒュー・ジャックマン共演の『イーグル・ジャンプ』(15) 、『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』(18)、エルトン・ジョンを演じて、すべての曲を歌っている『ロケットマン』(19)、TVシリーズ「ダーククリスタル:エイジ・オブ・レジスタンス」(19~)など。
大ヒットしたアニメーション映画『SING/シング』(16)では声優を務め、『Sing2』(21)でも同じ役の声を演じる。
|ヤキヤ/ジョン|
1967年、アメリカ、テキサス州生まれ。オスカー俳優、グラミー賞受賞アーティスト、さらに人気コメディアンでもあり、ハリウッドでも稀なほど多面的な活躍をする優れたパフォーマーの一人。
マイケル・マン監督の『コラテラル』(04)でトム・クルーズと共演して高く評価され、アカデミー賞🄬、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞にノミネートされる。さらに、テイラー・ハックフォード監督の『Ray/レイ』(04)で、伝説的ミュージシャン、レイ・チャールズを演じ、アカデミー賞🄬、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞など数々の賞に輝く。
その他の主な出演作は、大ヒットシリーズで敵役を務めた『アメイジング・スパイダーマン2』(14)、『ANNIE/アニー』(14)、『スリープレス・ナイト』(17)、エドガー・ライト監督の『ベイビー・ドライバー』(17)、
新作は、ニック・カサヴェテス監督の『The Manuscript』(20)、長編映画監督デビュー作『All-Star Weekend』。
|ウィル|
1982年、イギリス、北アイルランド生まれ。映画界でもTV界でも高い評価を受けている。
2006年、ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』で、キルステン・ダンストが演じるマリー・アントワネットの恋人フェルゼン伯爵を演じ、長編映画初出演を果たす。その後、E.L.ジェームズのベストセラー小説を映画化した『フィフティ・シェイズ』3部作(15・17・18)のクリスチャン・グレイ役でダコタ・ジョンソンと共演し、世界的にその名を知られる。
その他の主な出演作は、TVシリーズ「ワンス・アポン・ア・タイム」(11~13)、英国アカデミー賞にノミネートされた、TVシリーズ「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」(13~16)、『不都合な契約』(14・未)、『ルイの9番目の人生』(16)、『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』(16)、『ジャドヴィル包囲戦 -6日間の戦いー』(16・未)、ロザムンド・パイク共演の『プライベート・ウォー』(18)など。
|マリアン|
1991年、アイルランド生まれ。才色兼備で年齢以上の威厳と落ち着きを感じさせ、あっという間に世代を代表する女優たちの仲間入りを果たす。
『The 27 Club』(08)でデビューし、ショーン・ペン主演の『きっと ここが帰る場所』(11)で注目される。続いて、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ジュリア・ルイス=ドレイファス共演の『おとなの恋には嘘がある』(13)、スティーヴン・ソダーバーグ監督のTVシリーズ「The Knick/ザ・ニック」(14~15)、トム・ハンクス共演、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ブリッジ・オブ・スパイ』(15)、ラミ・マレック共演の『パピヨン』(17)などに出演する。
新作は、クロエ・セヴィニー共演の『The True Adventures of Wolfboy』(19)、イーサン・ホーク共演の『Telsa』(19)など。
|ノッティンガム州長官役|
1969年、オーストラリア生まれ。2010年、『アニマル・キングダム』でガイ・ピアースと共演し、オーストラリアの2大アワードであるAFI賞とIF賞の主演男優賞を獲得し、演技派俳優として高く評価される。
その他の主な出演作は、ブラッド・ピット共演の『ジャッキー・コーガン』(12)、ライアン・ゴズリング共演の『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』(12)、クリスチャン・ベイル共演、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト ライジング』(12)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)、ジョー・ライト監督の『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(17)、スティーヴン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』(18)、『キャプテン・マーベル』(19)など。
|タック修道士|
1975年、イギリス生まれ。ミュージシャン、俳優、コメディアン、作家として活躍している。風刺の効いた弾き語りで、イギリス、アメリカ、オーストラリアをツアーした他、5枚のDVDをリリースしている。俳優としては、舞台で「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」のローゼンクランツ役、「ジーザス・クライスト=スーパースター」のジューダス・イスカリアット役を演じている。また、TVシリーズ「カリフォルニケーション」(13)にも出演する。
監督業にも進出、ドリームワークスのアニメーション映画『ビルビー』(18)を手掛ける。
|枢機卿|
1939年、アメリカ、ペンシルベニア州生まれ。『アマデウス』(84)でアカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞を受賞し、名優と称えられる。その他、ブライアン・デ・パルマ監督の『スカーフェイス』(83)、『薔薇の名前』(86)、『虚栄のかがり火』(90)、『スター・トレック/叛乱』(98)、『小説家を見つけたら』(00)、ジョエル&イーサン・コーエン監督の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(13)などに出演。近年では、ウェス・アンダーソン監督とのタッグでも知られ、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)に出演し、『犬ヶ島』(18)では声の出演をする。その他、「グッド・ワイフ」(11~14)、「HOMELAND/ホームランド」(12~18)などTVシリーズでも活躍している。
1971年、イギリス生まれ。ポストプロダクション会社から、映画界でのキャリアをスタートし、編集者を経て制作サイドに移り、ADとして3年間、400を超える数のCMに携わる。その後、監督した短編映画がブリティッシュ・カウンシル選定作品になり、様々な国際映画祭で上映され、多くの賞を獲得する。それをきっかけにTVシリーズで活躍するようになり、「Five Days」(07)で英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、「Criminal Justice」(08)で英国アカデミー賞に輝く。
