キノフィルムズ

アンロック/陰謀のコード
公開終了
2018年4月20日(金)公開

アンロック/陰謀のコード

罠にはめられ第一容疑者となったCIA尋問のスペシャリスト、アリス――
果たしてアメリカと英国の政府を敵にまわし、史上最悪のバイオテロを阻止することができるのか?
裏切り者は誰だ? 
ハリウッド実力派スターの豪華共演で放つ予測不能のサスペンス・アクション!!

イントロダクション

イントロダクション画像

ハリウッドのスタジオ重役たちの投票による、製作前の脚本の人気ランキング「ザ・ブラックリスト」。2008年のトップには、新鋭ピーター・オブライエンの本作の脚本が選ばれた。そのユニークなオリジナリティにすっかり惚れ込んだという、『トランスフォーマー』、『G.I.ジョー』、『RED/レッド』など、数々の大ヒットアクションシリーズを生み出してきた名プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラの製作によって、遂に映画化が実現した。
一流プロデューサーが監督に指名したのは、『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』のマイケル・アプテッド監督。華々しい受賞歴と圧倒的なフィルモグラフィーに彩られた、50年を超える監督人生の集大成を完成させた。
物語の主人公は、CIAの女性尋問官、アリス・ラシーン。どんなに手強い容疑者も必ず落とす尋問のスペシャリストとして活躍していたが、パリのテロ事件を阻止できず犠牲者を出したことから心に傷を抱えて第一線を退く。今はロンドンで表向きは地区センターの職員として、テロの情報収集の囮捜査官をしていた。そんななか、CIAは英国での史上最凶のバイオテロ計画を察知、アリスは容疑者の尋問に復帰せよと命じられる。ところが、それは罠だった!CIA内部の裏切り者が、アリスが聞き出した情報を奪おうとしたのだ。容疑者は殺され、アリスは犯人として、アメリカと英国の両政府から追われる身に!タイムリミットが迫るなか、アリスは裏切り者を見つけ出し、バイオテロを阻止することができるのか──?

ストーリー

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東ロンドンの地区センターで、就職斡旋の仕事に励むアリス・ラシーン(ノオミ・ラパス)。だが、それは表の顔。彼女の真の姿はCIA女性尋問官、過激派の潜むこの街で、囮捜査官としてテロリストの情報を集めている。
かつて尋問のスペシャリストとして華々しく活躍していたアリスだが、2012年にパリのテロ事件の首謀者を尋問した際に、自供させたが犯行を阻止できず、24人の犠牲者が出たことを今も重く受け止めている。12歳でヨーロッパから渡米し、過酷な環境を生き抜いたアリスは正義感が人一倍強く、当時の上司のラッシュ(マイケル・ダグラス)から「君のせいじゃない」と言われても、自らを許すことができずにいた。
そんななかCIAは、イスラム教の指導者ハリル(マクラム・フーリ)が、英国でテロを決行せよとの指示を使者のラティーフ(エイメン・ハムドゥーチ)に託したという情報を掴む。指示を与える相手は、ハリルを師と仰ぐマーサー(ミヒャエル・エップ)で、恐ろしい病原体によるバイオテロを企てているというのだ。
ラティーフの身柄の拘束に成功したCIAは、彼から密会の詳細を聞き出し、使者をすり替えてテロを止めるという作戦を立てる。だが、ドイツから呼びよせた尋問官が何者かに殺されてしまう。本部で緊急会議が開かれ、ヨーロッパ部門長のハンター(ジョン・マルコヴィッチ)は、代わりの尋問官にアリスを指名する。
翌日、ロンドン支局のサッター(マシュー・マーシュ)と名乗る男が現れ、アリスをラティーフの元へと連れて行く。アリスはラティーフと対面すると、2年間のブランクをものともせず、テキパキと指示を飛ばす。 監視カメラを切り、手錠を外し、1対1で信頼関係を結ぶのが彼女のやり方だ。やがてアリスはラティーフの心を掴み、密会の手順と合言葉を聞き出す。
しかし、隣の部屋で待機していたサッターに報告しようとしたその時、アリスの携帯電話が鳴る。本部のロムリー(ブライアン・カスプ)からで、「至急ロンドンで尋問を頼む」と言うのだ。「もう始めている」と戸惑うアリスに、「ロンドン支局には、まだ話していない」と驚くロムリー。罠だった! アリスはラティーフを連れて逃げるが、激しい銃撃戦へと発展し、ラティーフは撃ち殺される。
アリスがラッシュの自宅へと逃げ込む間に、本部はラティーフが誘拐されたことを突き止めるが、後の祭りだ。どうやらCIA内部に裏切り者がいるらしい。そう気づいた時には、既に追っ手は目の前に迫っていた。ラッシュは銃弾に倒れ、アリスは彼の指示したマンションへと避難する。
だが、部屋には盗みに入っていたジャック(オーランド・ブルーム)という思わぬ先客がいた。アリスは彼を縛り上げると、電話線に細工をし、固定電話から本部へと連絡する。向かいの棟に逆探知で駆け付けたロンドン警視庁の特殊部隊を確認したアリスは、今や自分が容疑者リストのトップだと知って逃げる。その時、彼女を助けたのが、ジャックだった。
力になると名乗り出た元海兵隊員のジャックを相棒にしたアリスは、信頼を寄せるMI5の捜査官ノウルズ(トニ・コレット)に、ある作戦を持ちかける。果たして、アメリカと英国の両政府に追われながら、恐るべきバイオテロを阻止することはできるのか?そして、裏切り者の正体とは──?

