キノフィルムズ

公開終了
2015年4月4日(土)公開

ジヌよさらば~かむろば村へ~

ジヌ(=お金)恐怖症の主人公は、一円も使わない生活で何を見つけるのか―。
主演:松田龍平×監督・脚本・出演:松尾スズキ×まさかの濃いぃ出演陣が贈るエンタテインメント快作!

イントロダクション

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現金に触るだけで失神してしまう、"お金恐怖症"の元銀行マン・タケ(松田龍平)は、一円も使わずに生きていくために、過疎化が進む小さな寒村"かむろば村"へやってきた。お金を使わない生活を闇雲に実行しようとするタケを見守るのは、異常に世話焼きな村長・与三郎(阿部サダヲ)、与三郎の美人妻・亜希子(松たか子)、どこかアヤシイ女子高生・青葉(二階堂ふみ)、自他ともに認める村の"神様"、なかぬっさん(西田敏行)など、個性豊な村人たち。彼らに助けられながら村の生活にも慣れ始めた頃、見るからに怪しい風体の男・多治見(松尾スズキ)が現れ、与三郎に露骨な嫌がらせをしかけるが、実は与三郎には不穏な過去があるようで...!? その一方、迫りくる村長選挙を巡る陰謀が発覚し、タケの生活は思わぬ方向へ向かいだす...!

学校も警察も郵便局も病院もない、どこまでも濃い村人たちと、不思議な力を持った"神様"がいる"かむろば村"。
都会から遠く離れたこの村で、無鉄砲でヘタレなタケがつかみとった"お金を使わない生活"の行きつく先は―!?

主人公=タケを演じるのは人気、実力共に日本映画界のトップを走り続ける松田龍平。監督は松田とは『恋の門』以来11年振りの再タッグとなる松尾スズキ。原作は多くの著名人もファンを公言する漫画家=いがらしみきおの「かむろば村へ」。誰も観たことがない シュールで爽やかなエンタテインメント快作が、ついに登場!

ストーリー

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銀行マンとしての資質がなかったのか、深刻な<お金恐怖症>に陥ったタケ(松田龍平)は過疎化が進む小さな村“かむろば村”へ逃げるようにやってきた。財産は100万円で手に入れた空き家だけ。ガスも水道も携帯電話も要らない!現金は使わない! と宣言したものの、暖房の無いボロ家で暮らし始めた初日に風邪をひく始末。農業を始める気なら田舎暮らしこそ現金や携帯電話が必要なのに、と村人たちにあきれられる毎日だ。田舎暮らしを甘くみていたタケだが面倒見のいい村長・与三郎(阿部サダヲ)が経営する村唯一のスーパーで雇ってもらうことになりバイト代は食糧の現物支給で。田んぼや畑の仕事を村人たちに教えてもらいつつ、なんとか物々交換と自給自足生活になじみ始めたある日、怪しい男(松尾スズキ)が村に現れ…。

松田龍平

<高見武晴・タケ:お金恐怖症になってしまった元銀行マン。1円も使わない生活を求めてかむろば村へやってきた>
1983年5月9日生まれ。東京都出身。99年映画『御法度』(大島渚)の剣士・惣三郎役で鮮烈に俳優デビュー。その年の新人賞を総なめにした。02年には映画『青い春』(豊田利晃)に主演。圧倒的オーラで高校生・九條役を演じ、さらに注目を集める。以降、主演作が途切れることなく映画を中心に活動を続けるが、04年には三池崇史演出の初舞台「夜叉ケ池」、阿部サダヲと共演した舞台「メカロックオペラR2C2」(宮藤官九郎・09)を踏むなど、さらなる活躍の場を広げた。松尾スズキ監督とは映画『恋の門』(04)で初タッグ。変人だがコミカルなキャラクター・蒼木門役で、新たな一面を見せることに。主な出演作に映画『悪夢探偵』シリーズ(塚本晋也/07・08)、『劔岳 点の記』(木村大作/09)、『まほろ駅前多田便利軒』(大森立嗣/11)、『探偵はBARにいる』シリーズ(橋本一/11・13)、『北のカナリアたち』(阪本順治・12)、『麦子さんと』(吉田恵輔/13)、『まほろ駅前狂騒曲』(大森立嗣/14)、『ザ・レイド‐GOKUDO‐』(ギャレス・エバンス/14)など多数。宮藤官九郎が脚本を手がけ、松尾スズキも出演したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)で演じた水口琢磨役の人気も、記憶に新しい。
『舟を編む』(石井裕也/13)では、日本アカデミー賞ほか報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、キネマ旬報ベスト・テンなど多数の主演男優賞を総なめにする。

