『教皇選挙』が第97回アカデミー賞 8部門ノミネート
2025年1月23日日本時間1月23日(木)に発表された第97回アカデミー賞🄬において、『教皇選挙』が作品賞、主演男優賞(レイフ・ファインズ)、助演女優賞(イザベラ・ロッセリーニ)、脚色賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、作曲賞の8部門にノミネートを果たしました。
本年1月初旬に第82回ゴールデングローブ賞で脚本賞を受賞した本作は、第30回クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)において最多タイ11部門にノミネートされているほか、先日発表された第78回英国アカデミー賞(BAFTA)においても最多12部門にノミネートを果たし、映画賞レースでも圧倒的な存在感を放っています。さらに本作はアカデミー賞の結果にもっとも近いと言われる、全米製作者組合賞(PDA)の作品賞、全米監督組合賞(DGA)の監督賞、全米映画俳優組合賞(SAG)の作品賞にあたるキャスト賞と主演男優賞(レイフ・ファインズ)にノミネート。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞やアメリカ映画協会(AFI)が発表する今年の映画トップ10を含め、ほぼ全ての前哨戦を網羅しており、その勢いはとどまるところを知りません。
今回のノミネーションによって、レイフ・ファインズは『イングリッシュ・ペイシェント』(96)以来28年ぶり2度目の主演男優賞ノミネートとなり、助演女優賞の候補となったイザベラ・ロッセリーニは、50年近いキャリアにおいて初のオスカーノミネートとなります。『007』や『ハリー・ポッター』シリーズなどで強い印象を残すも、近年は賞レースから遠のいていたレイフ・ファインズは悲願のオスカー獲得となるか?そしてエドワード・ベルガー監督は、英国アカデミー賞、アカデミー賞ともに驚異の快進撃を見せた『西部戦線異状なし』に続く快挙となるのか、引き続きご注目ください。