ノオミ・ラパス

1979年、スウェーデン生まれ。スティーグ・ラーソンの原作を映画化したスウェーデン版の『ミレニアム』3部作、英国アカデミー賞にノミネートされた『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』『ミレニアム2 火と戯れる女』『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』(09)でリスベット・サランデルを演じ、批評家の高い評価を得て、世界中から注目される存在となる。
その他の主な出演作は、ガイ・リッチーが監督を務めたシリーズの続編『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(11)、ブライアン・デ・パルマ監督の『パッション』(12)、『デッドマン・ダウン』(13)、トム・ハーディ、ゲイリー・オールドマン共演の『チャイルド44 森に消えた子供たち』(14)、主演を務めた『ラプチャー 破裂』(16)、『セブン・シスターズ』(17)、リドリー・スコット監督の『プロメテウス』(12)と『エイリアン:コヴェナント』(17/カメオ)、ウィル・スミス共演の『ブライト』(17/NETFLIX作品)などに出演をし一躍脚光を集めている。新作は、イーサン・ホーク共演の『Stockholm』(18)などがある。

|アリス・ラシーン役|
CIA。尋問のスペシャリスト

オーランド・ブルーム

1977年、イギリス生まれ。ロンドンのナショナル・ユース・シアターで教育を受け、ブリティッシュ・アメリカン・ドラマ・アカデミーで演劇を学ぶ。ピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』3部作(01・02・03)のレゴラス役で世界中にその名を知られる。ジャクソン監督の『ホビット 竜に奪われた王国』(13)と『ホビット 決戦のゆくえ』(14)でレゴラス役を再演する。また、ウィル・ターナー役を演じたスーパーヒットシリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン』(03・06・07・17)でも、高い人気を獲得する。
その他の主な出演作は、リドリー・スコット監督の『ブラックホーク・ダウン』(01)と『キングダム・オブ・ヘブン』(05)、ウォルフガング・ペーターゼン監督の『トロイ』(04)、キャメロン・クロウ監督の『エリザベスタウン』(05)、ポール・W・S・アンダーソン監督の『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(11)など。新作は、『S.M.A.R.T. Chase』(17)。2014年、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに殿堂入りを果たす。