阿部サダヲ

<天野与三郎:異常なまでに世話焼きな かむろば村の村長>
1970年4月23日生まれ。千葉県出身。92年舞台「冬の皮」より大人計画に参加。同年にはTVドラマ初出演も果たす。舞台、ドラマ、映画と幅広いフィールドで活躍を続ける。また、パンクコントバンド“グループ魂”のボーカル・破壊としても活動している。宮藤官九郎が脚本を務めたTBS系ドラマ「木更津キャッツアイ」(02)の猫田役などコミカルなキャラクターの印象も強いが、ドラマ「医龍‐Team Medical Dragon」シリーズ(06~/フジテレビ系)では金髪の天才麻酔医師・荒瀬をシリアスに演じた。11年には民放ドラマ初主演作「マルモのおきて」(フジテレビ系)が社会的現象になるほどの人気を博している。07年には映画『舞妓Haaaan!!!』(水田伸生)で初主演を飾り、第31回日本アカデミー賞優秀主演男優賞賞を受賞。近年の主な映画出演作には『なくもんか』(水田伸生/09)、『大奥』(金子文紀/10)、『太平洋の奇跡‐フォックスと呼ばれた男‐』(平山秀幸/11)、『ぱいかじ南海作戦』(細川徹/12)、『夢売るふたり』(西川美和/12)、『奇跡のリンゴ』(中村義洋/13)、『謝罪の王様』(水田伸生/13)、『寄生獣』(山崎貴/14・15《ミギー役=声の出演》)など。

松たか子

<天野亜希子:村唯一のマトモな人物。与三郎の美人妻>
1977年6月10日生まれ。東京都出身。93年歌舞伎座の「人情噺文七元結」で初舞台を踏み、94年NHK大河ドラマ「花の乱」でドラマ初出演。
映画は97年『東京日和』(竹中直人)で初出演。同年には「明日、春が来たら・・・」でCDデビュー。女優業と並行して精力的に音楽活動も続けている。
主な映画出演作は『四月物語』(岩井俊二/98)、『ナインソウルズ』(豊田利晃/98)、『隠し剣 鬼の爪』(山田洋次/04)、『THE 有頂天ホテル』(三谷幸喜/06)、『ブレイブストーリー』(千明孝一/06《声の出演》)、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(松岡錠司/07)、『HERO』(鈴木雅之/07)、『K-20怪人二十面相・伝』(佐藤嗣麻子/08)、『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』(根岸吉太郎/09)、『告白』(中島哲也/10)、『大鹿村騒動記』(阪本順治/11)、『夢売るふたり』(西川美和/12)、『小さいおうち』(山田洋次/14)、日本語版劇中歌も大ヒットしたディズニー映画『アナと雪の女王』(クリス・パック他/14《日本語版吹き替え》)など。

二階堂ふみ

<青葉:かむろば村では希少な女子高生>
1994年9月21日生まれ。沖縄県出身。09年俳優の役所広司が監督を務めた映画『ガマの油』でスクリーンデビュー。『劇場版かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(入江悠/11)で初主演。12年『ヒミズ』(園子温)で、第68回ヴェネツィア国際映画祭で“マルチェロ・マストロヤンニ賞”を受賞し話題に。主な出演作に『悪の教典』(三池崇史/12)、『脳男』(瀧本智行/13)、『地獄でなぜ悪い』(園子温/13)、『四十九日のレシピ』(岩田ユキ/13)、『ほとりの朔子』(深田晃司監13)、『私の男』(熊切和嘉/14)、『渇き。』(中島哲也/14)、『日々ロック』(入江悠/14)など。待機作に15年2月公開の『味園ユニバース』(山下敦弘)、夏公開予定の『この国の空』(荒井晴彦)がある。

