キノフィルムズ

『逃げきれた夢』カンヌ国際映画祭ACID部門 正式出品決定

2023年4月18日

本日4月18日に『逃げきれた夢』が第76回カンヌ国際映画祭のACID部門への正式出品が決定しました。ACID部門は、監督週間と批評家週間に並ぶカンヌ映画祭の3つの並行部門のひとつであり、1993年に芸術的な作品を支援するために映画作家たちが創設した「インディペンデント映画普及協会(ACID)」が独自に立ち上げ、作品選定・運営を行っています。この30年の歴史を持つ重要な部門では毎年世界の先鋭的な9作品を紹介しており、今年は約600作の応募作品から『逃げきれた夢』が見事正式出品作のひとつとして選出されました。昨年同部門に出品された『やまぶき』(山﨑樹一郎監督)に続けて日本で2本目という快挙を遂げました。
選定委員による『逃げきれた夢』の選定理由には「非常に深みのある作品」、「演出、そしてシーンの構築が素晴らしい。儚さを受け入れなければならないが、そこに飛び込むと、逸品が待っている。」といった本作を高く評価する言葉が挙げられました。
また、二ノ宮隆太郎監督は「尊敬するキャスト、スタッフの皆さんとご一緒できましたこと、そして素晴らしい環境で上映できることに感謝しかないです」、主演の光石研さんからは「カンヌでの上映、観て頂いた方々の反応が楽しみです。そして、個人的には我が九州弁がカンヌに轟く快感、身震いします。」といった歓喜のコメントも到着しました。

『逃げきれた夢』公式サイト