2021年1月22日(金)配信
2021年3月12日(金)発売
未曾有の戦いとなった第二次世界大戦の中でも、歴史を左右するターニングポイントとなった激戦として知られるミッドウェイ海戦。激突したのは、日本とアメリカ。1942年、北太平洋のハワイ諸島北西のミッドウェイ島に、巨大な航空母艦、世界最大の大和を含む超弩級の戦艦、戦闘機、急降下爆撃機、潜水艦が出動し、空中、海上、海中、そのすべてが戦場となった。そしてそこには、両軍ともに、国を愛し、覚悟を持って戦った男たちがいた…。司令官たちの緊迫した頭脳戦、パイロットたちの壮絶な空中戦、彼らを船上から迎え撃つ決死の海上戦──何が、彼らの勝敗を分けたのか…?
日本の運命を決めた3日間の海戦の全貌が、今明かされる!
1941年の日本軍による奇襲とも言える真珠湾(パールハーバー)攻撃。戦争の早期終結を狙う山本五十六連合艦隊司令官の命により、アメリカ艦隊に攻撃を仕掛けたのだ。大打撃を受けたアメリカ海軍は、新たな指揮官に士気高揚に長けたニミッツ大将を立てた。両国の一歩も引かない攻防が始まる中、日本本土の爆撃に成功したアメリカ軍の脅威に焦る日本軍は、大戦力を投入した次なる戦いを計画する。
一方、真珠湾の反省から、日本軍の暗号解読など情報戦に注力したアメリカ軍は、その目的地を“ミッドウェイ”と分析、限られた全戦力を集中した逆襲に勝負を賭ける。そして遂に、総力をあげた激突へのカウントダウンが始まる──。
監督は、『インデペンデンス・デイ』シリーズ(96・16)のローランド・
エメリッヒ。観客のド肝を抜く一大スペクタクル映像の第一人者が、20年に及ぶリサーチと新たに発見された日本軍側の貴重な資料をもとに、両軍に敬意を捧げて史実を再現。さらに、ハリウッドならではのアメリカ国防総省の全面的な協力を得て、アメリカ海軍の潜水艦ボーフィンの内部、フォード島やパールハーバーの施設、ハワイのヒッカム空軍基地などの撮影が特別に許可された。
山本五十六、チェスター・ニミッツをはじめとした実在の人物を演じるために、ウディ・ハレルソン、パトリック・ウィルソン、デニス・クエイド、アーロン・エッカート、豊川悦司、浅野忠信、國村隼など日米の実力派俳優が集結。
戦争という究極の危機的状況で、勝敗を分けたものとは?―
頻発する大災害、未知のウイルスによる世界的被害、戦争に代わりいくつもの危機に直面する現代の我々に、歴史は極限状況を生き抜く術を教えてくれるだろう。
1941年12月7日(日本時間12月8日)歴史が大きく動いた──ハワイ諸島、真珠湾(パールハーバー)に停泊していたアメリカ海軍の艦隊が、日本軍の艦上機部隊によって急襲されたのだ。大将山本五十六(豊川悦司)の命により、南雲忠一中将(國村隼)や山口多聞少将(浅野忠信)らの空母機動部隊が、奇襲攻撃を仕掛けたのだった。ハルゼー提督(デニス・クエイド)率いる空母エンタープライズが報せを受け、パイロットたちが日本艦隊を追うが、既にその姿はなかった。カリスマパイロットとして一目置かれているディック・ベスト(エド・スクライン)らは真珠湾に帰港し、その惨状を目の当たりにして愕然とする。
兵力とプライドに大打撃を受けたアメリカ軍は、士気を取り戻し、日本に反撃するため、太平洋戦域の新たな総司令官に、ニミッツ大将(ヴディ・ハレルソン)を任命する。ニミッツは着任早々、情報将校のレイトン少佐(パトリック・ウィルソン)に、「山本大将の考えを読み、彼の次の動きを教えろ」と命じるのだった。
1942年2月1日(日本時間2月2日)アメリカ軍はマーシャル諸島の日本軍基地を爆撃、ディックの活躍で基地を破壊することに成功する。さらに4月18日にはドゥーリトル中佐(アーロン・エッカート)が指揮する爆撃隊が東京などを空襲し、日本にダメージを与える。山本は本土を危険にさらしたことに焦りを覚えながらも、山口の進言を受けて空母を珊瑚海へと進める。それを察知したエンタープライズの追撃をかわし、5月8日、日本はアメリカ空母レキシントンの撃沈に成功した。
一進一退の攻防の中、レイトン少佐が統括する戦闘情報班が、日本の通信を傍受して暗号を解読、日本の次なる目的地は“ミッドウェイ”だと判明する。情報戦では一歩先を行ったアメリカだが、日本軍は空母4隻、航空機250機以上、後方には山本が乗った世界最大の戦艦〈大和〉も控え、今や世界から「無敵」と恐れられていた。対するアメリカ軍は、限られた戦力をかき集めて、ミッドウェイの北東に空母3隻を配置し、潜水艦で前哨線を設け、ミッドウェイの基地にも戦闘機や爆撃機を配備して守りを固めた。
6月4日(日本時間6月5日)、山本の令により、南雲中将、山口少将ら日本軍の艦上機隊がミッドウェイへ向けて出撃し、銃爆撃の雨を降らせていく。一方、空母エンタープライズからも艦上機隊が日本艦隊へ向けて出撃、海中では潜水艦が、待ち伏せを仕掛けていた。そんな中、日米両軍が兵力と知力のすべてを注いだ、両国共に絶対に負けられない海戦は、最も重要な局面へと突入する──!
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