西田敏行

<なかぬっさん:不思議な力を持った、自他ともに認める村の“神様”>
1947年11月4日生まれ。福島県出身。1970年劇団青年座に入団し、同年「情痴」で初舞台を踏む。翌71年舞台「写楽」で初主演を飾り、以降舞台、映画、ドラマと活躍する日本を代表する俳優の1人。ドラマ「西遊記」(78/日本テレビ系)、「池中玄太80キロ」(80/日本テレビ系)などの出演でお茶の間で愛され、その卓越したトーク力もあいまってバラエティ番組への出演も多い。86年映画『植村直己物語』(佐藤純彌)に主演。7か月にも及ぶ過酷な長期ロケを乗り切った2年後、『敦煌』(佐藤純彌/88)でも長期の現地ロケに臨んだ。88年から約22年続いた映画『釣りバカ日誌』シリーズに、三國連太郎と共に出演。文字通り国民的人気俳優となる。08年、長年にわたる演劇界での業績が認められ紫綬褒章を受章した。近年の主な映画出演作は『星守る犬』(瀧本智行/11)、『探偵はBARにいる』(橋本一/11)、『ステキな金縛り』(三谷幸喜/11)、『アウトレイジ ビヨンド』(北野武/12)、『黄金を抱いて翔べ』(井筒和幸/12)、『清須会議』(三谷幸喜/13)、『遺体 明日への十日間』(君塚良一/13)、『終戦のエンペラー』(ピーター・ウェーバー/13)、『武士の献立』(朝原雄三/13)、『あさひるばん』(やまさき十三/13)、『マエストロ!』(小林聖太郎/1月31日公開)など。

片桐はいり

<いそ子:スーパーあまので働くパートさん>
1963年1月18日生まれ。東京都出身。大学在学中、劇団に入団し、多くの作品に出演。94年に退団後は、舞台のみならずTV、映画などで個性派俳優として活躍する。近作に『なくもんか』(水谷伸生/09)、『劇場版 怪談レストラン』(落合正幸/10)、『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』(本田隆一/11)、『R100』(松本人志/13)、『薔薇色のブー子』(福田雄一/14)、『小野寺の弟・小野寺の姉』(西田征史/14)、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)、ドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」(14/NHK BSプレミアム)など多数。舞台にもコンスタントに出演する他、その文才を活かしたエッセイも執筆するなど多才ぶりを発揮している。

中村優子

<奈津:なかぬっさんの娘で、伊佐旅館の女将>
1975年1月7日生まれ。福井県出身。01年『火垂』(河瀬直美)で演じた主人公のストリッパー役が国内外で絶賛され、ブエノスアイレス国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞。04年『血と骨』(崔洋一)の熱演でも注目された。主な出演作に『ストロベリーショートケイクス』(矢崎仁司/06)、『四谷怪談』(池田千尋/07)、『クワイエットルームにようこそ』(松尾スズキ/07)、『街灯りの向うに』(山本亜希/09)、『クヒオ大佐』(吉田大八/09)、『鉄男THE BULLET MAN』(塚本晋也/10)、『まほろ駅前多田便利軒』(大森立嗣/11)、『ギリギリの女たち』(小林政広/12)、『百瀬、こっちを向いて』(耶雲哉治/14)など。公開待機作に『野火』(塚本晋也)、『グッド・ストライプス』(岨手由貴子)がある。

村杉蝉之介

<伊吉:村の助役>
1965年9月7日生まれ。群馬県出身。94年より大人計画に参加。以降、舞台、TV、映画と個性的な役柄で多数出演し強烈な印象を残す。パンクコントバンド“グループ魂”では、「バイト君」としてリーダーを務める。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)では、アイドル好きのヒビキ一郎役を好演した。主な映画出演作に『恋の門』(松尾スズキ/04)、『日本沈没』(樋口真嗣/06)、『必死剣 鳥刺し』(平山秀幸/10)、『逆転裁判』(三池崇史/12)、『おかえり、はやぶさ』(本木克英/12)、『万能鑑定士Q‐モナ・リザの瞳‐』(佐藤信介/14)、『想いのこし』(平川雄一郎/14)など。最新作に『マエストロ!』(小林聖太郎/1月31日公開)がある。

