キノフィルムズ

公開終了
2017年9月30日(土)公開

エタニティ 永遠の花たちへ

時に運命に揺れながらも日々の暮らしを慈しみ、あふれる愛を未来へとつないでゆく、3世代の女性たちの命の輝きを描く感動の物語

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『青いパパイヤの香り』『夏至』『ノルウェイの森』のトラン・アン・ユン監督が、フランス3大女優の稀有なる共演で贈る人生讃歌
ヴァランティーヌには『アメリ』のオドレイ・トトゥ、マチルドには、『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロラン。ガブリエルには『アーティスト』のベレニス・ベジョ。その美しさと類稀なる演技力で世界から称賛される3人の夢の共演が叶った。
監督は、『青いパパイヤの香り』でカンヌ国際映画祭のカメラ・ドールとユース賞をダブル受賞したトラン・アン・ユン。映像の名手が捉えるのは、伝統を大切にする人たちの丁寧な暮らしぶり。季節の花が咲き誇る庭に、代々受け継がれてきた調度品が並ぶ邸宅。そこで営まれる、お茶の時間や一族の食事会、子供たちのピアノやバレエの練習風景が丹念に映し撮られる。さらに、穏やかな日々にさざ波を立てる、結婚や誕生の歓喜の時と、死や別れの悲しみの時。そのすべてが人生の美しい瞬間であり、世代から世代へと愛が受け継がれることで、私たちの輝きも“エタニティ=永遠”なのだ。命の素晴らしさを祝福するラストシーンで、観る者すべてを幸福感に包む人生讃歌が完成した。

ストーリー

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花と緑に囲まれたフランスの美しい邸宅を舞台に、時に運命に揺れながらも日々の暮らしを慈しみ、あふれる愛を未来へとつないでゆく、3世代の女性たちの命の輝きを描く感動の物語
ヴァランティーヌがジュールと結婚した理由は、19世紀末フランスの上流階級においては少し変わっていた。親が決めた婚約を自分で破棄したのだが、それでも諦めないジュールに初めて心を動かされたのだ。夫婦の愛は日に日に深まっていったが、病や戦争で子供たちを失ってしまう。そんなヴァランティーヌに再び喜びをくれたのは、無事に成長した息子のアンリと幼なじみのマチルドの結婚だった。マチルドの従姉妹のガブリエルと夫も頻繁に訪れるようになり、大家族のような賑やかで幸せな日々が続く。だが、運命は忘れた頃に意外な形で動き始める――。

オドレイ・トトゥ

|ヴァランティーヌ|
1976年、フランス、ボーモン生まれ。TVシリーズや短編映画に出演した後、長編映画デビュー作『エステサロン/ヴィーナス・ビューティ』(99)で、セザール賞有望若手女優賞を獲得し、一躍注目される。続いて、主演を果たしたジャン=ピエール・ジュネ監督の『アメリ』(01)が世界各国で大ヒットを記録し、英国アカデミー賞にノミネートされ、世界中から愛される人気女優となる。その後も、ジュネ監督の『ロング・エンゲージメント』(04)でセザール賞、『ココ・アヴァン・シャネル』(09)で同賞と英国アカデミー賞にノミネートされ、フランスを代表する演技派女優として認められる。2006年には、世界的大ベストセラーをロン・ハワード監督が映画化したハリウッド超大作『ダ・ヴィンチ・コード』に重要な役柄で出演、トム・ハンクスと共演し、自身のキャリアをさらに華やかなものにする。その他の出演作は、セドリック・クラピッシュ監督の『スパニッシュ・アパートメント』(02)、スティーヴン・フリアーズ監督の『堕天使のパスポート』(02)、ミシェル・ゴンドリー監督の『ムード・インディゴ うたかたの日々』(13)と『グッバイ、サマー』(15)など。最新作は、ジョン・タートゥーロ監督・出演の『Going Places』(17)。

