キノフィルムズ

公開終了
2013年11月30日(土)公開

アイ・ウェイウェイは謝らない

2012年 ナショナル・ボード・オブ・レビュー ドキュメンタリー部門トップ5 
サンンダンス映画祭審査員特別賞
ナンタケット映画祭最優秀ドキュメンタリー賞、
テルライド・マウンテン映画祭ディレクターズ・チョイス賞
ハーグ映画祭(オランダ)学生観客賞

北京“鳥の巣”スタジアムをつくったアーティストのひとり。
森美術館で開催された美術展への来場者30万人。
世界の美術館が展示を熱望する破天荒アーティスト アイ・ウェイウェイの真実がアメリカ人監督によって目撃される。

イントロダクション

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東京 森美術館、ロンドン テート・モダン、ブラジル サンパウロ・ビエンナーレ、ミュンヘン ハウス・デア・クンスト、錚々たる世界の美術館がこぞって展示を熱望する中国現代芸術家、アイ・ウェイウェイ。2008年華々しく開催された北京オリンピックのメイン会場として知られる、北京スタジアム“鳥の巣”の設計に参加したことで知られる彼の多くの作品に魅了されないキュレーターはこの世界にはいない。2009年、森美術館で開催された彼の展示会“According To”には約30万人もの来場者が訪れた。多くの人の心を打つ彼の作品のパワーは何か――。

ストーリー

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Who is アイ・ウェイウェイ?
その肩書き多数・・・現代美術科、建築家、キュレーター、文化評論家、社会評論家。様々なジャンルで活躍をしていた彼が、2011年4月3日、香港行きの飛行機に搭乗するために向かった北京首都国際空港で中国当局に拘束され、81日後の6月22日に保釈。なぜ、彼は拘留されることになったのか・・・。彼のアーティストとして生きる日々が、すべてを物語る。そして、今も、軟禁の立場の中、140文字のツイッターで“発信”し続けるアーティスト アイ・ウェイウェイのパワーをあらゆるクリエイターに送る。 アメリカの新人監督アリソン・クレイマンが撮った彼のドキュメンタリーは北米を中心に話題になり、映画祭での上映にはじまり口コミで劇場公開にまで広がった本作が、いよいよ日本でも公開となる。

アイ・ウェイウェイ

1957年  北京に生まれる。
1966-76年 文化大革命 ‐ 強制労働に従事。
1976年  毛沢東死去。
1978年  北京電影学院入学(同期には陳凱歌(チェン・カイコー)、張芸謀(チャン・イーモウ)らがいる。)
1981年  渡米。パーソンズ美術大学に在籍。
1989年  天安門事件。国連本部前でハンガーストに参加。
1993年  北京に帰郷。
2003年  「鳥の巣」スタジアムのデザインに選ばれる。
2007年  「鳥の巣」と北京オリンピックを政治プロパガンダと糾弾。
2008年  四川省大地震。 北京オリンピック開催。
2009年  成都市地元警察に襲撃される。
2011年  北京首都国際空港で拘留---81日後保釈
そして今も秘密警察の24時間の監視下のもと活動を続ける。

スタッフ

  • 監督・撮影・共同編集:アリソン・クレイマン

    監督、プロデューサー、撮影、共同編集と本作の中心人物であるアリソン・クレイマンはフリーのジャーナリストであり、ドキュメンタリー映画作家でもある。2006年から2010年まで中国に暮らし、その間に、PBSFrontlineやナショナル・パブリック・ラジオやAP通信テレビーニュース等のラジオ/テレビ番組特集を制作。又、ドキュメンタリー長編映画デビュー作となる「AI WEIWEI: NEVER SORRY」の撮影に着手、アーティスト/活動家に2年間に渡り密着し、かつてないほどに彼の人生と作品に迫った。本作は2012年のサンダンス映画祭で審査員特別賞/挑戦の精神賞を受賞した。2011年春に中国当局がアイ・ウェイウェイを3ヶ月間拘束した際、クレイマンはCNNインターナショナルやコルベリア・レポート等、メディアに大量露出し、アイ・ウェイウェイや自身の作品について語った。彼女はサンダンスのドキュメンタリー製作フェローに選ばれ、フィルムメーカー誌が毎年選ぶ“インディペンデント映画界のニューフェイス25人” の一人となった。
    フィラデルフィアに育つ。2006年にブラウン大学で歴史学の文学士号を取得し卒業。C.V. Starr National Service Fellowshipと一般レポート部門でのAP通信の大学ラジオ賞を獲得。北京語とヘブライ語を話す。

アイ・ウェイウェイは謝らない

2012年/アメリカ/原題:Ai Weiwei: Never Sorry/G/91分
配給:キノ フィルムズ
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