伊勢志摩

<トキ:伊吉の妻>
1969年8月9生まれ。岩手県出身。91年の舞台「猿ヲ放ツ」以降、大人計画に参加。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)ではパンチのある花巻役で一躍注目されることに。主な映画出演作に『笑の大学』(三谷幸喜/04)、『ユメ十夜《第六夜》』(松尾スズキ/07)、『全然大丈夫』(藤田容介/07)、『クワイエットルームにようこそ』(松尾スズキ/07)、『たみおのしあわせ』(岩松了/08)など。近作に『紙の月』(吉田大八/14)がある。主な舞台出演作に「月影十番勝負 <約yakusoku束>」(池田成志/06)、「アイドル、かくの如し」(岩松了/11)、「キレイ―神様と待ち合わせした女―」(松尾スズキ/14)など多数。

オクイシュージ

<勝男:伊佐旅館で働く板前。顔に大きな傷がある>
1966年8月12日生まれ。大阪府出身。85年舞台役者としてキャリアをスタート。98年よりラジオパーソナリティとしても活躍する。10年舞台ユニット「国産第1号」を立ち上げ、精力的に活動を行っている。舞台「ふくすけ」(12)、「マシーン日記」(13)、「キレイ~神様と待ち合わせした女~」(14)など松尾スズキ演出の舞台にも数多く出演。松尾スズキの「うっとりラジオショー」(13)では構成を担当している。主な出演作に映画『ゴッドタン  キス我慢選手権 THE MOVIE』(佐久間宣行/13)、ナゾトキネマ『マダム・マーマレードの異常な謎《出題編》《解答編》』(中村義洋、鶴田法男、上田大樹/13)、ドラマ「リバースエッジ 大川端探偵社」(14/テレビ東京系)など。

モロ師岡

<みよんつぁん:タケの田んぼの持ち主で、農業の“先生”>
1959年2月20日生まれ。千葉県出身。78年劇団現代に入団。90年以降、TVに進出しコミカルな演技で活躍する。95年『紅~BENI~』(もりしげる)でスクリーンデビューを果たした後、96年『キッズ・リターン』(北野武)で悪役ボクサーを演じ、東京スポーツ映画大賞助演男優賞を受賞した。近作に映画『ばななとグローブとジンベエザメ』(矢城潤一/13)、『暗闇から手をのばせ』(戸田幸宏/13)、『私の男』(熊切和嘉/14)、『春を背負って』(木村大作/14)、『ふしぎな岬の物語』(成島出/14)、『小野寺の弟・小野寺の姉』(西田征史/14)など多数。最新作に『マエストロ!』(小林聖太郎/1月31日公開)がある。

荒川良々

<青木:ネコになりたがっている、親孝行なチンピラ>
1974年1月18日生まれ。佐賀県出身。98年より大人計画に参加。以降、舞台、映画、TV、CMと幅引く活躍する。08年、映画『全然大丈夫』(藤田容介監督)で初主演を飾った。近作に『私は貝になりたい』(福澤克雄/08)、『鴨川ホルモー』(本木克英/09年)、『鍵泥棒のメソッド』(内田けんじ/12)、『謝罪の王様』(水田伸生/13)、『ジャッジ!』(永井聡/14)、『福福荘の福ちゃん』(藤田容介/14)、ドラマ「あまちゃん」(13/NHK)、「海の上の診療所」(13/フジテレビ系)、「弱くても勝てます」(14/日本テレビ系)など多数。最新作に15年6月6日公開予定の『予告犯』(中村義洋)がある。

皆川猿時

<青砥:青石町の議員>
1971年2月1日生まれ。福島県出身。94年より大人計画に参加。俳優としてはもちろん、パンクコントバンド“グループ魂”のMC・港カヲルとしても活躍する個性派俳優。近作に映画『クライマーズ・ハイ』(原田眞人/08)、『なくもんか』(水田伸生・09)、『中学生円山』(宮藤官九郎/13)、『土竜の唄』(三池崇史/14)、ドラマ「あまちゃん」(NHK/13)、「天魔さんがゆく」(TBS系/13)、「ビター・ブラッド」(フジテレビ系/14)、「吉原裏同心」(NHK/14)、「水球ヤンキース」(フジテレビ系/14)など多数。15年2月から舞台「モンティ・パイソンのSPAMALOT」(福田雄一)、15年10月公開『バクマン。』(大根仁)などに出演。

