キノフィルムズ

公開終了
2014年5月17日(土)公開

醒めながら見る夢

君と一緒に生きるため 長いまどろみから今、抜け出す
真実の愛を求め彷徨う男女の うつくしくも切ない 喪失と再生の物語
[監督・脚本]辻仁成 ×[映画初主演]堂珍嘉邦 ×[ヒロイン]高梨臨

イントロダクション

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主人公の優児を演じるのは、CHEMISTRY として活躍し、現在はソロミュージシャンとして活動の幅を広げる堂珍嘉邦。苦悩しながらも真実の愛に辿り着く難役を映画初主演ながら見事に演じきった。そんな優児を穏やかに愛するヒロイン・亜紀に、カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作『ライク・サムワン・イン・ラブ』で国際的に注目を集めた高梨臨。その妹・陽菜には、映画出演作が続き注目度が高まる石橋杏奈。陽菜に惹かれていく文哉を、若手実力派の村井良大が演じている。その他、松岡充、高橋ひとみという個性豊かな実力派俳優たちが集結し、白昼夢のようなラブストーリーにリアリティを吹き
込んでいる。脚本・監督は、小説家・ミュージシャン・演出家など多彩な顔を持つ辻仁成。11 年に自身が作・演出しロングランヒットした音楽劇を、装いを新たにして映画化した。更に、映画のために自ら作詞・作曲を手がけ、堂珍が珠玉の歌声で歌い上げた主題歌は、永遠の愛をめぐる物語にさらなる奥行きを生み、未来が見えづらい現代を生きる人々の心を、希望の灯りで照らしてくれるだろう。舞台は、祭で活気づく真夏の京都。路地裏や鴨川のほとりなど、さりげない京都の表情を切り取り、多くの人が出会いと別れを繰り返してきた悠久の歴史を持つ古都でしか撮れない映画が完成した。

ストーリー

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祇園祭が近づく京都。
劇団の人気演出家・優児とその恋人・亜紀はひそかに結婚し、暮らし始めていた。次回公演の準備を始めたばかりの優児だったが、虚ろな表情でどこか様子がおかしい。そんな彼の前に、ある日、亜紀の妹・陽菜が現れる。亜紀に関する秘密を告げようとする陽菜に対して、頑なに冷たい態度をとる優児。由緒あるサロンバーを営む家で生まれ育った陽菜には、亜紀がいなくなった今、後継としての期待がかけられていた。それを重荷に感じる陽菜は、死別した父親への思慕、姉への裏切りと後悔・・・様々なものに押しつぶされそうな中で、孤独な青年・文哉と知り合う。
一方、次第にやつれ、周囲を遠ざけるようになった優児が、とうとう「劇団をやめる」と言い出した。心配した劇団主宰・竜也が家を訪ねると、そこで明らかになったのは、優児と亜紀の生活に隠されていた思いもよらない真実だった――

堂珍嘉邦

〈優児〉
1978年11月17日 広島県出身
01年、CHEMISTRYとしてデビュー。ヴォーカルデュオの代名詞となり、CD総売上1,800万枚を誇る日本を代表するアーティストとなる。12年、ソロミュージシャンとしての活動を開始し、これまでに2枚のソロアルバムを発表。俳優としては、09年、『真夏のオリオン』でデビューした後、11年に音楽劇[醒めながら見る夢]で主演を務めた。その映画化となる本作では、舞台に続いて主人公・優児を演じるほか、主題歌も歌っている。

高梨臨

〈亜紀〉
1988年12月17日 千葉県出身
08年、『GOTH』で映画デビュー後、「侍戦隊シンケンジャー」(09)のシンケンピンクでブレイクする。12年には、カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ正式出品され大きな話題となったアッバス・キアロスタミ監督の『ライク・サムワン・イン・ラブ』に主演し、海外メディアからも高い評価を受けた。同作で、第27回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞する。その他の代表作に『すべては君に逢えたから』(13)、『KILLERS』(14)などがある。現在、オンエア中のNHK連続テレビ小説「花子とアン」やDlife「東京ガードセンター」に出演中に加え、公開待機作として『わたしのハワイの歩きかた』(6月14日公開)がある。

