キノフィルムズ

存在のない子供たち

存在のない子供たち

2018年カンヌ国際映画祭を震わせ、コンペティション部門〈審査員賞〉〈エキュメニカル審査員賞〉を受賞。
本年度アカデミー賞〈外国語映画賞〉ノミネート。
全世界へと広がり続けている絶賛の波が、ついに日本へも押し寄せる!!

イントロダクション

両親を告訴するという衝撃的なオープニングから観客の心を鷲づかみ、物語をひと息に過去へと遡らせ、なぜ彼が法廷に立つに至ったのか、その理由と経緯をつぶさに描き出し、世界を揺るがした。
ゼインが求めているもの、それはすべての子供たちにあるはずの〈愛される権利〉。その権利を手にするまでの長い旅路に胸を締めつけられながらも、希望の光が差すラストに、新たなる出発の無事と幸運を祈らずにはいられない慟哭の物語。

ストーリー

わずか12歳で裁判を起こしたゼイン。訴えた相手は、自分の両親だ。裁判長から「何の罪で?」と聞かれたゼインは、まっすぐ前を見つめて「僕を産んだ罪」と答えた。中東の貧民窟に生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、自分の誕生日も知らないし、法的には社会に存在すらしていない。学校へ通うこともなく、兄妹たちと路上で物を売るなど、朝から晩まで両親に働かされている。唯一の支えだった大切な妹が11歳で強制結婚させられ、怒りと悲しみから家を飛び出したゼインを待っていたのは、さらに過酷な“現実”だった。果たしてゼインの未来とは―。

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劇場公開日
2019年7月20日(土)
時間
125分
スタッフ
監督・脚本・出演:ナディーン・ラバキー
キャスト
ゼイン・アル=ラフィーア
ヨルダノス・シフェラウ
ボルワティフ・トレジャー・バンコレ
カウサル・アル=ハッダード
ファーディー・カーメル・ユーセフ
シドラ・イザーム
アラーア・シュシュニーヤ