|ジャック・オルコット役|
元イギリス海兵隊

トニ・コレット

1972年、オーストラリア生まれ。役柄に憑依する驚愕の演技力で、ハリウッドで唯一無二の存在となる。世界中の映画ファンに強烈な印象を残した、P・J・ホーガン監督の『ミュリエルの結婚』(94)で、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。続くM・ナイト・シャマラン監督の大ヒット作『シックス・センス』(99)ではアカデミー賞®にノミネートされ、『リトル・ミス・サンシャイン』(06)で再びゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。その他の代表作は、トッド・ヘインズ監督の『ベルベット・ゴールドマイン』(98)、英国アカデミー賞にノミネートされた『アバウト・ア・ボーイ』(02)、『イン・ハー・シューズ』(05)、『マイ・ベスト・フレンド』(15) 、『トリプルX:再起動』(17)などがある。

|エミリー・ノウルズ役|
英国情報局MI5の捜査官

ジョン・マルコヴィッチ

1953年、アメリカ、イリノイ州生まれ。アート作品からアクション大作まで、数多くの作品に出演してきた映画界のレジェンドにしてカリスマ的存在の一人。監督、プロデューサー、ファッション・デザイナー、アーティストとしても活躍する。『プレイス・イン・ザ・ハート』(84)と『ザ・シークレット・サービス』(93)でアカデミー賞®にノミネートされ、『マルコヴィッチの穴』(99)でNY映画批評家協会賞を受賞する。その他の代表作は、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『シェルタリング・スカイ』(90)、ジェーン・カンピオン監督の『ある貴婦人の肖像』(96)、クリント・イーストウッド監督の『チェンジリング』(08)、『RED/レッド』シリーズ(10・13)、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(11) などがある。

|ボブ・ハンター役|
CIAヨーロッパ部門長

マイケル・ダグラス

1944年、アメリカ、ニュージャージー州生まれ。オリヴァー・ストーン監督の 『ウォール街』(87)でアカデミー賞®とゴールデン・グローブ賞を受賞し、演技派俳優としての地位を確立する。さらに、グレン・クローズ共演の『危険な情事』(87)、シャロン・ストーン共演、ポール・ヴァーホーヴェン監督の『氷の微笑』(92)が世界中で驚異的な大ヒットを収め、ハリウッドを象徴するスター俳優となる。
その他の代表作は、リドリー・スコット監督の『ブラック・レイン』(89)、『アメリカン・プレジデント』(95)、デヴィッド・フィンチャー監督の『ゲーム』(97)、『トラフィック』(00)、ゴールデン・グローブ賞と英国アカデミー賞にノミネートされた『ワンダー・ボーイズ』(00)、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた『ウォール・ストリート』(10)など。プロデューサーとしても活躍、アカデミー賞®作品賞を始め5部門を受賞した、ミロス・フォアマン監督の『カッコーの巣の上で』(75)などを手掛ける。

|エリック・ラッシュ役|
CIAロンドン支局

スタッフ

  • 監督:マイケル・アプテッド

    1941年、イギリス、バッキンガムシャー生まれ。ケンブリッジ大学で法律と歴史を学ぶ。グラミー賞、英国アカデミー賞、国際ドキュメンタリー協会(IDA)の最も栄誉あるIDAキャリア功労賞など、多数の受賞・ノミネート歴を誇り、聖マイケル・聖ジョージ勲章コンパニオンも受勲する。
    主な監督作品は、『歌え!ロレッタ愛のために』 (80)、『 ゴーリキー・パーク 』(83・未)、『愛は霧のかなたに 』(88)、『サンダーハート』(92・未) 、『ネル』(94)、世界的大ヒット作『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(99)、『エニグマ』(01)、『イナフ』(02)、『アメイジング・グレイス』(06)、大ヒットシリーズの第3弾『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』(10)、『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』 (12)など。
    TVシリーズでも活躍し、「ROME [ローマ]』(05~07)の3エピソード、「マスターズ・オブ・セックス』(13~16)の9エピソード、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』(13~16)の2エピソードを手掛ける。

