デリーの総督の屋敷、それはインドのイギリス統治者の家だった。
1947年の6か月間、ルイス・マウントバッテンは、インドを返却する為に、最後の総督の役職を引き受けた。
彼は妻と娘と共に2階に、下の階には500人のヒンズ―教徒、イスラム、シーク教徒の使用人が住んでいた。
2階では政治のエリートたちが、インド独立の論議を行い衝突、世界に多大な影響を与える歴史的な決断がなされようとしていた。
彼らはインドを分断し、パキスタンに新しい国を作り出そうという、人類史上もっとも大きな移民政策を打ち出そうとしていたのだ。