2020年5月13日(水)配信
2020年5月13日(水)発売
潜伏していた“隠れビッチ”な女たち
現代女性に贈る、歪み痛みを和らげる処方箋
ぶりっ子、おやじギャル、コギャル、猛禽女子、小悪魔系女子、肉食系&草食系女子など、時代の変化とともに生み出されてきた、女性をカテゴライズする様々なネーミング。イラストレーターで漫画家のあらいぴろよが考案した“隠れビッチ”とは、彼女が自身の体験をベースに描いたコミックエッセイ「“隠れビッチ”やってました。」(光文社刊)によると、一見すると清楚だが、実は男心を弄ぶビッチのこと。映画『“隠れビッチ”やってました。』の主人公・ひろみはまさしく“隠れビッチ”の完全体だ。“隠れビッチ”というネーミングは強烈だけれど、その根っこにある要因は、「愛されたい」という願望、傷つくことへの極度の恐れ、自信のなさからくる承認欲求など、性別は関係なしに誰もが多かれ少なかれもっている普遍的なものばかり。ひろみの場合はそれを少々こじらせすぎてしまったけれど、自分に向き合い、自分の弱さや自信のなさを受け入れて、一歩を踏み出そうと前を向く。『“隠れビッチ”やってました。』は、自分の黒い部分や過去の傷を隠している人にとって、ある種の処方箋のような映画なのだ。
26歳の独身女・ひろみの趣味&特技は異性にモテること。 絶妙のタイミングでのスキンシップや会話術で相手を翻弄し、「好きです」と告白させたら即フェイドアウト。 そんなひろみに、シェアハウス仲間のコジと彩は呆れ顔で「最低の“隠れビッチ”ね!」とたしなめるも、彼女の耳には届かない。 ある日、気になるお相手・安藤が現れるも、数年ぶりの負け試合。 さらに安藤を本気で好きになっていたことに気づき、ショックを受ける。 やけ酒をあおり酔いつぶれているところを、同じ職場の三沢に目撃され、すっかり醜態をさらしてしまう。 ひろみは“隠れビッチ”だということを打ち明け、封印してきた過去と向き合い始める。 本当のしあわせに気づいた時、彼女が出した答えとは…。
©2019『“隠れビッチ”やってました。』フィルムパートナーズ / 光文社
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