キノフィルムズ

公開終了
2021年11月5日(金)公開

アンテベラム

『ゲット・アウト』『アス』のプロデューサーが放つパラドックス・スリラー

イントロダクション

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博士号を持つ社会学者で人気作家でもあるヴェロニカは、優しい夫、愛くるしい幼い娘との幸せな家庭を築き上げていた。
ある日、ニューオーリンズでの講演会に招かれた彼女は、力強いスピーチで拍手喝采を浴びる。
しかし、友人たちとのディナーを楽しんだ直後、ヴェロニカの輝きに満ちた日常は突然崩壊し、究極の矛盾をはらんだ悪夢へと反転するのだった…。
一方、アメリカ南部のプランテーションで囚われの身となり、過酷な労働を強いられているエデン。
ある悲劇をきっかけに、奴隷仲間とともに脱走計画を実行するが―
斬新なオリジナリティあふれる脚本を卓越した語り口で映像化し、先読み不能のスリルとサプライズを創出したジョーダン・ピール監督の『ゲット・アウト』と『アス』。これらを世に送り出したプロデューサー、ショーン・マッキトリックが、観客の好奇心をかき立て、想像を絶する“真実”を突き付ける新たな衝撃作を世に放つ。
主演は、『ムーンライト』『ドリーム』で絶賛を博した、グラミー賞候補の常連シンガーでもあるジャネール・モネイ。メガホンをとったのは、本作で長編映画デビュー作を果たす新進気鋭のジェラルド・ブッシュ、クリストファー・レンツの二人からなる監督ユニット。 パラドックスな迷宮のごとき映像世界の果てに、あらゆる思考が吹っ飛ぶ衝撃の“真実”とは―⁉

ストーリー

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リベラル派として知られるベストセラー作家のヴェロニカは、心優しい夫、幼い娘と幸せに暮らしていた。ある日、エリザベスと名乗る謎めいた女性のオンライン取材をこなした彼女は、講演会のために単身ニューオーリンズを訪れる。力強いスピーチで拍手喝采を浴びたヴェロニカは、現地で合流した親友らと高級レストランでのディナーに繰り出す。しかしその行く手には、公私共に順風満帆なヴェロニカを奈落の底へと突き落とす恐ろしい罠が待ち受けていた……。

ジャネール・モネイ

|ヴェロニカ/エデン|
1985年、米カンザス州出身。高校卒業後、ニューヨークのアメリカン・ミュージカル・アンド・ドラマ・アカデミーに進学し、オフブロードウェイの舞台に立つ。04年にアトランタに移り、人気ヒップホップデュオ「OutKast」のビッグ・ボーイに見出され、07年に歌手デビュー。以降シンガーソングライターや音楽プロデューサーだけでなく、モデルとしても活動。16年に女優デビューを果たし、第89回アカデミー賞®で作品賞ほか3部門に輝いた『ムーンライト』(17)では主人公のよき理解者テレサ、アメリカ初の有人宇宙飛行計画を支えた黒人女性を描く『ドリーム』(17)では主人公の1人でエンジニアを志すメアリーを演じた。

エリック・ラング

|彼/マザーズ上院議員|
1973年、米オハイオ州出身。96年に映画『ハイスクール・ハイ』(未)でデビュー。数々の賞に輝いたテレビシリーズ「エスケープ・アット・ダンネモラ~脱獄~」(18)では、ベン・スティラー監督の下、新境地を開き、放送映画批評家協会賞の候補となった。今後の作品に、サウスシカゴの悪名高い腐敗した刑事裁判制度を暴く「61st Street」(21~)、Netflixの新シリーズで、90年代ハリウッドを舞台にしたスーパーナチュラル・リベンジ・スリラー「Brand New Cherry Flavor」などがある。

ジェナ・マローン

|エリザベス|
1984年、米ネバダ州出身。10歳のとき『冷たい一瞬を抱いて』(96)で映画デビュー。児童虐待を受ける少女を熱演し、インディペンデント・スピリット映画賞と映画俳優組合賞で新人賞にノミネートされたほか、ヤングアーティスト賞で女優賞を獲得するなど高い評価を受けハリウッド期待の子役として注目される。翌97年『コンタクト』(97)ではジョディ・フォスターの少女時代を演じサターン賞の最優秀子役賞を獲得。『グッドナイト・ムーン』(98)、『ドニー・ダーコ』(01)、『16歳の合衆国』(03)などで順調にキャリアを重ね、『セイブド!』(04・未)で初主演。

ジャック・ヒューストン

|ジャスパー司令官|
1982年、イギリス・ロンドン出身。曾祖父はオスカー俳優ウォルター・ヒューストン、祖父はオスカー監督のジョン・ヒューストン、叔母はオスカー女優アンジェリカ・ヒューストン。04年にデビューし、人気テレビシリーズ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」(10-13)で演じた強烈なキャラクターがNYタイムズで絶賛される。13年『アメリカン・ハッスル』でギャングの一員を演じて存在感を示し、全米映画俳優組合(SAG)のキャスト賞を受賞。リメイク版『ベン・ハー』(16・未)では主役に抜擢。

カーシー・クレモンズ

|ジュリア|
1993年、米フロリダ州出身。女優・ミュージシャン。17年にはVarietyによる注目すべき俳優に選ばれた。サンダンス映画祭で高い評価を受けた『DOPE/ドープ!!』(16)はカンヌ国際映画祭など複数の映画祭でノミネートされ、その作品への出演後、多くの映画で重要な役を手にしてきた。エズラ・ミラー主演のDC映画『The Flash(原題)』(22・全米公開予定)ではヒロイン役に抜擢、J・D・ディラード監督作『SWEETHEART』(19・未)では主演を務めた。

ガボレイ・シディベ

|ドーン|
1983年、米ニューヨーク州出身。 マーシー・カレッジで心理学を学ぶ傍ら、電話オペレーターの仕事をしていた時に、リー・ダニエルズ監督『プレシャス』(10)のオーディションを受け、見事主役に抜擢される。両親から虐待を受ける少女を演じ、これが女優として初のキャリアながら、ナショナル・ボード・オブ・レビューのブレイクスルー・パフォーマンス賞、サテライト賞新人賞など数々の賞に輝き、アカデミー賞®主演女優賞にもノミネートされる快挙を果たす。

スタッフ

  • 脚本・監督:ジェラルド・ブッシュ&クリストファー・レンツ

    “ブッシュ+レンツ”として知られるふたりは、現代社会を揺るがす問題の数々を描く、最も注目を浴びている新世代の映画作家。マイケル・B・ジョーダン、ダニー・グローヴァー、マイケル・K・ウィリアムズ出演の警察暴力に関する公共広告(PSA)「Against The Wall」(16)で話題となる。ジェイ・Zによる4:44プロジェクトのために、政治的メッセージを込めて高く評価された短編音楽映画『Kill Jay-Z』(17)や、社会正義を求める非営利団体”サンコファ”と共同製作した短編音楽映画『The Glass House』(18)の脚本・監督を担当。最近では、アメリカの公立学校制度の人種差別復活に取材したドキュメンタリー『All Deliberate Speed』を製作している。本作はふたりにとって初の長編映画。

配信

2022年4月27日(水)より各種プラットフォームにて配信開始

アンテベラム

2020年/アメリカ/原題:ANTEBELLUM/英語/106分/カラー/スコープ/5.1ch
配給:キノフィルムズ/提供:木下グループ
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※配信開始日・終了日は各プラットフォームにより異なる場合がございます。Blu-ray・DVDはメーカーウェブサイト、各小売店等にてお買い求めください。