その他の作品は、「永遠のプリマ マーゴ・フォンテーン」(09)、TVシリーズ「ブラック・ミラー」「ピーキー・ブラインダーズ」など。新作は、TVシリーズ「His Dark Materials」(19~)。
1974年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。『ギルバート・グレイプ』(93)、『アビエイター』(04)、『ブラッド・ダイヤモンド』(06)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)でアカデミー賞🄬にノミネートされ、5度目のノミネートとなる『レヴェナント:蘇えりし者』(15)で、遂にオスカーに輝く。ハリウッドを代表するスターにして演技派俳優で、近年では製作会社アピアン・ウェイを立ち上げ、プロデューサーとしても活躍している。
その他の主な出演作は、『ボーイズ・ライフ』(93)、『タイタニック』(97)、マーティン・スコセッシ監督と初めて組んだ『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02)、クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』(10)、クリント・イーストウッド監督の『J・エドガー』(11)、クエンティン・タランティーノ監督の『ジャンゴ 繋がれざる者』(12)と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)、『華麗なるギャツビー』(13)など。
新作は、『The Black Hand』、マーティン・スコセッシ監督の『Killers of the Flower Moon』。
レオナルド・ディカプリオの製作会社アピアン・ウェイのプロデューサー。主な作品は、ジャウマ・コレット=セラ監督の『エスター』(09)、アマンダ・サイフリッド主演の『赤ずきん』(11)、ジョージ・クルーニー監督の『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』(11)、クリスチャン・ベイル主演の『ファーナス/訣別の朝』(13)、ジャスティン・ティンバーレイク主演の『ランナーランナー』(13)、レオナルド・ディカプリオ主演、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の『レヴェナント:蘇えりし者』(15)、ベン・アフレック監督・主演の『夜に生きる』(16)など。
新作は、クリント・イーストウッド監督の『The Ballad of Richard Jewell』、レオナルド・ディカプリオ主演の『The Black Hand』。
キリアン・マーフィ主演のTVシリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」の2013年の3つのエピソードの撮影監督を手掛け、高く評価される。その他の作品は、『ウーマン・イン・ブラック2 死の天使』(14)など。
オリヴァー・ストーン監督の『7月4日に生まれて』(89)と『ドアーズ』(91)と『野蛮なやつら/SAVAGES』(12)、カーティス・ハンソン監督の『激流』(94)、ジョン・ウー監督の『ブロークン・アロー』(96)、キャメロン・クロウ監督の『あの頃ペニー・レインと』(00)と『アロハ』(15・未)、ナンシー・マイヤーズ監督の『恋愛適齢期』(03)と『ホリデイ』(06)と『恋するベーカリー』(09)、ロバート・レッドフォード監督・主演の『大いなる陰謀』(07)、アンジェリーナ・ジョリー主演の『ツーリスト』(10)、『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』(13)、ヒュー・ジャックマン主演の『グレイテスト・ショーマン』(17)など、数々の話題作を手掛けている。
ミヒャエル・ハネケ監督の『愛、アムール』(12)で、セザール賞にノミネートされる。その他の作品は、ニコラス・ケイジ主演の『ロード・オブ・ウォー』(05)、ローランド・エメリッヒ監督の『紀元前1万年』(08)、ドウェイン・ジョンソン主演の『ヘラクレス』(14)、『コルト45/孤高の天才スナイパー』(14)、『シークレット・オブ・モンスター』(15)、ヴァンサン・ペレーズ監督の『ヒトラーへの285枚の葉書』(16)など。新作は、ジャウマ・コレット=セラ監督の『Jungle Cruise』(20)。
世界的大ヒット作『ボヘミアン・ラプソディ』(18)で絶賛され、英国アカデミー賞にノミネートされる。その他の作品は、エミリー・ブラント主演の『マイ・サマー・オブ・ラブ』(04・未)、『コントロール』(07)、『BOY A』(07)、『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』(09)、中田秀夫監督の『Chatroom/チャットルーム』(10)、ラッセ・ハルストレム監督の『砂漠でサーモン・フィッシング』(11)、イーサン・ホーク主演の『イリュージョン』(11・未)、ナオミ・ワッツ主演の『ダイアナ』(13)、ロン・ハワード監督の『ラッシュ/プライドと友情』(13)と『白鯨との闘い』(15)と『インフェルノ』(16)、リリー・ジェームズ主演の『高慢と偏見とゾンビ』(16)など。新作は、タロン・エガートン主演の『ロケットマン』(19)。
大ヒット作『グレイテスト・ショーマン』(17)の作曲を手掛け、一流音楽家としての地位を確立する。その他の作品は、『ザ・レイド』(11)、『アース・トゥ・エコー』(14)、『ダイバージェントNEO』(15)とその続編『ダイバージェントFINAL』(16)、『ストレイト・アウタ・コンプトン』(15)、『オンリー・ザ・ブレイブ』(17)など。
ウェス・アンダーソン監督作品で知られ、『ダージリン急行』(07)、『ファンタスティックMr.FOX』(09)、『ムーンライズ・キングダム』(12)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)、『犬ヶ島』(18)を手掛ける。トッド・ヘインズ監督の『アイム・ノット・ゼア』(07)と『キャロル』(15)、『ワンダーストラック』(17)でも高く評価される。
その他の作品は、マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』(11)と『沈黙 -サイレンス-』(16)、『6才のボクが、大人になるまで。』(14)、『ヴィンセントが教えてくれたこと』(14)、『マイ・インターン』(15)、『デトロイト』(17)など。新作は、ブラッド・ピット主演の『アド・アストラ』(19)。
2020年3月6日(金)発売
2020年2月21日(金)より各種プラットフォームにて配信開始
2018年/アメリカ/原題:ROBIN HOOD/英語/カラー/シネマスコープ/116分/G
配給:キノフィルムズ・木下グループ
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