石橋杏奈

〈陽菜〉
1992年7月12日 福岡県出身
08年、デビュー作『きみの友だち』で映画初主演にして第30回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。主な映画出演作に『マイ・バック・ページ』(11)、『ミロクローゼ』、『妖怪人間ベム』(共に12)、『千年の愉楽』、『不安の種』、『HEART BEAT』、『ゆめのかよいじ』(以上すべて13)などがある他、ドラマ「たべるダケ」「ロストデイズ」ではヒロインを務めバラエティ「LIFE!人生に捧げるコント」にレギュラー出演し、幅広く活躍。公開中の『L♡DK』(公開)、『百瀬、こっちを向いて。』に出演しているのに加え、公開待機作として『学校の怪談/呪いの言霊』(5月23日公開)が控えている。

村井良大

〈文哉〉
1988年6月29日 東京都出身
07年、「風魔の小次郎」主演でドラマデビュー。その後、『仮面ライダーディケイド』で仮面ライダークウガを演じる。『仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイドMOVIE大作戦2010』、『華鬼 三部作~響×桃子編』(以上、すべて09)などに立て続けに出演し、一躍注目を集める。以後、主演を務めた[弱虫ペダル]シリーズ(12~14)や[真田十勇士]など多数の舞台に出演するほか、ドラマ「怪奇大作戦 ミステリー・ファイル」(13)、「乾杯戦士 アフターⅤ」(14)など、精力的に活動している。辻監督との仕事は音楽劇[醒めながら見る夢](11)、リーディングドラマ[辻仁成 その後のふたり](13)に続いて3度目となる。

松岡充

〈竜也〉
ロックバンドSOPHIAのヴォーカリストとしてデビューし、「街」「黒いブーツ」など数々の代表曲を作曲、全楽曲の作詞を担当。他アーティストへの楽曲提供やプロデュースなどの音楽活動に加え、テレビドラマ・舞台・ミュージカル・映画で主演し、俳優としても注目される。代表作に、CX「人にやさしく」、劇場版『仮面ライダーW FOREVER A to Z/運命のガイアメモリ』(10)、『御手洗薫の愛と死』(14)、音楽劇[リンダリンダ](04/12)、グランドミュージカル[タイタニック](07/09)、舞台[キサラギ](09/10)など。番組MC、プロダクトデザイン、写真集・小説の発表など、多彩な分野で活躍するクリエーターアーティストである。

高橋ひとみ

〈悠乃〉
1961年8月23日 東京都出身
79年、舞台[バルトークの青ひげ公の城]でデビュー。80年、日仏合作映画『上海異人娼館』で映画デビュー後、83年に大ヒットドラマ「ふぞろいの林檎たち」でテレビドラマデビューを果たす。以後、舞台・ドラマ・映画とジャンルを問わず幅広く活躍する。主な代表作に『疾走』(05)、『天国からのラブレター』(07)、『春よこい』(08)、『エイトレンジャー』(12)などがある。

スタッフ

  • 脚本・監督:辻仁成

    1959年10月4日 東京都出身
    小説家としてHitonari TSUJI、映画監督としてJinsei TSUJIの名前とキャリアを持つ。80年、ロックバンドECHOESのボーカリストとしてデビュー。ミュージシャンとして活躍する一方で、89年「ピアニシモ」ですばる文学賞を受賞し、作家としてデビュー。97年「海峡の光」では第116回芥川賞、99年「白仏」のフランス語翻訳本「ル・ブッダ・ブラン」で日本人初のフェミナ賞を受賞する。著作物はフランス、ドイツ、スペイン、イタリア、韓国、中国をはじめ世界各国で翻訳されている。映画監督としては99年、『千年旅人』でデビュー。同作は第56回ヴェネツィア国際映画祭批評家週間に出品される。前作『その後のふたり』(13)では、脚本・監督に加え、坂井真紀と共に主演している。

    《フィルモグラフィー》
    1999年『千年旅人』 第56回ヴェネツィア国際映画祭 批評家週間出品
    2001年『ほとけ』 第51回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門出品
    2002年『フィラメント』 第37回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 コンペティション部門出品 The International Ecumenical Jury of the Christian Churches受賞
    2002年『目下の恋人』
    2009年『ACACIA』 第22回東京国際映画祭 コンペティション部門出品
    2013年『その後のふたり』

  • 原作「醒めながら見る夢」辻仁成・著(発行:株式会社KADOKAWA)

醒めながら見る夢

2014年/日本/R15/107分
制作・配給:キノフィルムズ
©2014「醒めながら見る夢」製作委員会