スタッフ

  • 監督・脚本・出演:松尾スズキ<多治見:与三郎の過去を知る不気味なヤクザ>

    1962年12月15日生まれ。福岡県出身。「大人計画」主宰。劇作家、演出家、俳優、コラムニスト、エッセイスト、小説家、映画監督、脚本家など様々な顔を持つクリエイター。
    88年、「大人計画」を旗揚げ。97年、舞台「ファンキー!~宇宙は見える所までしかない~」で第41回岸田國士戯曲賞、01年、ミュージカル「キレイー神様と待ち合わせした女―」で第38回ゴールデン。アロー賞演劇賞を受賞。08年には『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』(松岡錠司)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。
    04年、松田龍平を主演に迎えた長編初監督作『恋の門』が、ヴェネツィア国際映画祭に正式出品され、国内外で高い評価を受ける。その他の監督作に、『female《夜の舌先》』(05)、『ユメ十夜《第六夜》』(07)、『クワイエットルームにようこそ』(07)がある。
    また、『クワイエットルームにようこそ』は自身の原作で第134回芥川賞候補になっているほか、10年には小説「老人賭博」で第142回芥川賞にノミネートされている。
    俳優としての出演作も数多く、近年の主な作品に、ドラマ「TAROの塔」(NHK/11)、「あまちゃん」(NHK/13)のほか、映画『悪人』(10/李相日)、『カイジ2 人生奪回ゲーム』(11/佐藤東弥)、『俺俺』(13/三木聡)、『R100』(13/松本人志)、『まほろ駅前狂騒曲』(14/大森立嗣)などがある。

  • 原作:いがらしみきお

    1955年生まれ。宮城県出身。79年、漫画家デビュー。「ネ暗トピア」「さばおり劇場」などの過激なギャグで圧倒的な支持を得て、83年、「あんたが悪いっ」で第12回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。86年から開始された「ぼのぼの」はベストセラーとなり、講談社漫画賞を受賞する。98年、「忍ペンまん丸」で第43回小学館漫画賞を受賞。
    その他の代表作に、手塚治虫文化賞に二年連続ノミネートされた「I【アイ】」、「Sink」、山上たつひこに原作を委ねた「羊の木」などがある。

  • 主題歌:OKAMOTO’S

    Vox/オカモトショウ、Gtr/オカモトコウキ、B/ハマ・オカモト、Drs/オカモトレイジ
    中学校からの同級生で結成された四人組ロックバンド。
    10年、日本人男子としては最年少の若さでアメリカ・テキサス州で開催された音楽フェス「SxSW2010」に出演。アメリカ7都市を廻るツアーや豪州ツアー、香港、台湾、ベトナムを廻ったアジアツアーなど、海外でのライブを積極的に行っている。
    これまでシングル5作品、アルバム6作品を発表。14年にはCDデビュー5周年を掲げて精力的に活動を行っている。

  • 音楽:佐橋佳幸

    1961年生まれ。東京都出身。ギタリスト、プロデューサー、作曲家、アレンジャー。
    83年、バンド「UGUISS」としてデビュー後、ギタリストとして小田和正、桑田佳祐、坂本龍一、佐野元春、竹内まりや、山下達郎などの日本を代表するアーティストのレコーディングやライブに参加。ギタリストの常識を超えた読譜力と音楽センス、様々な楽器とプレイスタイルの名手として、鈴木雅之、スキマスイッチ、槇原敬之など多くの実力派アーティストや海外ミュージシャンからも信頼が厚い。作•編曲家として渡辺美里、藤井フミヤ、福山雅治、氷室京介、松たか子などを手掛け、プロデューサーとしても高いクリエイティビティーが評価されている。94年にソロアルバム「Trust Me」をリリース。その後もギターデュオ「山弦」、ユニット「SOY」名義で作品を発表。近年ではDr.kyOnとのユニット「ダージリン」として個性的な活動を展開している。主なサウンドトラック作品として、ゲーム「ポポロクロイス物語」、映画『ライフ・オン・ザ・ロングボード』(05/喜多一郎)の他に、松尾スズキ・松たか子が出演した舞台「もっと泣いてよフラッパー」(串田和美/14)の音楽も担当している。

