第1回 木下グループ新人監督賞

配給会社による映画監督発掘プロジェクト!

Supported by Kinofilms

1次審査通過者 発表(50音順)

木下グループ新人監督賞とは?

撮影機材も編集方法もデジタル化が進み、誰もが簡単に映画を作れるようになりましたが、新たな監督や脚本家など、日本映画界の次代を担う新しい才能は、まだまだ活躍する場を与えられていないのが現状です。自主映画の映画祭などで賞を獲った後、どうすれば 彼らが商業映画に進むことが出来るのか。ストーリーとアイデアがあっても、それを具現化する資金や術がない人たちは夢を実現出来ないのか。そんな才能溢れる若いクリエイターにむけて、我々は明確な道しるべを提示するために<木下グループ新人監督賞>を立ち上げます。初年度の今年は<なら国際映画祭><東京国際映画祭>とも連携し、新たな才能がより多くの映画関係者にも注目されるプロジェクトを目指します。

最終選考で選ばれた作品は?

劇場公開に向けて開発!

配給会社を有し、数多くの映画に参画する木下グループ主催の賞だから保証できること。せっかく作っても劇場公開ができなければ意味がありません。選出され映画化が実現した作品はキノフィルムズが配給致します。

5,000万円を上限とした製作費!

自主映画ではなく、商業映画としてのクオリティを確保するための適性な予算をキノフィルムズのプロデューサーと一緒にたてます。5,000万円を上限とし、劇場公開を目指します。

映画製作費とは別に賞金を授与!

グランプリ1本 賞金50万円、準グランプリ3本 賞金25万円
を授与します。これは映画製作費の上限5,000万円とは別に支払われます。

審査員は映画業界のトップクリエイター!

キノフィルムズスタッフに加え、プロデューサーや、国内外で活躍する映画監督が作品を選考します。

2016年 第1回審査委員長は 河瀨直美監督

河瀨直美監督 写真

審査委員長 河瀨直美監督 プロフィール

1997 初の劇場映画『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を史上最年少受賞
2007 『殯の森』カンヌ国際映画祭グランプリを受賞
2009 カンヌ国際映画祭に貢献した監督に贈られる「黄金の馬車賞」を受賞
2010 『玄牝-げんぴん』第58回スペインサンセバスチャン国際映画祭 国際批評家連盟賞を受賞
2011 『朱花(はねづ)の月』がカンヌ国際映画祭、コンペティション部門に正式招待
2012 パリ・シネマテークフランセーズにて河瀨直美回顧展を開催
2013 カンヌ国際映画祭に審査員として参加(日本人監督初)
2014 『2つ目の窓』がカンヌ国際映画祭、コンペティション部門に正式招待
2015 フランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」を叙勲
2016 カンヌ国際映画シネフォンダシオン部門、短編部門の審査委員長に就任
ニューヨーク近代美術館MOMAにて河瀨直美回顧展を開催。

募集内容・条件

長編映画(実写)の企画を募集します。原則として商業映画デビューとなる方に限りますが、全国公開実績延べ20スクリーン以下、興行収入500万円以下でしたら、公開実績があってもそれが1作であれば応募は可能です。プロアマ、年齢、性別、国籍、など一切の制限はございません。また、他の映画祭、コンクールに既出の企画でも応募可能ですが、その場合は既出の映画祭、コンクールの条件に準じてください。本プロジェクトは新人監督を発掘し、劇場公開する映画を制作していくことを目的としているため、応募者は監督ご本人となります。ただし、脚本家やプロデューサーなどチームでの参加も可能です。

選考の流れ

1次審査2017年3月予定

キノフィルムズスタッフで応募作品全企画を拝見し、審査。
企画者の過去作品なども踏まえて10本を選出し中間発表します。

2次審査2017年5月予定

1次審査を通った10本を製作、配給、宣伝の各観点から議論し、場合によっては審査員との面談をさせていただきます。10本の中からグランプリ1本、準グランプリ3本の計4本を選出し、結果発表します。

グランプリ:賞金50万円 準グランプリ:賞金25万円

※グランプリ、準グランプリの作品はキノフィルムズとともに開発に着手。映画化出来ると最終判断がされた企画を1本以上映画化し、配給。グランプリが必ずしも映画化されるとは限りません。配給できる作品にまで企画が練りあがらない場合は映画化しません。

第1回の募集は締め切りました