キノフィルムズ

公開終了
2017年12月16日(土)公開

はじまりのボーイミーツガール

フランスのベストセラー青春小説を映画化!チェリストを夢見る少女と、落ちこぼれ少年の小さな恋が抱える大きな秘密とは?!

イントロダクション

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ヴィクトールは、母の死から立ち直れない父親に悩む12歳。恋するマリーには相手にされていなかったはずが、近ごろ急接近されヘンな感じ。マリーからプロのチェロ奏者になる夢を打ち明けられ舞い上がるが、誰も知らないマリーの秘密を知ってしまう。その秘密を守るため利用されていたことに気付くが、マリーの夢に対する情熱に動かされ、彼女を助けることを決意する──。
フランスで熱狂的に愛されているベストセラー青春小説を映画化。アムールの国の人々が夢中になった小さな恋の物語が、日本にもキュートなときめきを巻き起こす!
12歳にして男子を振り回す小悪魔マリーに扮するのは、フランスでは若き天才ヴァイオリニストとして知られる、アリックス・ヴァイヨ。意地っ張りだが健気なヴィクトールには、『ミモザの島に消えた母』のジャン=スタン・デュ・パック。さらに、ヴィクトールの恋のライバル、ロマンや悪友の双子の兄弟など美少年たちが多数出演して、思春期の入り口に立つ少年たちのユーモアとエスプリのきいた掛け合いを楽しませてくれる!
果たして、小さな恋人たちは秘密を知られることなく、夢を叶えることができるのか──チェロの情感あふれる旋律にのせて、ピュアな心と感動が溢れだす、きっと大切な一本になるハートフルコメディ!

ストーリー

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ヴィクトールはクラスの優等生マリーに恋をしている12歳。秀才のロマンからのアプローチもはねつけるマリーに、落ちこぼれのヴィクトールは遠くから見つめるだけだった。ところが、そんなマリーがヴィクトールに急接近!「勉強を手伝ってあげる」と家に招待してきた! 親友のアイカムから「どん底のお前に最後のチャンスだ」と煽られたヴィクトールは、「女は信用できない」と平静を装いつつも、ウキウキと出かけていく。
マリーの指導で徐々に成績があがってきたある日、プロのチェロ奏者になる夢をマリーから打ち明けられる。そしてマリーと初めて手を繋いで下校したヴィクトールは、別れ際に頬にキスされすっかり舞い上がるのだった。
だが、マリーには、誰も知らない秘密があった。だんだんと視力が落ちる病気にかかったマリーは、音楽学校に行くためそのことをひた隠しにしていたのだ。秘密を守るため、マリーには“目”が必要だった。それに気づいたヴィクトールは、利用されていたことにショックを受けるが、マリーの情熱に動かされ、彼女の夢を叶えることを決意する。その日から2人の秘密の作戦が始まった──!

アリックス・ヴァイヨ

|マリー|
2003年、フランス、モンペリエ生まれ。幼少時からヴァイオリンを始め、地元の音楽学校に通いながら、歌やピアノ、そしてサーカスも習う。6歳から14歳までの子供のみで構成される交響オーケストラ「Les Petites Mains symphoniques」に入団し、産院から老人ホームまで様々な人たちの前で演奏する経験を得る。2015年にはマルタ国際音楽コンペティションで2席を獲得し、2016年にパリ国立高等音楽・舞踊学校に入学した。

ジャン=スタン・デュ・パック

│ヴィクトール│
2003年、フランス、ロカンクール生まれ。俳優の父親を持ち、地元の演劇学校で3年間演技を学び、同校の教師の勧めでオーディションに参加するようになる。2013年に短編映画とTVミニシリーズに出演した後、2015年にナタリー・バイ共演の『復讐のセクレタリー』(未)で長編映画デビュー。続いてメラニー・ロラン共演の『ミモザの島に消えた母』(15)に出演する。TVシリーズやWEBシリーズにも出演しながら、アニメーションの『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』や『PAN〜ネバーランド、夢のはじまり~』ではフランス上映時の主役の声を務める。最新作は、ダヴィド・モロー監督の『Seuls』(17)。好きなスポーツはサッカーとテニス。