メラニー・ロラン

|マチルド|
1983年、フランス、パリ生まれ。主役を務めた『マイ・ファミリー/遠い絆』(06・未)の演技が高く評価され、セザール賞有望若手女優賞を受賞する。2009年には、クエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』でアメリカに進出し、世界的に注目される。監督としても活躍し、ドキュメンタリー映画『TOMORROW パーマネントライフを探して』(15)は、セザール賞ドキュメンタリー賞を獲得する。美貌と知性をあわせ持つ存在として、称賛されている。その他の主な出演作は、『スノーボーダー』(03)、『あなたを待つ人生』(04)、『真夜中のピアニスト』(05)、『オーケストラ!』(09)、『黄色い星の子供たち』(10)、ユアン・マクレガー共演の『人生はビギナーズ』(10)、『突然、みんなが恋しくて』(11・未)、『ラスト・アサシン』(11・未)、『グランド・イリュージョン』(13)、ジェイク・ギレンホール共演の『複製された男』(13)、ビレ・アウグスト監督の『リスボンに誘われて』(13)、『ミモザの島に消えた母』(15)、アンジェリーナ・ジョリー監督の『白い帽子の女』(15)など。

ベレニス・ベジョ

|ガブリエル|
1976年、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。3歳でフランスに移住する。『囚われの女』(00)などに出演した後、ヒース・レジャー共演の『ROCK YOU! [ロック・ユー!]』(01)で、ハリウッドに進出する。その後、私生活でもパートナーであるミシェル・アザナヴィシウス監督の『アーティスト』(11)でチャーミングなヒロイン役を演じて絶賛され、セザール賞に輝き、アカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞にノミネートされる。その他の出演作は、『ブラウン夫人のひめごと』(02)、アザナヴィシウス監督の『OSS 117私を愛したカフェオーレ』(06・未)と『あの日の声を探して』(14)、『プレデターズ エヴォリューション』(10・未)、『タイピスト! 』(12)、カンヌ国際映画祭女優賞を受賞し、セザール賞にノミネートされた『ある過去の行方』(13)、『ラスト・ダイヤモンド 華麗なる罠』(14・未)、『シークレット・オブ・モンスター』(15)、『甘き人生』(16)など。最新作は、アザナヴィシウス監督の『Le redoutable』(17)。

スタッフ

  • 監督:トラン・アン・ユン

    1962年、ベトナム生まれ。1975年、ベトナム戦争から逃れて、両親と弟とフランスに移住する。エコール・ルイ・リュミエールにて映画製作を学び、1987年に同校の卒業プロジェクトとして制作したものが、短編映画初監督作品となる。1993年、『青いパパイヤの香り』で長編映画監督デビューを果たす。1950年代のサイゴンを舞台に、裕福な家庭に奉公に出された少女の成長を描いた物語で、パリのスタジオにサイゴンを再現して撮影する。この作品は、カンヌ国際映画祭に出品され、カメラ・ドール(新人監督賞)とユース賞に輝き、新しい才能が出現したと世界を沸かせた。さらに、フランス国内でも高く評価され、セザール賞新人監督作品賞を受賞する。監督2作目の『シクロ』(95)では、現代のベトナムが抱える様々な問題に焦点をあて、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、トラン・アン・ユンは同部門で受賞を果たした最年少の監督の一人となる。続いて、同じくベトナムを舞台にした『夏至』(00)、ロサンゼルス、フィリピン、香港を舞台にし、ジョシュ・ハーネットや木村拓哉、イ・ビョンホンなど国際色豊かなキャストによるサスペンス『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(09)を監督する。2010年、村上春樹の世界的ベストセラー小説を映画化した『ノルウェイの森』を監督。松山ケンイチを主演に迎え、全編を日本で撮影する。