  • 撮影:月永雄太

    1976年生まれ。静岡県出身。
    主な代表作:『パビリオン山椒魚』(06/冨永昌敬)、『東京公園』(11/青山真治)、『キツツキと雨』(12/沖田修一)、『きみはいい子』(15/呉美保)、『先生と迷い猫』(15/深川栄洋)

  • 照明:宮尾康史

    1970年生まれ。滋賀県出身。
    主な代表作:『オリヲン座からの招待状』(07/三枝健起)、『ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う』(10/石井隆)、『臍帯』(12/橋本直樹)、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13/小泉徳宏)、『近キョリ恋愛』(14/熊澤尚人)

  • 録音:古谷正志

    1971年生まれ。埼玉県出身。
    主な代表作:『リアリズムの宿』(02/山下敦弘)、『プール』(08/大森美香)、『おと な り』(09/熊澤尚人)、『日々ロック』(14/入江悠)、『百円の恋』(14/武正晴)

  • 編集:上野聡一

    1969年生まれ。広島県出身。
    主な代表作:『EM/エンバーミング』(99/青山真治)、『突入せよ!「あさま山荘」事件』(02/原田眞人)、『ピンポン』(02/曽利文彦)、『クワイエットルームにようこそ』(07/松尾スズキ)、『ザ・マジックアワー』(08/三谷幸喜)

  • 美術:岩本浩典

    1980年生まれ。岐阜県出身。
    主な代表作:『PASSION』(08/濱口竜介)、『リアル鬼ごっこ③④⑤』(12/安里麻里)、『味園ユニバース』(15/山下敦弘)

  • 装飾:大藤邦康

    1966年生まれ。大阪府出身。
    主な代表作:『雨鱒の川』(04/磯村一路)、『寝ずの番』(06/津川雅彦)、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(08/八木毅監督)、『明日泣く』(11/内藤誠)、『劇場版私立バカレア高校』(12/窪田崇)

  • ヘアメイク:橋本申二

    1966年生まれ。山口県出身。
    主な代表作:『ライク・サムワン・イン・ラブ』(12/アッバス・キアロスタミ)、『許されざる者』(13/李相日)、『マエストロ!』(14/小林聖太郎)、『天の茶助』(15/SABU)、『白河夜船』(15/若木信吾)

  • スタイリスト:荒木里江

    1977年生まれ。山形県出身。
    主な代表作:『NANA』(05/大谷健太郎)、『ソラニン』(10/三木孝浩)、『マエストロ!』(14/小林聖太郎)、『ジョーカーゲーム』(15/入江悠)、『バクマン。』(15/大根仁)

  • 助監督:副島宏司

    1972年生まれ。福島県出身。
    主な代表作:『どら平太』(00/市川崑)、『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』(07/三池崇史)、『あしたのジョー』(11/曽利文彦)、『自縄自縛の女』(11/竹中直人)、『箱入り息子の恋』(13/市井昌秀)

  • 制作担当:坪内一

    1958年生まれ。兵庫県出身。
    主な代表作:『うなぎ』(97/今村昌平)、『蝉しぐれ』(05/黒土三男)、『あおげば尊し』(05/市川準)、『終戦のエンペラー』(13/ピーター・ウェーバー)、『ラブ&ピース』(15/園子温)

  • ライン・プロデューサー:古賀奏一郎

    1976年生まれ。福岡県出身。
    主な代表作:『明日泣く』(11/内藤誠)、『桜並木の満開の下に』(12/船橋淳)、『ゆるせない、逢いたい』(13/金井純一)、『禁忌』(14/和島香太郎)

配信

2018年5月2日(水)より各種プラットフォームにて配信開始

ジヌよさらば~かむろば村へ~

2015年/日本/G/121分
企画製作:キノフィルムズ、グリオ/制作プロダクション:シネグリーオ/配給:キノフィルムズ
特別協力:福島県柳津町/特別協賛:福島民報社/助成:文化庁文化芸術振興費補助金

Ⓒ2015 いがらしみきお・小学館/『ジヌよさらば~かむろば村へ~』製作委員会
※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。