シャルル・ベルリング

│マリーの父│
1958年、フランス、サン・マンデ生まれ。1982年に映画デビュー。クロード・ソーテ監督の『とまどい』(95)で注目を集め、翌年に出演したパトリス・ルコント監督の『リディキュール』でセザール賞主演男優賞にノミネートされる。歴史ドラマからコメディまで様々なタイプの役をこなす演技派として知られるが、『皇帝ペンギン』(05)ではナレーションを担当する。その他の主な出演作は、アンヌ・フォンテーヌ監督の『ドライ・クリーニング』(97)、パトリス・シェロー監督の『愛する者よ、列車に乗れ』(98)、オリヴィエ・アサイヤス監督の『夏時間の庭』(08)、ポール・ヴァーホーヴェン監督の『エル ELLE』(16)など。2010年からトゥーロンの劇場の共同ディレクターを務めている他、歌手としての活動もしている。

パスカル・エルべ

│ヴィクトールの父│
1967年、フランス、コルマール生まれ。舞台俳優としてキャリアをスタートする。1996年から映画への出演も果たすようになり、2003年にミシェル・ブジュナー監督の『Père et fils』でセザール賞若手男優賞にノミネートされる。その他の主な出演作は、TV映画「オルガ・キュリレンコ 慰めと報酬」(06)、『UV ─プールサイド─』(07・未)、『クロスファイヤー』(08・未)、『もうひとりの息子』(12)、『トラップ』(14)、TVシリーズ「ノー・セカンドチャンス ~身代金の罠~」(15)など。また2010年には『Tête de turc』で監督業に進出し、セザール賞初長編作品賞にノミネートされる。

スタッフ

  • 監督:ミシェル・ブジュナー

    1952年、チュニジア生まれ。11歳で家族と共にフランスに移住し、15歳で俳優を志す。フランス語に訛りがあったために国立演劇学校への入学に失敗するものの、友人たちと演劇集団を結成し、多くのカフェ・テアトルやワンマンショーの舞台に立つ。1979年に映画に初出演し、コメディ俳優として活躍、コリーヌ・セロー監督の『赤ちゃんに乾杯!』(85)でセザール賞助演男優賞を受賞する。本作でプロデューサーを務めているアリエル・ゼトゥン監督の『Le nombril du monde』(93)では同賞の主演男優賞にノミネートされ、クロード・ルルーシュ監督の『レ・ミゼラブル』(95)では主役のジャン=ポール・ベルモンドを相手にアンドレ・ジマン役を演じている。2003年に『Père et fils』で監督デビューし、100万人以上の動員を記録して大成功を収め、セザール賞初長編作品賞にノミネートされる。本作は2007年の『3 amis』に続く長編映画監督第3作目となる。

  • 脚本:ミシェル・ブジュナー、アルフレッド・ロット

  • 原作:パスカル・ルテール「LE CŒUR EN BRAILLE」

    1966年、フランス、パリの郊外生まれ。フローベルやモリエールを読み、文学に目覚める。1992年より中学校でフランス語の教師を務め、1996年に現代文学の大学第3期過程第1年目終了の免状を取得。教科書や大学定期刊行物に関りながら、「チボー家の人々」の作家ロジェ・マルタン・デュ・ガールの研究を進める。今作の原作となった処女作「Le Coeur en braille」(点字で書かれた心という意味)を2012年に発表、ベストセラーを記録し、主人公2人の3年前と4年後をそれぞれ書いた2作の続編を発表している。

配信

2018年6月6日(水)より各種プラットフォームにて配信開始

はじまりのボーイミーツガール

2016年/フランス/原題:Le Coeur en braille/スコープ/カラー/5ch/89分/G
配給:キノフィルムズ・木下グループ

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