  • 撮影監督:マーク・リー・ピンビン

    1954年、台湾生まれ。トラン・アン・ユン監督作品は、『夏至』(00)、『ノルウェイの森』(10)を手掛けている。ウォン・カーウァイ監督の『花様年華』(00)の絵巻物のように美しい映像で、全米批評家協会賞、NY批評家協会賞を受賞する。ホウ・シャオシェン監督作品でも知られ、『童年往時/時の流れ』(85)、『恋恋風塵(れんれんふうじん)』(86)、『珈琲時光』(03)、近年では『黒衣の刺客』(15)などを担当する。日本の監督からもリスペクトされ、行定勲監督の『春の雪』(05)、是枝裕和監督の『空気人形』(09)を手掛ける。その他の作品は、アン・ホイ監督の『女人、四十。』(95)、田壮壮監督の『春の惑い』(02)、セザール賞にノミネートされた『ルノワール 陽だまりの裸婦』(12)など。

  • 編集:マリオ・バティステル

    トラン・アン・ユン監督作品は、『夏至』(00)、『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(09)、『ノルウェイの森』(10)を手掛けている。その他の作品は、ジョン・マルコヴィッチ監督、ハビエル・バルデム主演の『ダンス・オブ・テロリスト』(02・未)、ヴァネッサ・パラディ主演の『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』(04)、ジョン・マルコヴィッチ主演の『Drunkboat』(10)など。

  • 視覚効果スーパーバイザー:ヤン・ブロンデル

    数々の大作や話題作の視覚効果を手掛ける。その作品は、ジョエル・シューマカー監督の『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』(97)、デヴィッド・フィンチャー監督の『ファイト・クラブ』(99)、ミシェル・ゴンドリー監督の『ヒューマン・ネイチュア』(01)、オドレイ・トトゥ主演の『愛してる、愛してない… 』(02)、アル・パチーノ主演の『シモーヌ』(02)、ニコラス・ケイジ主演の『ロード・オブ・ウォー』(05)、ジュリアン・シュナーベル監督の『潜水服は蝶の夢を見る』(07)、『ラスト・ブラッド』(09)、ジェラール・ドパルデュー主演の『アストリックスの冒険 秘薬を守る戦い』(12・未)と『クリムゾン・プロジェクト』(13・未)、リュック・ベッソン製作の『トランスポーター イグニション』(15)など。

  • ナレーション/美術:トラン・ヌー・イェン・ケー

    1968年、ベトナム生まれ。トラン・アン・ユン監督の公私にわたるパートナー。『青いパパイヤの香り』(93)、『シクロ』(95)、『夏至』(00)、『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(09)に出演。女優業のみならず、『青いパパイヤの香り』では美術、『シクロ』ではセット・デザインを担当し、『ノルウェイの森』(10)ではプロダクション・デザインと衣装デザインを務めている。

  • 衣装デザイン:オリヴィエ・ベリオ

    1963年生まれ。ジュリアン・シュナーベル監督の『潜水服は蝶の夢を見る』(07)でアメリカ衣装デザイナー組合賞に、リュック・ベッソン監督の『アデル/ファラオと復活の秘薬』(10)と、ギヨーム・ガリエンヌ監督・主演の『不機嫌なママにメルシィ!』(13)でセザール賞にノミネートされる。ベッソン監督作品で知られ、ミシェル・ヨー主演の『The Lady アウンサンスーチーひき裂かれた愛』(11)、ロバート・デ・ニーロ主演の『マラヴィータ』(13)、スカーレット・ヨハンソン主演の『LUCY /ルーシー』(14)、最新作の『Valerian and theCity of a Thousand Planets』(17)を手掛けている。その他の作品は、リーアム・ニーソン主演の『96時間』(08)と『96時間/レクイエム』(14)、ジョン・トラヴォルタ主演の『パリより愛をこめて』(10)、ケヴィン・コスナー主演の『ラストミッション』(14)など。

エタニティ 永遠の花たちへ

2016年/フランス=ベルギー合作/原題:Éternité/フランス語/カラー/シネマスコープ/1時間55分/G
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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