  • 脚本:ピーター・オブライエン

    ノースウェスタン大学を英語学専攻で卒業。現在、様々なスタジオで企画を進めている注目の新進脚本家。『ボーン』シリーズのロバート・ラドラム原作の『The Chancellor Manuscript』の脚色を進めていて、監督はマーク・フォースターの予定。また、ベン・アフレック監督の『Line of Sight』のリライトを担当。2002年、短編スリラー『Self Storage』の脚本と監督を手掛け、数々の映画祭で観客賞を獲得。2010年には、エイリアンの連合軍と人類の全面戦争を描いた、マイクロ・ソフト社の大好評のビデオ・ソフト「ヘイロー:リーチ」シリーズの4作目のゲーム・ストーリーを書く。ファンやゲーム・ソフトの雑誌から高く評価された同タイトルは、発売後24時間でフォロワー数2億人超えの記録を作る。

  • 製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ

    1957年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。父親のマリオ・ディ・ボナヴェンチュラは、世界的な指揮者。ハーバード大学で学位を取得し、ペンシルヴァニア大学で経営学修士課程を修了。コロムビア・ピクチャーズ、ワーナーを経て、2003年にパラマウント・ピクチャーズをベースに製作会社を立ち上げ、キアヌ・リーヴス主演の『コンスタンティン』(05)、マーク・ウォールバーグ主演の『ザ・シューター/極大射程』(07)、マイケル・ベイ監督の『トランスフォーマー』シリーズ(07・09・11・14・17)、『G.I.ジョー』(09)と続編『G.I.ジョー バック2リベンジ』(13)、アンジェリーナ・ジョリー主演の『ソルト』(10)、ブルース・ウィリス主演の『RED/レッド』(10)と続編『REDリターンズ』(13)、『エージェント:ライアン』(14)、『チェイサー』(17)など、数々のアクション大作を手掛け、大ヒットに導く。新作は、キアヌ・リーヴス主演の『Replicas』(18)、ジェイソン・ステイサム主演の『The Meg』(18)など。『トランスフォーマー』の新作も製作予定。

  • 製作:エリク・ハウサム

    アメリカ、アリゾナ州生まれ。アリゾナ大学で映画を学び、ハリウッド最大のタレントエージェンシーに入社、大物プロデューサーのマイク・ステンソン、ジェリー・ブラッカイマーに付く。その後、ディ・ボナヴェンチュラ・ピクチャーズ製作部門のエクゼクティブ・バイス・プレジデントに就任。マーク・ウォールバーグ主演、ジョン・シングルトン監督の『フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い』(05)、アントワーン・フークア監督の『ザ・シューター/極大射程』(07)、チャニング・テイタム主演、スティーヴン・ソマーズ監督の『G.I.ジョー』(09)、ジョン・M・チュウ監督の『G.I.ジョー バック2リベンジ』(13)、ハル・ベリー主演の『チェイサー』(17)などを手掛ける。

  • 撮影監督:ジョージ・リッチモンド

    コリン・ファース主演、マシュー・ボーン監督の世界的大ヒット作『キングスマン』(14)、その続編の『キングスマン:ゴールデン・サークル』(17)を手掛け、高く評価される。デクスター・フレッチャー監督作品でも知られ、『ワイルド・ビル』(11・未)、『サンシャイン/歌声が響く街』(13)、『イーグル・ジャンプ』(16・未)の撮影を務める。その他の主な作品は、ポール・ベタニー主演の『ランズエンド -闇の孤島-』(12・未)など。クリストファー・マッカリー監督の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(15)にも追加撮影の撮影監督として参加している。新作は、アリシア・ヴィキャンデル主演の『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(17)がある。

  • 製作総指揮:ケヴァン・ヴァン・トンプソン

  • 他製作:ジョージナ・タウンズレー、クローディア・ブリュームフーバー

  • 編集:アンドリュー・マックリッチー

  • 音楽:スティーヴン・バートン

  • 衣裳デザイン:ボヤナ・ニキトヴィッチ

  • プロダクション・デザイン:オンドレイ・ネクヴァシール

配信

2018年9月4日(火)より各種プラットフォームにて配信開始

アンロック/陰謀のコード

2017年/イギリス/原題:UNLOCKED/シネマスコープ/98分/PG12
配給:キノフィルムズ・木下グループ
© 2017 UNLOCKED DISTRIBUTION LIMITED
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