キノフィルムズ

CLIMAX クライマックス

カンヌ国際映画祭が動揺した!世界を挑発し続ける鬼才ギャスパー・ノエ最新作。
理性も理屈も理解もいらない――疑似トランスに溺れる狂乱の97分間。

イントロダクション

2018年カンヌ映画祭 監督週間で初上映され、大賛否を巻き起こした本作。その衝撃的な内容に動揺する観客たちを尻目に、本作は同映画祭監督週間にて芸術映画賞を受賞。アメリカでは5館限定公開にも関わらず、館アベレージが2.4万ドルと大ヒットを記録した。
雪が降る山奥の廃墟に集まった22人のダンサー。彼らは、知らず知らずにLSD入りのサングリアを飲み、集団ドラッグ中毒に陥る。抜け出すことも逃げ出すこともできない――その狂乱とカオスの一晩を、視覚&聴覚を刺激する圧巻の熱量と興奮で描き切った97分間。
グラミー賞受賞アーティスト「ダフト・パンク」の書き下ろしを含む、70年代ディスコミュージックを中心としたナンバーにのせて、世界各国から集められた演技未経験のプロダンサー21人が圧巻のパフォーマンスを魅せる!その熱量に圧倒されること間違いなし!
『カノン』(98)、『アレックス』(02)、『エンター・ザ・ボイド』(09)、『LOVE 3D』(15)に続き、長編5作目の本作にてまさに絶頂(クライマックス)を迎えたギャスパー・ノエの才能を、スクリーンで体感せよ。

ストーリー

LSD入りのサングリアで集団ドラッグ中毒に陥った22人のダンサーたち
理性を失った人間たちの狂った饗宴、その行く末とは――

1996年のある夜、有名な振付家の呼びかけで選ばれた22人のダンサーたちが人里離れた廃墟に集まり、アメリカ公演のための最後のリハーサルをしている。彼らの集まる建物には電話がない。山奥のために携帯も通じない。そして、外では雪が降っている。公演前の最後の仕上げともいうべき激しいリハーサルを終え、打ち上げパーティを始めたダンサーたちは、爆音ミュージックに体を揺らしながら、大きなボールになみなみと注がれたサングリアを浴びるように飲んでいた。
しかし、そのサングリアにはLSD(ドラッグ)が混入しており、ダンサーたちは、次第に我を忘れトランス状態へと堕ちていく。エクスタシーを感じる者、暴力的になる者、発狂する者・・・・一部の者にとっては楽園だがほとんどの者にとっては地獄の世界と化していくダンスフロア。
一体誰が何の目的でサングリアにドラッグを入れたのか?
そして、理性をなくした人間たちの狂った饗宴はどんな結末を迎えるのか・・・?

©2018 RECTANGLE PRODUCTIONS-WILD BUNCH-LES CINEMAS DE LA ZONE-ESKWAD-KNM-ARTE FRANCE CINEMA-ARTEMIS PRODUCTIONS
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劇場公開日
2019年11月1日(金)
時間
97分
スタッフ
監督・脚本:ギャスパー・ノエ
キャスト
ソフィア・ブテラ
ロマン・ギレルミク